白岳しろ presents 「飲んで、うまい 食べて、うまい」 3月13日

食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」

米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、福岡のお店で見つけてきた、米焼酎とのペアリングを紹介しますよ。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?

今週は、「和こじま」です。

「和こじま」

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福岡市中央区高砂1-11-8 今西ビル 1F
092-525-0520
11
30 - 1400L.O1330)、1800 - 2200(コースL.O.2000
店休日 日曜日 祝日
http://www.wa-kojima.jp/

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日赤通りから少し入った場所にある、隠れ家風な大人の和食のお店です。
季節を感じさせる日本料理全般を扱いながら、少しくずした料理もあります。
昔ながらの伝統的な日本料理を踏襲しつつ、
新しいスタイルを入れ込み、スタイリッシュになった料理を提供しています。

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ランチ
丼、お膳などは当日でも可
コースは2000円からあり、要予約です。(お一人様から可)

ディナーは完全予約制で、コースのみの提供となります。
5000
円からあり、人気は8000円のコース。
内容は月替わり。
現在は山菜や筍、空豆などの春野菜をふんだんに使っています。
コースの流れは、前菜で小鉢の5種盛り、吸い物(または、小鍋仕立て)、
お造り、煮物、焼物、揚物、御飯、デザートです。

二部営業
20
時から利用できます。
大皿で用意した惣菜67種類の中から3品選んで頂き、1000円です。
後は、飲み物を別で頼むという、ちょっとした和風バー的な使い方ができます。

さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?
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この道25年。福岡のなだ万で修業した、
料理長の平林さんにお話をお伺いしました。
(価格は税別です。)

米焼酎とのペアリングをご紹介しましょう。

【甘鯛の吉野煮とわかたけ】8000円以上のコースの中の一品)
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1
kg以上の甘鯛を仕入れているので、とても肉厚です。
甘鯛の身に、吉野葛をはたき、煮ているので、
表面にトロッとした幕ができています。
「わかたけ」は、新ワカメと筍の煮物。
ワカメは、ほんのりとする磯の香りが良いです。
筍は、先の柔らかい部分のみを使っています。
糠ゆがきして一日置き、さらに炊いて糠臭さを抜いた後、
もう一度ダシで炊くという手間をかけています。
添えている菜の花は、炊き方が上手で程よい食感。
家で作るのが面倒なウドも上品に仕上がっていました。
それらをまとめるのは、甘鯛のダシに葛を打って作った餡です。
アクセントに冥加を添えていました。
まさに、春を感じる一品です。

これに合わせたのが、謹醸しろ「金しろ」ソーダ割、通称キンハイです。
縦に長くてオシャレなグラスで出てきました。
「金しろ」の樽の香りが、甘鯛のような力強い食材に合います。


【牛テールと春野菜の香味焼き】8000円以上のコースの中の一品)
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牛テールは、しっかり表面を焼いた後、6時間かけて炊いて、柔らかくします。
それをダシで炊いて味付けし、さらに香味ダレをかけて焼いたものです。
香味ダレは、塩、砂糖、香味野菜で作ったものです。
添えている春野菜も、焼いて角が取れていました。
この日は、ウルイ、空豆、スナックピース、塩トマト、新玉葱、アスパラガス。
茶色い牛テールの周りに春野菜を配することで、彩り豊かになっています。
山わさびと、
「バルサミコロゼ」というバルサミコをビーズ状にしたものも添えていました。
これらを使うと、途端に洋風になり、味に変化を付けられるので、飽きがきません。
牛テールは、ホントにトロトロでした。
春野菜も、単なる付け合わせではなく、牛料理の輪郭を引き立たせます。

これに合わせたのが、謹醸しろ「金しろ」ソーダ割、通称キンハイです。
先ほどは魚、今度は肉と、違う食材で同じ「キンハイ」を頂くとびっくり。
同じ米焼酎なのに、違った合い方をして、表情が変わります。


いかがですか?
「キンハイ」は、1杯650円です。

また、「和こじま特製 明太ラー油」90g730円税込)を販売していて、
1
か月に800個も売れる大人気商品です。
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ラー油にたっぷりの明太子を浸け込み、異なる辛さが織りなす絶妙な味わいは、
店主が「御飯に合います」と自信を持っておすすめする一品です。

来週も、福岡で見つけた米焼酎とペアリングした一品を紹介していきます。
お楽しみに。