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第26回「映画を歩く」宮崎篇 宮崎映画祭

FM宮崎 榎木田です。

今回私が取材したのは、毎年恒例となっている宮崎の映画の祭典「宮崎映画祭」です。
17回を迎えた今回のキャッチコピーは、「それでも映画(ここ)には、希望がある。」

黒澤明監督の「羅生門」、出産を通して生と死を問うドキュメンタリー「うまれる」、
これからの映画界を担う若手、入江悠監督の注目作品
「SR サイタマノラッパー2?女子ラッパー☆傷だらけのライム?」に至るまで、
メッセージ性に富んだ15作品が上映されました。

また、映画祭前日には自主映画祭を開催。
今回は去年宮崎で猛威をふるった「口蹄疫」に関する記録映画も上映され、
宮崎の地域性が特に色濃く反映された内容となりました。

この映画祭にかける想いについて、宮崎映画祭代表の臼井省司さんと、
宮崎キネマ館 宮崎映画祭事務局長の名田敬仁さんに伺いました。

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(左:宮崎映画祭事務局長・名田さん、中央:榎木田、右:宮崎映画祭代表・臼井さん)

劇場で年間100本をご覧になることを目標に掲げる臼井さん。
宮崎で上映されたことの無い作品で、埋もれている過去の作品を私たちのもとへ
届けるべく選定には余念がありません。

今回上映された相米慎二監督 93年の作品「お引越し」(田畑智子さんは当時11歳!)も
そんな中から選ばれた一本でした。
事務局長の名田さんは、口蹄疫の記録映画上映に際し、
「知ること」の大切さを痛感したとのこと。

映画の持つ 娯楽としての役割、メッセージを発信し胸に深く刻む役割、
地域の人を少しずつ巻き込み繋ぐ役割。
宮崎映画祭は臼井さんや名田さんなどのスタッフの尽力のもと、
映画の持つ色んな表情を見せながら地元の私達の心を刺激しています!

キネマ館 004.jpg
その映画の「鼓動」をダイレクトに感じることができる映写室。
宮崎キネマ館の心臓部です!


パーソナリティ

今村敦子
今村敦子

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