白岳しろ presents 「飲んで、うまい 食べて、うまい」 5月24日

食べものとお酒の関係に注目する、「飲んで、うまい 食べて、うまい」。

米焼酎は、究極の食中酒。
つまり、どんな食べ物とも相性が良いというわけです。
このコーナーでは、米焼酎と食べ物を合わせる、
つまり、ペアリングを追求していきます。
先週は、お酒を割る文化と、米焼酎はヘルシーという話をしましたね。
今週も、米焼酎についてさらに深く知るために、
白岳しろを作っている杜氏の藤本さんにお話をお伺いしました。
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今週は、人吉流の米焼酎の楽しみ方の話です。

チョクとガラ
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昔は、チョクとガラという酒器を使い、ストレートで飲んでいました。
どちらも磁器になります。
蓋がなく、フラスコの胴に長い注ぎ口を付けたような酒器がガラ。
五徳にかけ温めて飲むこともあったそうです。
お猪口のことは、チョクと言います。
清酒の杯より小さく、口が開いていません。
この形だから、強い焼酎の燗酒のにおいが鼻にツンときません。

酒飲みが喜ぶ「ソラギュウ」という酒器
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独楽(こま)のように底がとがっていて、置くと傾いてしまう、独特な形状の酒器です。
いったんお酒を注がれたら、飲み干すまで下には置けないということです。
また、下に穴が開いているものもあります。
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「ソラ」と差し出されて「ギュウ」と飲むことからこう呼ばれるようになりました。
地元のじゃんけんである球磨拳(くまけん)という遊びで、
これらの酒器を使うこともあります。

最近の飲み方
ハイボール、いわゆる炭酸割りが多くなってきているそうです。
甘味が増して体が温まり、胃にも良い「お湯割り」を好む方は減っているそうです。


そして、今週も人吉で見つけた、地元のお酒「本格米焼酎 白岳しろ」と、
ペアリングしてきたものをご紹介します!

和洋中華 茶びん
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人吉市二日町5
0966-22-2938

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現在の店主、北島さんは2代目。
北島さんのお兄さんが昭和30年に創業したので、65年の歴史があるお店です。
お兄さんは、長崎の中華料理店、京都の料亭「茶びん」で修業し、
暖簾分けされて、人吉でこの店をオープン。
様々な料理の修行をしたから、店名に「和洋中華」と付けています。

【焼餃子】450円)
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人吉餃子は有名になってますが、ここから始まりました。
最初に餃子を出し始めたのがこの店で、具材はキャベツが中心でした。
ところが、昭和55年頃からニラが安定して手に入るようになり、変貌。
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現在では、具材はニラと豚肉のみという餃子になっています。
皮は、オリーブオイルを練りこみ、冷蔵庫で一晩熟成させています。
もっちりした皮で、クセがないニラと豚の旨味がたっぷりです。
米焼酎と合わせると、脂っぽさも、ニラの香りもさっぱりさせてくれて美味しいです。

ということで、来週も杜氏の藤本さんとの話は続きますので、お楽しみに!
人吉でみつけた、本格米焼酎 白岳しろと食べ物のペアリングも紹介します!
お楽しみに。