食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、福岡のお店で見つけてきた、米焼酎とのペアリングを紹介しますよ。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?
今週は、「焼鳥や山ちゃん」です。
「焼鳥や山ちゃん」
福岡市博多区博多駅前4-24-24
092-474-8170
17:00 - 25:00(L.O.24:30)
店休日 日曜日(月祝日の場合、日曜オープンで月曜日休み)
この辺りでは、いつも満席の超人気の焼鳥屋さんです。
実は、謎のアジア人もよく通っています。
7割ほどが常連で、一人で行っても、いつの間にか仲良くなってしまいます。
単身赴任の方も多く、大将が色々仲を取り持ってくれるとのこと。
なんだか、昭和の雰囲気が残っているお店です。
メニューはとても多く全部で100種類以上。
焼鳥だけで50種類以上あり、メニューにはない焼鳥もあります。
さらに、日々様々な料理に挑戦しているので、日替わりメニューまであります。
お酒のつまみになる一品から、焼きラーメン、
焼きそば、オムレツ、お茶漬けなどの締めまで対応します。
なのに、値段は激安。
例えば焼鳥は、普通の大きさなのに、1本50円からあります。
まさに庶民の味方です。
それも、朝から毎日、自分たちで串打ちするという努力の賜物です。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?
焼鳥で13年修業して、この店をオープンし、20年。
実は、市民ランナーで「はるかぜマラソン」にも出場してくれている、
店主の山下さんにお話をお伺いしました。
人気メニュー
(価格は税別です。)
【焼とり盛り合わせ】(1390円)
【豚ばら】(80円)
【胡麻カンパチ】(580円)
【山いも鉄板】(480円)
【エビタル】(580円)
それでは、米焼酎とのペアリングをご紹介しましょう。
【焼とり盛り合わせ】(1390円)
なんと、18本の盛り合わせです。
内容は、巻物が日替わりになります。
この日は、「豚ばら(塩焼き)」、「砂ずり」、「とりかわ(タレ焼き)」、「豚レバー」、
「四つ身(タレ焼き)」、「ミンチボール」、「粗挽きウインナー」、
そして、巻物が、「トマベー」、「アスパラ巻」、「えのき巻」、「おくら巻」。
ちなみに、アスパラ巻の上にはマヨネーズで「山ちゃん」と書いてました。
お皿の真ん中には、酢ダレのかかったキャベツもあります。
豚ばらは博多の焼鳥の王道ですし、とり皮の香ばしさも良いです。
焼鳥のタレは、以前の店から分けて頂き、
30年受け継がれてきたもので、しつこくないです。
これに合わせたのが、白岳しろのお湯割りです。
白岳しろはクセがなく、豚の脂をサッと流してくれるので、
博多の焼鳥にとても合います。
【山いも鉄板】(480円)
擦ろ下した山芋、卵、だし醤油を合わせ、
フライパンで周りを焼いて、オーブンに入れます。
周りがカリッとして、中はフワフワ。
だし醤油がいい仕事をしています。
これに合わせたのが、白岳しろのロックです。
優しい味の山いも鉄板に、ガツンとくるロックがとても合います。
【クリームチーズ出し巻】(550円)
ありそうでなかった一品。
だし巻き卵の真ん中にクリームチーズが入っていて、トロッと溶けています。
ケチャップが添えられているので、お好みで。
なんだか、オムレツのような感じです。
これに合わせたのが、白岳しろのソーダ割りです。
濃厚なチーズの味を、ソーダでさっぱりさせてくれます。
いかがですか?
ちなみに、この店は「白岳しろ」もとてもリーズナブル。
グラスでお湯割りが300円、ロックが350円、ソーダ割が400円。
そして、4合ボトルキープは、1680円です。
来週も、福岡で見つけた米焼酎とペアリングした一品を紹介していきます。
お楽しみに。