食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」。
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、福岡のお店で見つけてきた、米焼酎とのペアリングを紹介しますよ。
今週は、「博多海鮮 雅」です。
「博多海鮮 雅」
福岡市中央区高砂1丁目2-10 多賀ビル1階
092-526-6448
営業時間 17:00?25:00(L.O.24:00)/ 火?金 ランチ 11:30?14:00(L.O.13:00)
店休日 不定休
FM福岡のすぐ近くにある、きちんとした握りも食べられる寿司居酒屋さんです。
野上さんは、磯貝で6年、「すし磯貝」で7年修行。この道30年。
磯貝の魚の仕入れを担当していたので、毎朝、長浜市場に通っていました。
今でも、ほとんどの魚介類は、毎朝、長浜市場に通って仕入れています。
扱っている魚種も多く、単品でも10種類ほどあります。
キンキ、甘鯛などの高級魚から、
マジャク、アゲマキ、クツゾコなどの有明海産、玄海産まで揃います。
これだけ魚の種類が多いのは、流行っている証拠です。
魚介類をたくさん用意していて、居酒屋メニューも豊富なので、
大勢で食べに行って、それぞれに好き嫌いがあっても頼みやすいです。
ただし、居酒屋メニューでお腹いっぱいになって、寿司に行きつかない時もあります。
人気メニューを聞きました。
(価格は税別です)
【おまかせ刺身盛り合わせ】(1人前1200円、2人前2200円、3人前3200円)
全て6種の盛り合わせで、なるべく天然魚を使っています。
【おまかせ寿司盛り合わせ】(8貫1500円、10貫2000円、12貫2400円)
回る寿司屋と変わらない値段で食べられます。激安!
【まとう鯛味噌焼き】(900円)
季節ものでは【マジャクの唐揚げ】(1200円)
【ウニのせ焼きオニギリ】(950円)
これを目指して来店する方もいるそうです。
それでは、米焼酎とのペアリングをご紹介しましょう。
【鱧の炙り 梅ジュレがけ】(5切れ950円)
夏から秋にかけて食べられる、旬の鱧を使った一品。
結構大振りで、身も厚みがありますが、その分、骨切りが大変です。
鱧落としにして皮目を炙り、梅肉とジュレをのせています。
ジュレは土佐酢をゼラチンで固めたもので、口溶けが良く、さっぱり。
とても良心的な値段です。
これと合わせたのが、白岳しろのロック。
ジュレが、白岳しろのロックにも負けない味付けになっているのが良いです。
淡泊な鱧にもよく合います。
【トンゴロいわしの素揚げ】(600円)
高知県で水揚げされ、トウゴロウイワシが正式な名前。
10cmから15cmくらいの大きさで、イワシをスリムにした感じ。
それを、鱗がついたまま、素揚げした一品です。
鱗がシャキシャキして、身には脂がのっていて美味しいです。
ピンクロックソルトを添えているので、お好みで。
これと合わせたのが、白岳しろのお湯割り。
鼻から抜ける焼酎の爽やかな感じと、トンゴロいわしが合います。
やっぱり温かい料理には、温かい米焼酎が良いと感じました。
来週も、福岡で見つけた米焼酎とペアリングした一品を紹介していきます。
お楽しみに。