【大いなる樹】 (日本酒と焼酎が自慢の炭火焼居酒屋)
住所:福岡市中央区天神3-4-28 天神ブロードウェイビル3階
電話番号:092-715-8353
営業時間:18:00~24:00(OS 23:00)
定休日:不定休
オープン日:平成24年(2012年)11月11日
お店の名前の由来:オーナー野上さんがタイで生まれ、タイネームが「セイターポン」。タイでは「大いなる樹」や「大きな木」、「偉大なる木」という意味がありこの「大いなる樹」をお店の名前にされたそうです。
【大いなる樹】人気の料理/ガイヤーン(タイ風鶏ももの炭火焼) (金額:970円(税込))
ガイヤーンの「ガイ」は『鶏肉』で、「ヤーン」は『焼く』と言う意味。甘辛いタレに漬け込んだ鶏のもも肉を、炭火でじっくり焼き上げるタイではよく屋台で食べられる料理です。
「大いなる樹」さんではタイの醤油やタイの香辛料などを使用しながらも、日本人の口にも合う醤油の甘辛いタレになっていて、この甘辛タレが照り焼きのようで食べやすいと人気なんだそうです。
この特製の甘辛いタレに鶏もも肉を2~3日漬け込んでから炭火でじっくり焼きます。
皮はカリっと香ばしく、中の肉はやわらかくて鶏もも肉の旨みと甘辛いタレの味がしっかり口の中に広がります。唐辛子や香辛料などのピリピリした辛さはありません。
このままでも充分楽しめるのですが、さらに辛さが欲しい場合は2種類のソースをつけて頂きます。オレンジ色のソースは少し辛味がくるスイートチリソース。
黒いソースはピリッとした唐辛子に茎の部分をペースト状にしたソースでパクチーが入っています。香りも広がり鶏もも肉をさらに楽しませてくれます。
「西の星」に合うおすすめ料理/焼魚 (金額:750円(税込)前後・魚の種類によって異なります)
取材でお伺いした日はマダラの一夜干しを頂きました。
地物の魚で良いものがあると仕入れ、みりん干しや一夜干しにされているそうです。
このマダラは仕入れた後、お店で一夜干しをするために魚独特の臭みになる部分をカットし岩塩のみで数時間寝かせています。
魚は炭火でじっくり焼いてくれています。白身と一緒に皮の部分を頂きます。皮の焦げ目がパリッとしていて香ばしさがあります。
白身のほくほくした甘味とほんのりとした塩の味が感じられる逸品です。
魚独特の臭みは全く無く、魚の旨みだけが前面に出ている感じです。
炭で焼いている香ばしさと風味が特徴で、とても美味しいです。
「醤油もありますよ」と醤油をだして頂きましたが、焼魚の香ばしさに丁度いい塩加減、気づくと醤油をつけず、そのまま全部頂いていました。
野上さんは、「西の星はクセがなくすっきりしているので、料理の素材を引き立ててくれます。
焼魚の一夜干しの旨味と風味が楽しめるのでおすすめです。」とおすすめ頂きました。
そして「西の星」のおすすめの飲み方はロック。「西の星 本来のすっきりした味を楽しめるロックで、焼魚と一緒に楽しんでもらえたら。」と教えて頂きました。
番組からのとっておき情報!
あら鍋(遅くても3日前までに要予約) (時期や仕入れ状況により金額に多少の変動がありますが大体 1人前3,300円前後(税込))
あらは一年中ありますが、これからの時期、あらはとても身に脂がのってくるのでさらに美味しいそうです。このあら、こちらも一夜干しなどと同様、魚独特の臭みが出ないように下処理し、冷蔵庫で2~3日寝かせます。寝かせることで魚自体の旨味がより引き立つそうです。(この仕込みがあるので予約は遅くても3日前までにお願いします)
あらをぶつ切りにした骨付きの身から取った出汁に醤油や酒などを加えた和風ベースの味付けに仕上がっています。出てきた鍋には出汁で取った骨付きのあらの身が入っているので、軽く沸騰したら骨付きの身を先に頂きます。しっかり出汁が染みて美味しい!
この骨付きの身を食べている間に、お皿にあるあらの身やキノコ、野菜を鍋に加えていきます。
あらの出汁の味がしっかり出ているので薬味などがなくてもそのまま頂けます。あらの身はホクホクで弾力があり、身にのった脂の旨味・甘味が楽しめます。深みがあって奥深い味。贅沢!!シメにはうどんを入れるのがおすすめだそうです。旬のあら鍋をぜひお楽しみください。
今回、お話をお伺いさせて頂いた【大いなる樹】オーナーの野上さま。
「今後は目立たずこのままゆっくりと奥様と2人でお店を続けて行けたらいいな。」とお話しいただきました。