メシュラングルメ研究所 1月3日 柳川(有明海)の海苔

メシュラングルメ研究所です!!
様々な食材に関して、研究、新たなメニュー開発を
していこうじゃないかというコーナーです。

現在は、海苔について研究しています。
今回は、海苔漁師の苦労話をしましょう。

天候に左右されやすい
毎年、水温、天気などが変わり、まさに自然との闘いだと言っていました。
昨年828日の豪雨では、流木の撤去作業をしなければならず、大変でした。
また、昨年は遅くまで台風が来たので、支柱立てが大変でした。
このように、台風など、天候の影響も受けやすいのが悩みです。
そのため、昔は「博打草」と言われたそうです。


山と海はつながっている
有明海には、矢部川、筑後川からの栄養が流れ込んでいます。
その栄養豊富な水が流れてくるからこそ、立派な海苔が育つのです。
そのため、毎年、山の手入れの応援にも行っています。
朝倉の豪雨の時は胸が痛んだとのこと。
その時、おにぎりに使ってもらえるように海苔を送り、
以来、毎年海苔を送っています。


科学で何とかならないことが多い
良い海苔を作るためには、これまでの経験と勘が必要になってきます。
そこが分かるまでになるには、かなりの時間がかかります。
しかも、海苔網は、水温や干潮満潮などに合わせ、高さを調整していきます。
毎日、その作業を全ての海苔網に対してしなければならず、これが重労働です。


後継者問題
漁業権や資金のハードルが高いため、新規参入が難しいです。
また、少子高齢化で後継者が減っているのも悩みだそうです。

さあ、来週も海苔の話をしますよ。