食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」。
米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
先週は、人吉流の米焼酎の楽しみ方の話をしました。
今週も、米焼酎についてさらに深く知るために、
白岳しろを作っている杜氏の藤本さんにお話をお伺いしました。
今週は、なぜ米焼酎が究極の食中酒と言われるのかという話です。
なぜ、焼酎が食中酒に向いているのか
度数を調節できるのがポイントです。
自分の好みや食材に合わせて度数を変えられます。
自由な飲み方ができるのもポイントです。
ストレート、ロック、水割り、お湯割り、炭酸割り(サワー、ハイボール)にもなります。
また、温かい食べ物には温かい飲み物が合う、
冷たい食べ物には冷たい飲み物が合うとも言います。
だから、焼酎は料理とのペアリングがしやすいお酒なのではないかということです。
そのためには、ストレートで飲んでみて、自分に合う飲み方、
料理に合う飲み方を研究すると良いでしょう。
酒造メーカーにフィードバック頂くと、また新たなものが生まれるかもしれません。
焼酎の原材料と、料理の食材の関係
焼酎には、米、芋、麦や、様々な原材料でできているものがあります。
その原材料と、食材が同じならペアリングできるという話があります。
例えば、米焼酎は寿司に合いやすい、芋焼酎はフライドポテトなど。
一般的に、味が濃いものが芋焼酎に合うという話も聞きます。
杜氏曰く、「日本人の主食は米なので、
淡麗なものからオールラウンドに米焼酎は合うのではないか」ということでした。
そして、今週も人吉で見つけた、地元のお酒「本格米焼酎 白岳しろ」と、
ペアリングしてきたものをご紹介します!
今回、探してきたスポットは、「球磨焼酎ミュージアム白岳伝承蔵」。
「球磨焼酎ミュージアム白岳伝承蔵」は、球磨焼酎の歴史や
製造工程を学べる施設なんですが、
売場もあって、そこで面白いものを見つけました。
球磨焼酎ミュージアム白岳伝承蔵
熊本県人吉市合ノ原町461-7
電話番号 : 0966-32-9750
営業時間 : 9時?16時
http://www.denshogura.jp/
売場では、様々な球磨焼酎が販売されていますが、
7種類の焼酎をテイスティングできるコーナーがあります。
もちろん、おつまみになるような郷土料理も販売されています。
本当はいけないのですが、特別に許可を頂き、
このテイスティングコーナーでペアリングしました!
今回見つけたのは・・・【銘肴もろみ豆腐】(有)たけうち)
平家の落人の保存食を現代風にアレンジした、とうふのもろみ漬けです。
国産大豆、もろみは国産大麦、国産大豆などを使い、やわらかくクリーミーです。
チーズのような食感で、もろみの粒々感も良いです。
「米焼酎が入っているのではないか」と思うような、米の発酵した香りもします。
ペアリングした結果・・・
濃厚な「もろみ豆腐」の味を、「本格米焼酎 白岳しろ」がさらっと流してくれます。
「もろみ豆腐」からのぼる発酵した米の香りと、蒸留した米焼酎の香りもぴったり。
合わないはずはありません。
ということで、来週も杜氏の藤本さんとの話は続きますので、お楽しみに!
人吉でみつけた、本格米焼酎 白岳しろと食べ物のペアリングも紹介します!
お楽しみに。