食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
今日も、「家庭で作れる、米焼酎と合う一品メニュー」のレシピをご紹介します!!
今週も九州イタリア協会会長、「Da fuchigami HAKATA」の
渕上シェフに教えてもらった「お家で簡単イタリアン」です。
今日のレシピは・・・・「ジェノヴェーゼソース」!!!
「ジェノヴェーゼソース」は、きっと皆大好きなはず。
アラカルトのあるイタリアンレストランでは、欠かせないメニューです。
バジル(イタリアンでは「バジリコ」)の旬は真夏で、
あの強い日差しの下、香りの強いバジルは育ちます。
しかし、現在はハウス栽培が主体で、通年、スーパーなどには並んでいる食材です。
「ジェノヴェーゼソース」の正式名称は、「ペスト・デイ・ジェノヴェーゼ」。
イタリア語で、「リグーリア州ジェノヴァ地方のソース」という意味になります。
イタリア人は「ジェノヴェーゼ」と略さず、「ペスト」と略すそうです。
皆さんご存知のように、パスタソースとして使われ、
本来は、「リングイネ」と呼ばれる切り口が楕円形のロングパスタに、
ジャガイモやインゲンと一緒に和えて食べることが多いです。
それを今回は、おつまみソースとして提案します。
「ジェノヴェーゼソースは、売ってるし!」と思う方も多いでしょう。
しかし、渕上シェフ曰く、香りが格段に違うそうです!
とても作り方は簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。
◆材料(基本)
バジルの葉 50g
ニンニク 15g
松の実 15g
パルミジャーノ・レッジャーノ 20g
エキストラヴァジンオリーブオイル 150g
バジルとパルメジャーノの分量は守ってください。(ケチらないことがポイント)
その他の分量は、あくまでも目安なのでお好みでアレンジしてください。
ニンニクは味を引き締めてバジルの色を鮮やかにし、松の実はコクを出します。
オリーブオイルはまとまりを生みます。
◆作り方
1) バジルは熱に非常に弱く、すぐに黒くなるため、
予めミキサーと材料は冷蔵庫で冷やしておきます。
2) バジルに汚れが付いている場合は、サッと洗い流すか拭き取り、
葉に付いている茎も取り除き、葉だけにします。
3) 全ての材料をミキサーに入れて撹拌すると、出来上がりです。
◆保存方法
変色を防ぐため、素早くタッパー等の容器にジェノベーゼソースを移し、
その上からエキストラバージンオイルで蓋をするように流し入れます。
これで3日程保存できます。
◆使い方
●様々な食材と和える場合は・・・
基本の「ジェノヴェーゼソース」を、お好みでアレンジしてください。
アンチョビ、プチトマトを加えるのも良いです。
●和える食材は・・・
海老、タコなどのシーフードや、ジャガイモ、インゲンなどの野菜にも合います。
モッツァレラチーズと和えて、スライスしたバゲッドに乗せて食べても良いです。
和風な食材である「冷奴」に、塩、オリーブオイルをプラスして、
この「ジェノヴェーゼソース」をかけても良いです。
焼き豆腐も合います。
今が旬のタケノコを使い、「合馬のタケノコ・ジェノベーゼソース」も良いです。
謎のアジア人曰く、「フライドポテト、コンニャクも合う」とのこと。
いかがですか?
ちなみに謎のアジア人が思う、「ジェノヴェーゼソース」に合う飲み方は、・・・
●「白岳しろ」のソーダ割りか、「ギンハイ(銀しろハイボール)」
●モッツァレラチーズなどのチーズ系の場合は、「金しろ」のロックもオススメです。
白岳のまろやかな味わいに、キリッと芳香な香り、
そして、旨味たっぷりのバジル料理とのペアリングは、たまりません。
「ステイホーム」のこんな時でもきっと、「地中海の風」を感じられると思います。
皆さんも色々試して、ベスト・ペアリングを発見して下さい。
来週も、米焼酎とペアリングする、家庭で作れる一品を紹介していきます。
お楽しみに。