第44週目

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今週の「本郷美術骨董館 presents おもろい鑑定団」は
リスナーからの少し珍しい鑑定依頼を紹介します。

依頼は福岡市のケンジさんから。
「私が小学生の頃に実家の畑から掘り出した、土器、フイゴの一部、石器の原料の石(?)です。
ほぼ同じ場所から出土しました。
私の実家は宮城県で日本で初めて金が産出されたところです。
実家の地名も『金洗沢(かねあらいざわ)』です。」
それがこちら。
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口の所が欠けていますが、表面が滑らかで高さが8cm程の土器。
仕上がりから判断すると鎌倉ー室町時代の物ではないかとの事です。

20200309-4c.jpg
こちらはフイゴの一部。
フイゴとは、火起こしなどの際に空気を送る道具。
こちらも土器と同じ時代の物ではないかと思われますが、
どちらも美術的価値よりは歴史的資料として、
地元の資料館や博物館などに置くことが良いかもしれません。

どちらも資料的価値はあり、10万程。

そして金が含まれているかもしれない石。
20200309-5c.jpg
数パーセントの金が含まれている可能性は高いですが、
含まれる金の価値より、溶かして金にする費用の方が高くつきそうです。

このような資料的価値のある土器などは、
福岡では油山なんかでも出土することがあるそうです。

番組ではリスナーの皆さんからのメッセージを募集しています。
メッセージを送ってくださった方の中から、抽選で毎週1名様に
東京日本橋の老舗すき焼き店「人形町 今半」の、
「特選 黒毛和牛 すき焼きセット(3人前/化粧箱入り)」をプレゼント!
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必ず、住所、氏名、連絡先を明記して、メッセージ下さい。
番組への感想・質問から鑑定依頼まで何でもお待ちしてます。

◎メッセージはこちらから◎
鑑定依頼の場合は、jam@fmfukuoka.jpまで画像を添付してお送りください。
※鑑定依頼でお送り頂いた画像は番組ブログで紹介致します。
※鑑定依頼の写真は大きさが分かるように対象物(ペンなど)と一緒に撮影して頂けると鑑定の参考になります。

※番組内で紹介している買取・販売価格は参考価格です。