食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、福岡のお店で見つけてきた、米焼酎とのペアリングを紹介しますよ。
さあ、どんな料理と合わせたのでしょうか?
今週は、「飯家 くーた 福岡 西中洲店」です。
「飯家 くーた 福岡 西中洲店」
福岡市中央区西中洲2-8
092-739-0102
営業時間 18:00-27:00 (オーダーストップ26:00)
定休日 年末年始
http://www.ku-ta.net/nishinakasu/
海鮮をメインとしたアッパー居酒屋になります。
店主の坪久田幸治さんが、福岡市南区大楠で1996年にオープンし、
2007年に西中洲店をオープン。
今では、東京銀座にも2店舗構える人気店です。
西中洲店は、2年前に全面改装し、カウンターが2つあります。
この横には、「離れ」「肉のくーた」と並んでいて、
メニューは同じですが、部屋のタイプがそれぞれ違います。
仕入れ担当部長の手嶋さんにお話をお伺いしました。
カウンターの前にあるネタケースには、市場用語でいう「ピン」、
つまり、高級魚が並んでいます。
我々が取材に行った時には、アコウ、金目鯛、赤むつ、赤ヤガラなどがありました。
鮮度や産地にこだわって仕入れるのはもちろん、そのトロ箱の中でも、
丸っと大きくて、一番良いものを使っています。
人気メニュー
(価格は全て税別価格です。また、仕入れ、人数により時価となります。)
【刺身の盛り合わせ】
5種、7種、10種盛りができます。
【金目鯛の柚子煮】
【ごまさば】
また、炭にもこだわった「肉の炭火焼」もあります。
仕入れによりますが、10種類以上の部位が揃います。
肉料理で言えば、「レモンステーキ」「肉巻きおにぎり」も人気です。
それでは、米焼酎とのペアリングをご紹介しましょう。
【甘鯛の昆布締め】(1800円 取材時)
1kgくらいありそうな大きな甘鯛を使っていました。
軽く塩をあてて、昆布で挟んで半日ほど寝かせます。
余計な水分が抜け、旨味が凝縮し、昆布の旨味も重なります。
添えてあったのは、「島みかん(鹿児島産)」というちょっと珍しい柑橘類。
松皮造りと薄造りの2種類で出てくるのも心憎いです。
醤油がいらないくらいの旨味で、松皮造りだと皮の下の旨味も加わります。
大振りに切っているので、ボリュームがある一品です。
これに合わせたのが、「銀しろ」のソーダ割り。
スキッとしたソーダ割が、よく合います。
【金目鯛の柚子煮】(2800円 取材時)
こちらも大きな金目鯛(千葉県銚子産)を使っていました。
鍋に使うようなダシに、金目鯛、柚子ペースト、柚子皮を一緒に入れて炊きます。
豆腐、椎茸、焼いた白葱、春菊を添えてあって、彩りもいいです。
ほっとする味で、ダシが魚の味を邪魔せず、程よい感じになっています。
身もプリプリで美味しいです。
これに合わせたのが、「金しろ」の水割り。
「金しろ」の味がしっかりしているので、煮物にも合います。
【レモンステーキ】(2800円 取材時)
宮崎産黒毛和牛のサーロインを薄くスライスし、
すき焼き鍋のようなものに並べ、レモンのスライスをのせます。
目の前に出てきてから、ジューッとソースをかけ、
湯気と香りが立つので食欲をそそられます。
牛肉の上に、香草バターものっているので、お好みで。
牛肉が、口の中で溶けていきます。
脂の重たさの中に、レモンの酸味があるのが良いです。
これに合わせたのが、「金しろ」の水割り。
樽の香りがするので、洋風な料理にもよく合います。
いかがですか?
来週も、福岡で見つけた米焼酎とペアリングした一品を紹介していきます。
お楽しみに。