4月29日のゲストは NakamuraEmiさんです。

  • 投稿日:
  • by
;

IMG_1575

この回をもう一度聴く!
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員の方が聞くことができます)

毎回、素敵なゲストをお迎えして、その音世界を紐解いていくプログラム「SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)」 。今週のお相手はちん。です。

今日のゲストはNakamuraEmiさん。

自身のドキュメンタリーのような、時に痛みを伴うやるせなさを、時に強く生きつづける希望を、時に女性としての人生の讃歌や愛を、Hip-Hopに強い影響を受けたオリジナリティ溢れる歌とサウンドに乗せて、多くの女性を中心に共感を集めている中村さん。

いつもちっちゃくてキュートな中村さんのどこからそんなパワフルな表現が溢れ出るのかとても不思議です。

今回は3月8日に1年2ヶ月ぶりリリースされた2nd Album 「NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4」を中心に2週に渡ってその音世界を徹底的に紐解いていきたいと思います。

ちなみにちょっとトリオっぽくなっちゃっていますけど写真の中71B8zlIl7tL._SL1500_央がNakamuraさん、向かって左がNakamuraさんの音楽に欠かすことのできないギタリストでサウンドプロデューサーのカワムラヒロシさん。ついでに右がちん。です。

写真の通りお互い少し緊張しながらも、楽しくて心地の良いスタジオでした。

いつもまっすぐこちらの目をしっかり捉えつつも、時々じっと考えて、誠実に自分の思うことを誤り無く伝えたいという気持ちがヒシヒシ伝わるNakamuraさんの姿は、音楽のイメージとあまりにも一緒で感銘を受けるほどでした。

前作はメジャーデビュー盤でしたがそれから1年2ヶ月。「NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4」は「デビューしてからの激動の1年間の体験、新しい出会い、そして自分自身が感じたことや自分自身の変化を曲にして書き続けた結果、自然とそれらから受けた光やパワー、宝物がテーマとして浮かび上がってきた」んだそうです。

「光」ってとてもシンプルで印象深い言葉です。
前作「NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST」のザラリとした感触とはまた違う、パーッと外に向けて開かれて柔らかな表現は、デビュー以降の怒涛の日々と自分の居場所を見つけた喜びに溢れているよう。 そして、内に向けたメッセージから外へ向けてのメッセージへと大きな変化もあちこちに見受けられます。

そんなアルバムからNakamuraさん自身がピックアップして解説してくれた1曲は、このアルバムのラストを飾る「メジャーデビュー」。

「ノラ・ジョーンズのようなそばで奏でているような「近さ」を意図した」という今回のアルバムの中では、ひときわ力強く、リアルで生々しいナンバー。

タイトル通りメジャーデビューすることへのある種の不安や恐怖、そして自分の音楽を受け入れともに戦う仲間を得たことの喜びが余すこと無く描かれたまさにNakamuraEmiの真骨頂のような歌です。そしてライブではすでにおなじみの人気曲でもありますね。

その「リアル」を大切に、音量を上げてよーく聞くと面白いように分かるのですが ほぼ一発撮りでレコーディングされた息遣いまで届くようなリアルなサウンド。

そして関わった人々全員がレコーディングに参加し、実際に地面を踏む音、手拍子を打つ音、サビを全員で歌う声。聞けば聞くほど実に色んな音が、色んな声が聞こえてきます

メジャーデビューで一人の戦いではなくなった今のNakamuraEmiと仲間たちを聞いて欲しい。そんな想いを番組では話してくれました。

そして、なによりもその真ん中をかきわけて、前に前にと歩んでくる姿が見えるようなNakamuraさんの力強い歌と、強い決意に溢れたメッセージが素晴らしいですね。

ぜひそんな所も頭に入れて聞いてみてくださいね。

そんなところで今週は時間切れ。

福岡でのライブも間もなく。今回はバンド編成ということで期待も高まります。
引き続き、今度はそんなライブや、さらにディープにルーツなども辿ってみようかと思います。 サウンドの要カワムラヒロシさんにもちょっとだけでも登場してもらいたいんですけども?

NakamuraEmi NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4 ?Release Tour 2017?

2017.5.26 Fri@DRUM Be-1
Open 18:30 / Start 19:00
問)キョードー西日本 092-714-0159
NakamuraEmi公式サイト (外部リンク)

 

来週5月6日も引き続きNakamuraEmiさんを迎えしてお送りします。どうぞお楽しみに。