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7月31日(金)

Alic Style 粕屋中央ザ・テラスを大改造しよう!

 

ということで、今週もレギュラー陣、

『あったらいいな』の株式会社アライアンス住宅営業企画営業部 部長山村さん、

そして、商業建築デザイナーの安河内さんです。

 

Alic Style 粕屋中央ザ・テラス

福岡県糟屋郡粕屋町長者原東3丁目9番32

JR篠栗線「長者原」駅へ、徒歩8分、そこから博多駅までは、快速で9分。

西鉄バス「長戸」バス停まで徒歩3分。

 

大改造する部屋は、4LDKのFタイプ、128.16平米、角部屋です。

テーマは、カリブ海にキュラソーよ!

 

 

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アジア人)「今回は玄関から大改造していきましょう。」

斉藤ふみ)「玄関を広くしたり、シューズクローゼットを広くすることはできるんですか?例えば、隣にあるトイレをずらしたり。」

山村さん)「できると思いますよ。トイレの中にパイプスペースがありますので、それを軸に動かせば。」

アジア人)「ポーチの横の壁はずらせないんですか。」

山村さん)「共有部分になるので、それはダメです。」

アジア人)「では、ポーチは諦めて、このシューズクローゼットですが、かなり大きいですね。」

山村さん)「トイレより少し大きいと思います。」

斉藤ふみ)「シューズクローゼットの扉ですけど、引き戸にすることは可能ですか?」

山村さん)「引き戸にはできるのですが、棚の奥行きが少なくなってしまいますので、クローゼットのような折れ戸にしたほうが良いと思います。」

斉藤ふみ)「イメージなかったんですけど、玄関にも合いますか?」

山村さん)「おかしくないですよ。もしくは、圧迫感がないように透明の扉にしてしまうとか。ただ、ガラスにすると重いんですよね。」

斉藤ふみ)「それくらい大丈夫ですよ。中が見えるほうが散らからなくて良くないですか。」

アジア人)「絶対散らかしますよ。シューズクローゼットの中も『キュラソーよ』にしませんか?カラフルな折れ戸とか。」

安河内さん)「開けて中の壁もカラフルとか。」

斉藤ふみ)「床のタイルも、パステルでカラフルにしたいんです。最近流行のキューブ菓子みたいなタイル。全部そうしましょう。」

アジア人)「そう言えば、最近、飲食店で引き出しになっている靴箱を見たよ。取り出しやすかったんですよね。その引き出しをパステルカラーにしたら?」

山村さん)「箱物を作るだけなので可能ではありますが、高さの制限もありますし、奥行きを考えると、今の状態では難しいかもしれません。最低でも60cmは必要になりますから、シューズクローゼット目いっぱい使った棚になります。」

斉藤ふみ)「トランク、ゴルフバッグとか、靴以外も収納したいので、それだと困ります。」

山村さん)「所在不明になるようなものを収めることができるのも、シューズクローゼットの利点ですからね。」

斉藤ふみ)「トイレを和室の押入れ側にずらすと、収納できるスペースができますよね。しかも、廊下側に扉を付けると、靴を履かずにシューズクローゼットにも入れませんか。」

山村さん)「そこにフローリングを貼れば。ただ、奥行きが40cmから50cmくらいなので、ちょっとした通路か靴箱にしかならないですね。」

アジア人)「では、廊下側に扉をつけずに靴箱にしてしまって、そこをカラフルにしたら、どう?」

山村さん)「つまり、玄関を入ると、靴箱があって、その隣に折れ戸があり、中がシューズクローゼットになっているということですね。」

斉藤ふみ)「それでも無駄に通路にしたくなるんですよね。そこだけガラスにしておしゃれに見える仕組みにするとか。」

山村さん)「残念ながら、シューズクローゼットの中には、あまり見せるようなものは納まっていないんですよね。圧迫感をなくすために、フロストガラス(すりガラス)を使うことはあるんですけど。それでなんとなく『抜け感』を出すことはあります。」

安河内さん)「見せられるようにできるのも最初の1週間だけですよ。」

斉藤ふみ)「やっぱりカラフルな靴箱がいいかな。」

山村さん)「ちなみに、引き出し型で色を変えて造るとびっくりする金額になります。」

斉藤ふみ)「痛い!でも、ちょっとどんな金額か見てみたい気がします。」

 

 

来週は、大改造を進めます。

お楽しみに。

 

 

さて、我々は、「Alic Style 粕屋中央ザ・テラス」の大改造に取り掛かっていますが、

粕屋町、須恵町などのスポットを取材してきましたので、ご紹介しましょう。

 

須恵町立 久我記念館

 

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糟屋郡須恵町須恵77-1

http://www.sue-museum.jp/

092-932-4987

10:00 - 17:00 (入館16:30) 休館日 月曜、盆、年末年始

入館無料

 

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日本を代表する洋画家・坂本繁二郎を世に送り出したことで知られる画商、

久我五千男さんが、昭和54年に造った私設美術館が前身になります。

久我さんは、キリシタン美術の収集家としても知られ、

それで、教会風の建物になったそうです。

とにかく、緑に囲まれて、レンガ造りの建物は、

まるで軽井沢のような雰囲気なのが素晴らしい。

その後、久我さんがお亡くなりになり、

昭和61年に須恵町に寄贈したことで、町立になりました。

久我さんが集めていた美術品は、県立美術館へ寄贈され、

収蔵しているのは、須恵器、須恵焼や、絵画など、

須恵町ゆかりのものなどになります。

 

須恵器と須恵焼きの違い

学芸員の山下さんにお聞きしました。

須恵器

5世紀の中頃、朝鮮半島から生産技術をもった人々が移ってきたてできた、

大陸系の土器。町名も、これに由来するとされています。

須恵焼

江戸時代、福岡黒田藩唯一の本格的な磁器御用窯として発展したもの。

この美術館の一番の見所。あまり流通していないので、

幻の磁器とも言われています。

江戸時代中期から明治35年頃まで、

約150年間に渡って焼かれていた磁器御用窯です。

当時、磁器と金は、1:1で交換されるくらい貴重なもので、

黒田藩も力を入れようとしたのですが、

黒田藩の経済状況によって、御用窯になったり、

民間窯になったりを繰り返しています。

御用窯の証に、家紋である「藤巴」が入った磁器も残されています。

 

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なんと、本格的な御用窯になったのは、1860年。

そこから8年後には、明治になり、黒田藩が消滅し、

以来、民間窯として頑張ってきました。

須恵焼は、茶器が多く、絵付けは絵画的な表現が特色。

 

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というのも、周りに有田焼、伊万里焼など、優れた絵付けの焼物が多く、

後発だった須恵焼は、普通の絵師を取り込むことで、

独自路線を打ち出したのではないかと推測されています。

また、白地に青い絵付けが主流ですが、

黄金色のうわ薬を使った「金錆焼」という独自の技法も見られます。

 

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そして、面白いのが、まだ職人が飲んだこともない明治時代に、

コーヒーカップを作っていること。

 

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久我記念館開館30周年を記念し、

「福岡県立美術館所蔵 久我コレクション里帰り展」が、

9月6日(日)まで開催されます。是非、ご覧下さい。

 

住宅を越えて山道を行くと、突然現れる異空間。

そして、その建物の中にある、須恵の歴史を感じる物たち。

雨の日に伺ったのですが、それも雰囲気があり、素敵でした。

 

Alic Style 粕屋中央ザ・テラスからも近いので、是非、お立ち寄り下さい。

 

 

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