2019年12月7日(土)放送分【のだTてい.】

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【のだTてい.】 (懐石料理の逸品をリーズナブルに楽しめる和食居酒屋)

住所:福岡市中央区平尾3-5-7 白石ビル1階
電話番号:092-521-0877
営業時間:月~土 18:00~24:00(OS 23:00)
定休日:毎週日曜日(日曜日を含む連休の場合は最終日が定休)
オープン日:平成25年(2013年)12月6日(昨日、6周年を迎え7年目に突入)
お店の名前の由来:オーナー野田さんの「のだ」、そしてオーナーのお名前と奥さまのお名前のイニシャル「T」、さらに鯛骨麺の「T」の3つの「T」で「のだT」としたのが由来。
「T」の読み方は「てぃ」ではなく「てい」と読んでもらいたくて、ふりがなの「てい」を付け「のだTてい.」に。読み方は「のだてい」です。最後の「.(ドット)」は店名の字画合わせとの事です。

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【のだTてい.】人気の料理/鯛骨麺 (金額:830円/梅入り:1,050円(税込))
オーナーの野田さんは和食に携わって30年。以前は「割烹 よし田」で13年料理長をされていたそうです。「割烹 よし田」さんで鯛を扱う事があったので、鯛を使ったメニューを考えたとき、鯛の骨で出汁を取ることを思いつき鯛だし100%のスープを使用した鯛骨麺が生まれたそうです。

鯛骨麺は添加物を一切使用しておらず、「一般的なラーメンと比べると胃もたれせず元気がでる」とシメに食べるお客様が多く人気なんだそうです。また鯛骨麺は、お店でしか食べられないことや、中に入っている蒲鉾が美味しいとの声も多くお店の人気メニューになっているそうです。

この100%の鯛だし。出汁を取るのにそこまで時間は掛からないそうなのですが、実は出汁にする鯛の骨の仕込みに1週間程掛かるそうです。仕入れた鯛をそのまま使用すると余計な脂や臭みが出るのでキレイに処理し手間暇かけることで旨味が出るんだそうです。

そして鯛骨の出汁に合う麺。一見、豚骨ラーメンに使用されている細麺のように見えますが、実はこの麺、にゅう麺なんです。時間が経っても伸びにくく出汁と絡むよう製麺所にお願いして作ってもらった特注麺なんだそうです。

この鯛骨麺はシメに食べられる方が多いので、ゆっくり食べながら話をしていると麺がスープをすって伸びてきます。「少しでも伸びずに美味しいまま食べていただきたい」と思いにゅう麺にされたそうです。

まずはスープを頂きます。鯛の香りと旨味。体が喜ぶようなコクが押し寄せてきます。麺にはスープが絡み、しっかりとした鯛の旨味を感じます。
そして麺の上に乗った蒲鉾。この蒲鉾は鯛の身を使用した野田さん手づくりの逸品。

鯛骨のスープに肉が加わると鯛の風味や味が変化してしまうため、肉ではなくあえてスープと同じ鯛の身を使った蒲鉾を提供しているんだそうです。

蒲鉾のふわっとした食感にビックリ!口の中に鯛の旨味が広がります。少し炙られている部分があるので香ばしさがあり一緒に練り込まれているゴボウ・人参・玉葱がアクセントとなり野菜の食感と旨味を楽しめます。この野菜が鯛の風味をより引き立てていると感じました。この蒲鉾絶品です!

トッピングに梅干しもあります。この梅干しを入れるとスープに酸味とほんのり甘味が加わりスープを2度楽しめます。

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「西の星」に合うおすすめ料理/鯛骨だしのおでん(梅干し付)(金額:770円(税込))
鯛骨麺のスープを使用したおでん。このスープ(出汁)におでんの具が加わると食材の旨味が出汁に染み出て、鯛骨麺の時とは違った出汁の旨味を味わえます。

おでんと言えば辛子を付けて食べることが多いですが、【のだTてい.】さんでは辛子の代わりに梅肉と一緒に頂きます。和歌山で梅農園をされている野田さんの親類「寺谷農園」から紀州南高梅を取り寄せ梅干しにしているんだそうです。鯛骨麺と同じ梅干しで少し甘めのはちみつ梅になっています。「鯛骨麺と同じ出汁なのでおでんにも!」と取り入れたそうです。

出汁がしっかり染み込んだ大根を梅肉と一緒に頂きましまた。
「おでんに梅干し?」と思ったのですが、梅の酸味とはちみつの甘味が鯛骨出汁の塩気と合います!「この出汁と梅肉」納得の美味しさです!!

おでんの具は、大根・厚揚げ・糸こんにゃくをベースに日によって季節のものや野菜など彩りも考え、だいたい5品を1皿にされているそうです。この日は大根・厚揚げ・糸こんにゃくに、卵と小松菜でした。

鯛骨だしのおでんは10月から1月末日までの期間限定メニューなのでお早めにどうぞ。

今回、お話しをお伺いしたオーナーの野田さん。

「この鯛骨だしを使用した梅肉で食べるおでんは塩気があるので「西の星」の少し甘味がありあっさりした感じが、おでんの塩気と合うんですよ。」とおすすめして頂きました。

そして「西の星」のおすすめの飲み方は、水割り。「具材や、おでんの出汁を楽しみながら、「西の星」の水割りを飲むと甘味と塩気が丁度よく、どちらの味も引き立てくれ美味しく飲めますよ。」とおすすめ頂きました。

番組からのとっておき情報!

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イサキのあんかけ (金額:1,650円(税込)/魚の種類によって金額が変わります)
季節の魚を揚げ、その季節に合った野菜を使用した「あん」と一緒に頂きます。揚げた魚の上に野菜で彩られた「あん」がたっぷりかかってます。

この「あん」は、長年の経験から生まれた野田さんオリジナル。かつおの出汁「和」をベースにごま油を使った「中華」の風味を合せた「あん」になっています。

今回はイサキを頂きました。テーブルに到着するとまず「あん」のゴマ油の香りが食欲をそそります。イサキの白身には、かつおの出汁がしっかり効いています。イサキの白身を味わっていると軽く鼻に抜ける「あん」のゴマ油の香りが広がります。この組み合わせが楽しい!
イサキの白身と「あん」のハーモニーが楽しめる逸品です。

この料理のポイントは「あん」。
揚げた旬の魚をそのまま食べてもいいし、「あん」だけ食べても美味しい。
そしてこの2つを一緒に食べると美味しさが倍増します。

ここで番組おすすめの食べ方をご紹介!!
ご飯を注文し「あん」と一緒に食べてみてください。
この「あん」が中心となり一緒に食べるものをさらに美味しくしてくれます。
ご飯と食べたい方には対応して頂けるそうですのでぜひお試しください。

この他にも時期に応じてその季節に合った食材を生かした野田さんオリジナルのお料理が頂けるそうです。

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今回、お話をお伺いさせて頂いた【のだTてい.】オーナー野田さま、
「将来は、茄子、イカ、牡蠣など食材だけをメニューに載せて、その食材を使ったオリジナルの料理を提供していきたい。」とお話しいただきました。

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