5月16日(土) ゲストはジャズピアニストの「小曽根真」さんでした。

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毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音の世界を紐解いていくプログラム
「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。


TOGGYのナビゲートでお送りした今回は、スペシャルゲストに
ジャズピアニストの小曽根真さんをおえしました。


新型コロナウイルス感染拡大に伴う「緊急事態宣言」期間中に行われた
今回のインタビュー。

小曽根さんが現在連日自宅から行なっているFACEBOOKでのライブ配信について、
そして結成15周年の自身のバンド「小曽根真featuring No Name Horses」について
熱く語っていただきました!


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プレミアム会員 の方が聞くことができます)

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小曽根
「ちょっとコロナ太りしちゃいまして・・・バリバリ運動不足ですよ(笑) 
と、言いつつも、おかげさまで1日30分から40分くらい散歩する時間はあります。
時間はたっぷりあるんで。」


もちろん練習時間もあるんじゃないですか?? 
ご自宅に立派なピアノがありますから


「おかげさまで。そうなんです!・・・実は自宅からFacebookを通して、
夜にライブ配信していまして
『せっかくコンサートホールに置くようなピアノがあるのに、
これを届けない手はないだろう!』と、妻の三鈴(神野三鈴さん)と
相談して始めました。
我が家には小さいながらもお庭があるんで、
緑でビジュアル的にも目に優しく、それと一緒に私のピアノを40分ほど。
・・・最初は、20分ほどのつもりで始めたんですよ。
それがリクエストを取り始めたら
ものすごいリクエストが来て。


拝見していましたら、演奏時間、日に日に伸びていきましたよね(笑)


「週末スペシャルには1時間を超してました。
もはや普通のコンサートの長さですよね(笑)。
見に来ているお客さんも、3000、4000と日に日に増えてきて!
ごい時代になりました。」


他にも、この配信ライブを行っている「理由」はあるんですか??

「やっぱり、どんなアーティストもそうですけど、受け手がいて
初めて存在するわけです。
皆さんに今までずっとサポートしていただいたおかげで
今があるわけですから、
こんなときこそ少しでも恩返しができたら、という気持ちで始めたんです。」


「あと、日本においての『文化』っていうものの存在の場所が、
海外と全然違うんですよね。
特に『芸術』というと崇高なものになってしまって。
TOGGYさんとお話しするときにいつも
『芸術ってそんな大したものじゃないんですよ。
体が生きていくためにご飯を食べるのと一緒で、
心が生きていくためには
芸術が必要なんです。
高尚なものじゃない、高尚になったらダメなんです』
と言ってきました。
今回はこれを"証明"するために、ライブをやっています。」

「『ジャズがわからない』『クラシックがわからない』って方も多いと思いますけど、
 
わからないのは聞いている方の原因ではなく、弾いている方が原因だと思います。
弾いてる方が『こんなに楽しくて、こんな気持ちなんです』って弾けば、
絶対音楽は相手に伝わると思います。
『音を楽しむと書いて音楽』とおっしゃいましたけど、
それこそが本当に芸術であって、
決して崇高なものとか高尚なものではない、と思いますね。

小曽根さんが、モーツァルトを「モーちゃん」って言ったのがすごく印象的で。
それって、今おっしゃってること、そのままなのかなーと思うんですけど。

「そうなんです!モーツァルトとかベートーベンって、すごく
"神格化"されてるじゃないですか?でもモーツァルトなんて、酒場で
『この曲を君のために弾いてやるよ』とかチャラいことやってるわけですよ。
しかも彼らの音楽は、その時代の"ポップス"だったわけです。」


「まずは、目の前に行って触れることが先決、という事ですかね。
ライブ配信を見てくれたみなさんが『収束したら小曽根さんのライブ行きます!』って
コメントをくださいましたけど、
僕だけじゃなくて、いろんなライブハウスがあって、劇場があって、映画館があって・・・
そこに足を運んでいくっていうことの大切さをもう一度みなさんと分かち合う、
それが、僕が今ライブをやっている一番の意味なんですよね。」


配信で使用されているご自宅のピアノのメーカーは?

「スタインウェイのフルコンです。一番大きなもので、
ホールに行って弾くピアノがアレなんです。
僕はクラシックを始めたのが遅かったので、一つでも
不安材料がない方がいいと思って、
ホールと同じピアノを頑張って手に入れました。
今回のライブ配信に先立って、まずはピアノを調律して、
僕のツアーの音響をやってくださる方に
「マイクをつけたい、そのままiPhoneに接続できるようシンプルにやってほしい」
とリクエストしてセッティングしてもらいました。
そして僕の後ろにうつっている庭の照明。これもツアーの照明の方が
機材を持ってきてくれて、木がきれいに浮かび上がるようにしてくれました。」


配信という事もあってリクエストもどんどんテキストで流れてきて。
ジャズだけでなく、ポップスのリクエストありましたね?


「カーペンターズの『雨の日と月曜日』も、弾きましたね。でも急に言われると、
『40年くらい弾いてないから思い出すかなー』って不安になりましたけど。
それもすごく楽しい。やっぱり『生』『LIVE』なんです。
『生きてる』って証拠なんですよねー。 これは絶対続けていこうと思います。」


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小曽根真featuring No Name Horses15周年の記念アルバム
 「Until We Vanish 15×15」を携えてのスペシャルツアー

※ 九州・山口の公演

 6月3日(水) 山口   山口市民会館
6月4日(木) 大分  iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
6月5日(金) 福岡   宗像ユリックス  イベントホール

の公演は、残念ながら中止となりました。

詳しくは、各会場のHP(上記各会場名をクリック!)をチェックしてください。

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改めて、
「No Name Horses」について、改めてご紹介ください。


「このバンド、結成して15周年になるんですけど、まだまだめちゃくちゃ元気で
パワフルなんで、ちょっとこのジャズのバンドで「ROCK」をやってみようと。
それで、特にプログレは昔ずっと好きだったんで、
プログレをやろうと思いついちゃって。
しかも、山岸竜之介君という20歳になったばかりのギタリストを入れて、もう、
ギンギンのロックをやってます。
ジャズのバンドなのに、もうそれだけでワケがわからないんですけど(笑)


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長年の信頼関係に基づいた高度なアンサンブル、そして尽きない創造性と遊び心で
世界でも類を見ないビッグ・バンドとなった「小曽根真featuring No Name Horses」。
最新アルバム「Until We Vanish 15×15」は、彼らの真髄が存分に味わえる
「ベスト・オブ・No Name Horses」と呼ぶべき最高傑作。ぜひご一聴下さい。

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それでは、最後にメッセージをお願いします。

「もう、本当に『愛は地球を救う』と言いますか、
僕も皆さんに愛をいっぱい送っています!
とにかく今は、自分とまわりの人の安全を確保してください。
そしてライブ配信をしていて改めて『世界は一つ』だと思います。
みんな一緒に、頑張りましょう!」



◆小曽根真さんのスケジュールや「No Name Horses」、
ライブ配信など詳しくはコチラ!

小曽根真 Official Website (外部リンク)