メシュラングルメ研究所 12月20日 柳川(有明海)の海苔

メシュラングルメ研究所です!!
様々な食材に関して、研究、新たなメニュー開発を
していこうじゃないかというコーナーです。

今月は、海苔について研究しています。
先日、海苔の生産が盛んな柳川市に行ってきて、色々調査してきました。
今回は、海苔の収穫から入札までの話をしましょう。

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海苔の収穫
海苔は、12月いっぱいまでで5回、
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月から3月にかけては10回ほど収穫されます。
ただ、生産量的には、1月からのほうが多く、全体の7割を占めます。
昔は干潟の中に入って手摘みしていました。
最近は船で乗り付け、そこから箱舟に乗り換え、
箱舟に据え付けたカッターで削り取っていきます。
ちなみに、この作業は、鮮度を保つために、夜中にします。
また、秋でも冬でも、その季節の一番最初に摘み取ったものが、
一番美味しいそうです。
摘み取った海苔は、汚れなどがないように洗ったあと、
ミンチにして乾燥させます。

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海苔漁師の工夫
海苔網は、種付けされたあと、環境、気候、海の栄養をみながら、
変化に合わせて、網の高さを変えていきます。
ここが漁師の腕の見せ所で、どのような海苔を目指すかによっても違ってきます。
例えば、大量に収穫したい時は、しっかり成長させます。
柔らかな口当たりの海苔を目指すのなら若いうちに収穫するので、
量は少なくなり、高級品になっていきます。
また、出来上がった海苔の厚さは、漁協である程度決めていますが、
これも、漁師により、目指す厚さが微妙に変わるそうです。

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海苔の入札
海苔は入札によって、バイヤーに買われていきます。
その前に、検査員による等級付けがあります。
仕組みが複雑で、味、口溶け、色などの見た目などを組み合わせ、
福岡では300、佐賀でも200ほどの等級があります。
バイヤーは事前調査や等級などで見定めて入札します。
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回に200人から300人が集まり、年に10回ほど開かれるそうです。
昔は、黒色が強いものが売れていましたが、
今は柔らかで口溶けが良いものが人気だそうです。
また、海苔は水温が低いほど良い物がとれるということで、
秋に収穫されるものより、冬に収穫されたもののほうが高値になるそうです。

さあ、来週も海苔の話をしますよ。