食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、福岡のお店で見つけてきた、米焼酎とのペアリングを紹介しますよ。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?
今週は、「てーる・たん 無双」です。
「てーる・たん 無双」
福岡市中央区渡辺通1丁目10-1
092-739-3230
17:30 - 23:00(O.S.22:30)
定休日 不定休
ホテルニューオータニのすぐ横にある、テール・タンをメインにしたお店です。
40年続いた先代の跡を引き継ぎ、この店を復活させたいということで、
2017年にオープン。
店主の長谷川さんは、13年間、以前のお店で働いていました。
「良いお肉を出すのが看板を背負った使命だ」と言う長谷川さん。
部位や質にもこだわり、以前からのお付き合いがある業者から、
安く仕入れることができるため、リーズナブルに提供しています。
こだわりのテール、タンは、全て黒毛和牛のみになります。
現在のお店は、和牛のテール、タンだけではなく、
生け簀もあり、活魚も楽しめるようになっています。
魚介類は、唐津から直送。
魚は、アジ、カワハギ、イサキなど、季節によって変わります。
2月だと、カワハギが肝ものっていて美味しいそうです。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?
店主の長谷川さんにお話をお伺いしました。
(価格は税別です。)
人気メニュー
【タン刺し】(1400円)
一番人気です。
【テール塩焼き】(1000円から)
大きさによって値段は変わります。
それでは、米焼酎とのペアリングをご紹介しましょう。
【タン刺し】(1400円)
脂ののった奥タンと、タンを動かす希少な筋肉の部分の2種類を楽しめます。
薬味はネギ、おろし生姜、紅芯大根、カイワレ、玉葱などをお好みで。
霜降り肉のような奥タンはクセもなく、口の中でとろけるほど柔らかく甘いです。
筋肉の部分は、1頭から100gしかとれない希少なもの。
コリコリとした歯ごたえが楽しめます。
ボリュームがあって、これは安いです。
これに合わせたのが、「白岳しろ」ロックです。
刺身によく合わせられるロックは、肉刺しにも、とても合います。
【厚切りタンの塩焼き】(1400円)
分厚くて大きなタンは、最も柔らかいタン元の部位を使っています。
それに、塩を振り、炭火を使って、外はカリッと、中はレアに焼いています。
塩を少しつけて食べると、タンの甘みが引き立ちます。
旨味を閉じ込め、中はジューシーな厚切りタンは、
歯ごたえもあり満足感もあります。
これに合わせたのが、「白岳しろ」水割です。
タンの脂をすっきりと流してくれて、ガンガン飲めます。
【テール塩焼】(1000円から)
冷凍ではなく、生のみを使い、弱火で6時間かけてアクを抜きます。
それを注文が入ってから、もう一度スープで煮て焼いた、手間のかかった一品です。
トロトロのお肉にはしっかりと旨味が閉じ込められています。
そのままでも良いですが、塩ポン酢をつけるとあっさりと楽しむこともできます。
これに合わせたのが、「白岳しろ」お湯割です。
やはり、温かい料理には、温かい飲み物です。
口の中で喧嘩せず互いを引き立てあっています。
いかがですか?
「白岳しろ」は、1杯400円で楽しめます。
来週も、福岡で見つけた米焼酎とペアリングした一品を紹介していきます。
お楽しみに。