食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、福岡のお店で見つけてきた、米焼酎とのペアリングを紹介しますよ。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?
今週は、「浜焼き 栄鮮魚」です。
「浜焼き 栄鮮魚」
福岡市中央区渡辺通2丁目3-25
092-724-8090
営業時間 17:00-24:00(L.O.23:30)
定休日 基本、無休
電気ビルの裏手にある、浜焼きのお店です。
浜焼きとは、獲れたてや、生簀からあげた新鮮な貝類を、
目の前のロースターで網焼きにして、アツアツを食べるスタイルのこと。
福岡では珍しく、貝を焼いて楽しめるお店になっています。
元々、オーナーが壱岐で船を持っていて、スタッフも含めて
釣り好きが集まっているので、この形態にしたそうです。
市場で仕入れた鮮魚や、壱岐で釣り上げたアコウやアラなどの新鮮な魚、
豊洲から空輸した鮪の中落ち、全国の貝を揃えています。
店長の山下さんにお話をお伺いしました。
お店に入ると生け簀があり、呼子から直送のヤリイカ、
北海道や地元の貝が入っていました。
メインである貝は、常時4、5種類はあります。
全国各地で旬を追いかけて貝を揃えるのは大変です。
これからは、ホタテ、大あさり、白蛤、そして、牡蠣が良いそうです。
活魚では、長崎産の鯖などがあります。
人気メニュー
(価格は全て税別価格です。また、仕入れにより時価となります。)
【本鮪の中落ち】(1300円)
豊洲から直送された本マグロの中落ちを骨ごと提供しています。
スプーンでこそぎ取りながら、仲間でワイワイと食べられる一品です。
3、4人で食べられる量はあるので、これはお得です。
ただし、1日3食限定なので、お早めに。
【栄の浜焼き盛り】(梅1100円、竹1600円、松1990円)
松で5種盛りになり、2、3人前はあります。
これもお得です。
それでは、米焼酎とのペアリングをご紹介しましょう。
【白蛤の酒蒸し】(630円)
千葉県産のホンビノス貝の酒蒸しです。
ホンビノス貝は、クラムチャウダーにも使われるもので、よく味が出る貝です。
それを生け簀から取り出し、日本酒で蒸し上げました。
火を入れても硬さが程よく、いい歯ごたえです。
貝の味が分かるように、薄味で上品な味付けの酒蒸し。
これに合わせたのが、「白岳しろ」ロック。
淡泊なものにロックを合わせるのが流行っているのでしょうか?
磯の香にロックのしっかりした味が重なり美味しいです。
【炙りつまみ盛り】(1050円)
この日は干し物4点盛りでした。
目の前のロースターで焼いていきます。
「エイヒレ」は、一味マヨネーズを添えてます。
厚めなので、しっかりした歯ごたえで噛めば噛むほど味が出ます。
「ホタルイカ」は、ちょっと焼くと脂が浮き出てきて美味しいです。
「カワハギみりん」は、甘味があり、塩味の干し物の中でも味の変化が付けられます。
「ウルメイワシ」は、イワシの中でも干し物にするとダントツで美味しいです。
焼きたて熱々がよく、頭から豪快に食べると、頭の苦みもあり美味しいです。
こういったメニューをカップルで差し向いに飲みながら焼くと、風情がありますね。
これに合わせたのが、「白岳しろ」お湯割り。
「エイヒレ」は、口の中に干し物独特の香りが残って、お湯割りにとても合います。
「ホタルイカ」のクセのある味にもぴったり。
「ウルメイワシ」の苦みを逃がしてくれるのも良いです。
【大分中津風唐揚げ 醤油味】(600円)
8種類の調味料を使った漬けダレに1時間ほど漬け込んで唐揚げにしています。
こんがり狐色に揚がっていて、香ばしく、味がしっかりしています。
水菜のサラダを口直しに添えています。
これに合わせたのが、「白岳しろ」ソーダ割。
強炭酸のソーダ割で、脂を流してくれるので、次々に食べたくなります。
ロック、お湯割り、ソーダ割にして、色んな料理に合わせられるので、
米焼酎は便利です。
しかも、この店のようにボトルで注文して、
料理に合わせて飲み方を変えると、とてもお得です。
いかがですか?
来週も、福岡で見つけた米焼酎とペアリングした一品を紹介していきます。
お楽しみに。