5月13日のゲストは 小曽根真 さんです。

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この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はこはまもとこです。

今日のゲストは小曽根真さん。

83年にアメリカでピアニストとしてアルバム『OZONE』にて全世界デビュー、以来ジャズの世界で第一線を走り続ける一方、近年はオーケストラとの競演やポップフィールドでの客演などジャンルを軽々と横断しながら世界を舞台に活躍し続けています。

スタジオにお迎えした小曽根さんは始終笑顔で、こちらも思わず笑顔に。
そして、渋く通る声で時に優しく、時にユーモアをたっぷり交えて語られる自身のお話や音楽の解説などはもうそれ自体が音楽のよう。

すっかりこちらが堪能させていただきました。

なんといっても、小曽根真さんの最新のトピックは今月、東京を皮切りにスタートするツアー「小曽根真&ゲイリー・バートン Tour 2017, Final」です。

ジャズ界の巨匠と称えられるゲイリー・バートン。

バークリー音楽院の学生だった小曽根真の才能を、いち早く見出し、米国でのキャリアを後押しした師でもあり、30年にわたり共演を重ねてきた珠玉のデュオとしてのパートナーでもあります。

そんなゲイリー・バートンさんとの3年ぶりのツアーは なんと今回がファイナル。

70歳を超えて、ゲイリーさんは演奏活動の第一線から退く意志を示しており、長い音楽人生に終止符を打つこととなりました。まさに今回がこの珠玉のデュオを見ることができる最後の機会。

今回のツアーでは二人が共演した3枚のアルバムから特に1枚目のアルバムからのナンバーも披露してくれるそう。まさに総決算にふさわしい貴重な一夜となりそうです。見逃すわけにはいけませんね。

小曽根真&ゲイリー・バートン Tour 2017, Final

6月2日(金)19:00 福岡シンフォニーホール
詳しくは...
小曽根真 Makoto Ozone Official Website (外部リンク)

番組ではそんなゲイリー・バートンさんとの出会いから意外なエピソードなどもたくさん披露していただきました。

そして、さらにその音世界を紐解くべく、小曽根さん自身がピックアップしてくれた1曲はもちろん小曽根真&ゲイリー・バートンで「イタルパーク」。

ゲイリー・バートンさんとの30年間の様々な思い出が詰め込まれたアルバム「タイム・スレッド」からのこの曲。

「イタルパーク」は、アルゼンチンにあった古い遊園地の名前ですが、ここでかつてゲイリー・バートンさんとツアーメンバーで童心に帰って楽しんだ素敵な思い出があって、その思い出の数々を曲にしよう思ったのがきっかけ。

そして、「遊園地」という永遠に循環する夢のような世界であり、一方で、無人の夜に見せるちょっと怖い世界。そんな永遠に続くダークファンタジーのような魅惑的な世界を描いているのだそうです。

確かに遊園地はメリーゴーラウンド、コーヒーカップ、ジェットコースターと「回る」世界でもありますね。思わずハッとするようなお話を始め、この一曲に込められたテーマや裏話もたくさんお話してくれました。

そんなお話はぜひ詳しくはタイムフリーでお聞きくださいね。

番組では、その他にも楽しいお話がたっぷり。
その人をひきつけてやまない小曽根さんの人としての魅力と、次々に披露される意外で楽しいお話にすっかり魅了されました。

まだまだ小曽根さんの引き出しからは色んなお話が出てきそうですよ。

来週5月20日も引き続き小曽根真さんを迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。