エフエム熊本の篠塚祥です。
桜の季節が終わったと思ったら、いきなり蒸し暑い夏日が続く熊本です。
今日は、熊本県熊本市の鹿児島本線・JR川尻駅から「映画を歩く」のリポートをお届けします。
是枝裕和監督の最新作「奇跡」で福岡と鹿児島からやって来た子供たちが、
九州の真ん中の地点で合流するという重要なシーンは、ここ川尻駅でロケされています。
昨年10月に熊本ロケが行われたという映画「奇跡」。
撮影に参加した地元の老舗劇団「劇団石」の堀田清さんにお話をうかがいました。
これまでも熊本ロケがおこなわれたさまざまな映画に出演した経験を持つ堀田さん。
映画の中では、川尻駅の駅員さんを演じています。
クライマックスの伏線ともなる重要セリフもあります。
自然な演技を引きだすために、撮影現場でさまざまな工夫をしていたという是枝監督。
子供たちとのナチュラルな演技をすごく楽しんだという堀田さんでした。
堀田さんの率いる「劇団石」の次回公演は、7月23日(土)24日(日)の二日間、
熊本市の健軍文化ホールで開催です。
演目は、映画「黄泉がえり」の原作者としても有名な熊本の作家・梶尾真治さんの原作を
人気劇団「キャラメルボックス」の成井豊さんが脚色した「ミス・ダンデライオン」です。
詳しくは、劇団石のホームページをご覧ください。
http://www3.to/g-st/
昭和の匂いを残した素朴な佇まいの川尻駅。
九州新幹線が開通して新しくなったきれいな熊本駅もいいですけど、
こんなやさしい風景の川尻駅は、なんだかこの映画にぴったりの場所だと思います。
駅舎には、映画「奇跡」のスタッフの寄せ書きが掲示してありました。
映画「奇跡」は、6月4日(土)九州先行の公開です。
以上、エフエム熊本の篠塚祥がお伝えしました。