食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」。
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
先週は、なぜ米焼酎が究極の食中酒と言われるのかという話をしました。
今週も、米焼酎についてさらに深く知るために、
白岳しろを作っている杜氏の藤本さんにお話をお伺いしました。
今週は、人吉で米焼酎と合わせている食べ物の話です。
川魚を合わせます
球磨川を代表とした大小様々な河川があるため、豊富に獲れます。
鮎やヤマメなどには合います。
鮎は塩焼きにすることが多いです。
塩焼きには、お湯割りかロックがおすすめ。
料理の甘さが引き立つそうです。
「うるか」は、お酒好きな人が好んで合わせています。
肉とも合わせます
焼鳥とも合わせます。
ジビエと合わせることも。
キジ肉は淡泊なので、米焼酎に合うそうです。
鹿、猪などもあります。
その他
山うに豆腐は、水割りですっきりと。
様々にアレンジして飲めるのが米焼酎の良さです。
自分に合う、料理に合う飲み方を、是非、探してください。
そして、今週も人吉で見つけた、地元のお酒「米焼酎 白岳しろ」と、
ペアリングしてきたものをご紹介します!
今回、探してきたスポットは、「人吉温泉しらさぎ荘」。
池に浮かんだように建物が建ち、その池の水「しらさぎ荘の湧水」は、
熊本県平成の名水百選に選ばれています。
そこで、店主の高山さんに、郷土料理とのペアリングを教えてもらいました。
人吉温泉しらさぎ荘
熊本県人吉市下林町2647-2
電話番号 : 0966-22-3420
営業時間 : 11:30-15:00(L.O.14:30) 18:00-22:00(L.O.20:00)
http://www.shirasagisou.jp/
水温15度くらいの湧水を利用した鯉の養殖から始まりました。
かっぱえびせんで鯉に餌をあげました。
昭和31年から料理屋を始め、その後、旅館もスタート
地元では、川魚とのペアリングが多いようで、2品ご紹介頂きました。
小鮎の甘露煮
鮎は6月1日から解禁になる川魚。
禁漁期間などには、小さな鮎の甘露煮を食べます。
砂糖と醤油で味付けし、じっくり4、5時間炊き、骨まで食べられます。
甘辛く、鮎独特の苦みもあり、白岳しろをストレートに飲むと、
口の中が爽やかになります。
ヤマメの塩焼き
3月1日から解禁で、一番状態の良いものを塩焼きにしてくれました。
「鮎酢」という塩焼き専用の自家製甘酢につけて食べます。
酸で塩辛さを抑え、これもストレートで飲むと非常に合います。
川魚とのペアリングの結論
ストレートで飲んで、チェイサーを置くべし
酒器である「チョク」と「ソラギュウ」についても聞きました。
「ソラギュウ」は、お別れの宴などで用いるそうです。
「チョク」は、ストレートで飲むため、小さく作っています。
チョクの正式な渡し方
必ず右手で頂戴します。
飲み干したら、人差し指と中指で挟んで持ち
次の人は、同じように広げた手をその下に回し、持ち上げて受け取ります。
ということで、来週も杜氏の藤本さんとの話は続きますので、お楽しみに!
人吉でみつけた、本格米焼酎 白岳しろと食べ物のペアリングも紹介します!
お楽しみに。