トレン道 4月19日 ジュンク堂書店 福岡店
毎週、様々な話題のモノをご紹介!
今週のテーマは、
「その一文に恋した」 作品 ベスト3!!
ということで、ジュンク堂書店 福岡店の小峠早織さんにお聞きしました!
ジュンク堂書店 福岡店
福岡市中央区天神1-10-13 メディアモール天神B1~4F
【TEL】092-738-3322
【営業時間】10時~21時 (4月・5月無休)
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-fukuoka.html
第3位 「薄闇シルエット」 角田光代(著)
主人公のハナは、下北沢で古着屋を経営している37歳。
仕事は順調で人生の勝ち組だと思っていた。
ところがある日、恋人から結婚を迫られたことを機に、幸せについて考えるようになる。
小峠さんが恋した一文・・・
「母の手作りケーキは あか抜けず、古典的でマンネリ化していた」
第2位 「少女七竈と七人の可愛そうな大人」 桜庭一樹(著)
美しい少女、川村七竈は淫乱の母から生まれた。
七竈の世界は鉄道のパノラマと親友の雪風だけで完成されていたのだが、
大人たちは美しい七竈をだんだんとそれぞれの事情により巻き込んでいく。
とにかく文章が美しい作品。
小峠さんが恋した一文・・・
「ああ、時よ止まれ。日々がただ美しいうちに。」
第1位 「女生徒」 太宰 治(著)
ごくごく平凡な女子大生の一日を一人称で書いただけの話。
特に重大な事件があるわけでもなく、「昨日より顔がブスかも」とか、
そういうどうでもいいことを思ったりする女生徒の一日。
女だからなんとなくわかる どうでもいい考えの数々。
小峠さんが恋した一文・・・
「純粋の美しさは、いつも無意味で、無道徳だ。」
来週もお楽しみに!