12月9日のゲストは向井太一さんです。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手は香月千鶴です。

今日のゲストは向井太一さん。

FM福岡11月の邦楽のパワープレイ 『空 feat. SALU』で、みなさんもうおなじみですよね。
福岡出身の25歳、ブラックミュージックはじめ様々な音楽の影響を受け、その類まれなる才能を知らしめる音楽だけにとどまらず映像、デザイン、さらにモデルとしても執筆活動などでも注目を浴びる新世代アーティストを代表する一人です。

そんな向井さん、爽やかな笑顔で登場。
自信の音楽について熱く、理路整然と説明する姿と、ふっとその間に魅せる自然な表情がとても魅力的な方でした。

この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く!→http://bit.ly/MUKAI_onair
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)


今日のドライビングミュージックとしてセレクトしてくれたのは「11月にロサンゼルスで PV の撮影に行ったんですけど、その時に車の中でずっとドライブしながらずっと聞いていた」というMarc E.Bassy feat.Kehlaniの「Made Love First」。

常日頃から新しい音楽のチェックは欠かさないという向井さん。

「最近は裏方のクリエイターからシンガーとして出て来る方も多くて、しかもみんなめっちゃくちゃ歌がうまい」この曲もそう。向井さんと同じくマルチな才能に共感するところも多いようです。

そんな向井さんの先月29日に発売された1stアルバム『BLUE』。
『空 feat. SALU』も含む待望のアルバムです。

タイトルの『BLUE』について、
「青い炎を表現してます。青い炎ってすごく静かなんですけど、実は赤く燃える炎より温度が高い。今の時代って流れが早くてすぐに消化されちゃいがちですが、青い炎のように芯が通って簡単な風とかじゃ消えない、そんなアーティストになりたい っていう願いが込められているんです 」

アルバムは、オルタナティブなR&Bにクラブミュージック、ファンク、ソウル、レゲエといった向井さんのバラエティ豊かな音楽性を存分に発揮するだけでなく、yahyel、starRo、SALU、BACHLOGIC、Kan Sano、mabauna、LuckyTapes の高橋海といった同世代や向井太一が共振する才能が集結しているのにも注目です。

それだけでありません。このアルバムに添えられているブックレット。

向井太一さんのこだわりのビジュアルや紙の質までこだわりにこだわっていて見逃せません。

ジャケットも含めてアートワークはアートディレクターの高橋理、撮影はサン・ホン・リーといった布陣ですが、とりわけ印象的なのは「BLUE」の文字。

ブックレットも含めてタイポグラフィアーティストの内田洋一朗さんが手がけています。

実は薬院のランの店 PLACERWORKSHOPのオーナーでもある内田さんは特に向井さんの熱望で起用されたそうです。

「もともと好きで色々お願いしていたんですけど、今回はどうしてもお願いしたくて」

そんな風にこだわり抜いた結果「出来上がった時は嬉しくてちょっと泣きました」と笑ってお話する向井さん。

「アートワークまで全部口を出すタイプで僕のわがままがギュッと詰まっています」

そんなアルバムの中から向井太一さんがピックアップしてくれた一曲は「FREER」。

Galaxy Note8の CMソングでもおなじみのこの楽曲、アグレッシブでアガるトラックにちょっと男っぽい向井さんのボーカルが光るナンバーです。

「最初CM ソングを歌う候補に上がってるって話を聞いた時点で『もう曲を作っても出しちゃえ』って、CMサイズのサビだけ作って当日歌詞とメロディを乗せて出しちゃえって」

で、起用が決定したそうですが、そこからが大変。

「サビだけしかなかったので、そこから一週間ぐらいしか製作期間がなくって一気に作っちゃいましたね。ホントにこれは大変でした」と苦笑い。

また、今回は全編英語詩でこちらも大変だったそうです。

「スポンサーさんの要望も受け入れつつ、全編英語詩なんで、まず日本語で歌詞を書いてネイティブのシンガーソングライターと共同作業で英語詩をつくりあげたんです。

レコーディングもほんとに苦労して、僕、割合レコーディング早くて大体1時間位で終わるんですけど、英語の発音を確認して矯正しつつで結局6、7時間歌い通しでした。終わった頃にはもうぼろぼろ(笑)」

その苦労のかいあって、とってもカッコイイ仕上がりになったこの曲、

「アルバム全体でこの曲だけ歌唱法も違うしライブ感もあって、今(自分自身の音楽を)生音にシフトしたいと思ってる部分が一番強い曲かもしれませんね」

現在1月13日(土)に大阪心斎橋VARON、1月19日(金)に、東京shibuya WWWでの『向井太一 "BLUE" TOUR 2018』が発表されていますが、実は福岡でも。

向井太一 FM FUKUOKA パワープレイ 『BLUE』 リリース記念 トーク&ライブ
12月14日(木) 『DRUM Be-1』 19:00開演(応募は締め切りました)

「やっと福岡に帰ってきてライブができるということで僕もすごく楽しみにしています。一緒に楽しんでいただけると嬉しいです 」

本当にやっと福岡でのライブができると無邪気な笑顔を見せる向井さん。

各方面から熱い視線を浴びる今大注目の才能。そんなこちらの思い込みと裏腹に、その瞬間はとっても自然体で25歳のお兄さんでしたね。

これからさらに活躍すること間違い無しの向井太一さん、これからも応援していきたいですね。

MUKAI TAICHI WEB PAGE (外部リンク)


次週12月16日はオリジナルラブ をお迎えします。どうぞお楽しみに。