食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、福岡のお店で見つけてきた、米焼酎とのペアリングを紹介しますよ。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?
今週は、「高砂2丁目厨房 三輪商店」です。
「高砂2丁目厨房 三輪商店」
福岡市中央区高砂2丁目9-15
092-521-6810
18:00 - 25:30(L.O.24:30)
店休日 不定休
FM福岡からもほど近い、日赤通り高砂2丁目交差点から入った場所にあります。
オープンして14年になる干し物が名物の居酒屋さんです。
地産地消がモットーで、新鮮な魚介類を様々な場所に買い付けに行き、
高級な食材というより、安くて美味しい物を提供するようにしています。
一夜干しは、オープン当初買い出しに行っていたこともありましたが、
現在ではノウハウも蓄積し、ほぼ自分で作っています。
干し物にする時も鮮度が大事で、自分の目で選んでいます。
また、普段だと干し物にならないようなものでも作っているので、
ここでしか食べられないようなものもあります。
店主は、現在でもギターを弾いたりしているので、
店内でかかっている音楽も良いです。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?
店主の三輪さんにお話をお伺いしました。
人気メニュー
(価格は税込みです。)
【一夜干し 五種盛り合わせ】(840円)
【刺身 鶏、鮮魚八種盛り合わせ】(840円)
【海鮮ごまダレ和え】(530円)
様々な魚の切り身を特製のごまダレで和えたもの。
それでは、米焼酎とのペアリングをご紹介しましょう。
【刺身 鶏、鮮魚八種盛り合わせ】(840円)
鶏と魚、どちらも刺身を出しているので、シンプルに盛り合わせたものです。
内容は、仕入れにより変わります。
この日は、サワラの炙り、コウイカ、ブリ、タチウオ、ヨコワマグロ、コノシロの酢締め、
鶏は、モモのたたき、ささみの湯引きでした。
各種2切れから4切れほどあり、ボリューム満点で2人でも十分な量です。
全体的に厚めにカットしているので、食べ応えもあります。
鐘崎のマルヨシ醤油、ポン酢、山葵、柚子胡椒があるので、お好みで。
これに合わせたのが、白岳しろのロックです。
今が旬のコウイカは、歯ごたえがあって淡泊な味。
そして、湯引きしたささみも同じような感じですが、どちらとも、
白岳しろのロックは、クセがない、繊細な味わいの焼酎なので、ぴったり。
脂ののったモモのたたきも、脂をすっきりと流してくれます。
また、ヨコワマグロ独特の旨味も、ロックに非常に合います。
【一夜干し 五種盛り合わせ】(840円)
こちらも内容は日替わりです。
どれも近海のものというのが良いです。
この日は、コウイカ、小鰯、カマス、サワラの腹側、ヒラメ。
中には刺身用に三枚に卸していたものが干し物になっていたりするので、
骨がなくて食べやすかったりします。
どれも、干し物にすることで、味が凝縮され、美味しいです。
ヒラメは、ホクホクして周りがパリッとしています。
小鰯は、脂がのっていて、オイルサーディンを食べやすくしたような感じ。
サワラは淡泊な魚ですが、腹側は脂がのっています。
コウイカは身が厚いです。
これに合わせたのが、白岳のお湯割りです。
銘柄を変えての組み合わせです。
温かいものには、温かいものを合わせるという良い見本のようなもの。
何杯でも飲めます。
いかがですか?
ちなみに「白岳しろ」「白岳」は、グラス290円、1合400円です。
来週も、福岡で見つけた米焼酎とペアリングした一品を紹介していきます。
お楽しみに。