6月24日のゲストは サラ・オレインさんです。

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#サラオレイン この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はちん。ですよ。

今回お迎えしたゲストはサラ・オレインさんです。

オーストラリア出身、5歳よりヴァイオリン、その後歌もはじめ才能を開花、3オクターブを超える声域と絶対音感、透明感あふれる類まれな歌声に磨きをかけ、シドニー大学に入学。言語学および音楽を専攻。

そして、世界で優秀な25名の学生が選ばれる東京大学留学生としてオーストラリアを代表して同大学教養学部に留学。

その後はみなさん御存知の通りテレビで圧倒的な歌声で評判となり、現在では世界を癒す1/fのゆらぎの美声シンガー、ソングライター、ヴァイオリニストにMC、コメンテーター、翻訳家...ともう才能の塊のようなサラさん。

もちろんこの透き通るような美貌もね。

 

ところがスタジオに入ってきたサラさんはフランクそのもの。この日はちょっと体調がすぐれないようでしたが、大きなマスクをさっとはずして「こんにちわ~」とニッコリ。

番組中もドライブミュージック(David Guetta featuring Siaの「Titanium」 )を紹介しながら「でも私、免許もないし自転車も乗れないんですけどね。アハハ」なんて始終楽しくすすんでいきました。

ちなみに子供の頃からアーティストとして厳しく育てられたので、怪我しそうなことは一切禁止だったんだそうですよ。

 

さて、そんなサラさんが自らピックアップした一曲は自身の最新アルバム「ANIMA」から「Hallelujah」。

世界中のアーティストがリスペクトしてやまない、詩人にして小説家、シンガーソングライターのレナード・コーエンの名曲中の名曲のカバー。もちろん古今東西の名だたるアーティストによってカバーもされています。

バンクーバーオリンピックの開幕式でk.d. langが見事に歌い上げていたのも個人的には思い出されます。

もちろん、サラさんにとっても思い入れが深く収録を長年暖めいた曲だそう。

もともとの英語詩が比喩表現が多く難解でサラさんいわく「暗いっていわれがちだけど」(ちなみに歌詞カードの対訳もサラさん自らの手になるもの)。ですが、それは決して希望のない暗闇ではなく「全てのものに穴がある。だから光が入ってくる」という一節や、その上での人間讃歌が大好きだと話してくれました。

この大切な一曲を完璧に表現するには自分のいつもの(透明感のある)声ではだめだと感じたサラさん。

あえて寝起きのまま声を整えず、スタジオを真っ暗にして一発録りしたそう。

「もしかすれが足りなかったらウイスキーを飲んで潰そうかと思ってた」と笑うサラさんですが、なんておっかない。シルキーボイスを大切に。

改めてこの曲に耳を澄ませると、思い入れと情熱を込めた結果、いつもとは違うザラリとした感触の迫力に惹きつけられますね。そして人生の厳しさや切なさとその先にある一筋の光と静かに燃え立つような生命感に胸を打たれるんです。ぜひ聞いてみて。

声で表現するってことはこんなにも大変なことなんだと痛感しますね。

 

短い時間の中で、次々に興味深いお話が飛び出してくるサラさんとの音解。
今週はここまで。

また次回もお迎えしてさらにさらに、サラ・オレインの音世界を紐解いていきたいと思います。


Sarah Àlainn | サラ・オレイン WEB (外部リンク)

次回6月24日も、ひきつづきサラ・オレインさん をお迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。