FM福岡 シネマフル・ライフ スタッフです。
今月は、昨年12月20日に公開された映画「K-20 怪人二十面相・伝」のロケ地
九州大学 箱崎キャンパスを訪ねてみました!
今回お話を伺ったのは、福岡フィルムコミッションの松尾 徹さん(写真左)と
九州大学広報室の城戸陽一さん(写真右)です。
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「K-20 怪人二十面相・伝」は、主演に金城武さん、松たか子さんを迎えたアクション大作です。
九州大学箱崎キャンパスの正門や校舎(写真左)を 「陸軍省情報研究所」に見立てて、
撮影が行われたのですが、撮影までのお話を伺いました。
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2007年10月初めに、制作会社から1950年位の時代設定で、
九州大学の古い建物を借りて撮影ができないかと相談があったことから
九大でのロケに向けての準備がスタートしたそうです。
以降、12月までメインスタッフによる数回のロケハン。
フィルムコミッション、九州大学・広報室、制作部スタッフで打ち合わせを重ねること
数知れず。。。
特に、時代設定・舞台設定にあった装飾を校舎などの施設に施す撮影前の準備が
大変だったそうです。
撮影前の飾りこみや撮影時には、地元専門学校・映画学科や自主制作映画を行っっている
学生にもボランティアとして協力してもらったそうです。
実際に映画の現場が手伝えるなんて 学生さんにとってもすばらしいチャンスですよね!
撮影は オファーの翌年2008年1月から行われました。
九大での撮影は、14時くらいから準備を始めます。
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夜のシーンの撮影であったため、日没後撮影開始。
ラフタークレーン車とワイヤーを使用し屋上でアクションシーンの撮影を行い、
終了後、完全に撤収したのは朝4時くらい。
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撮影日の1週間くらい前から、制作部・美術・装飾部等のスタッフにより
撮影現場の建てこみが始まります。
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撮影期間中は、連日、早朝6時くらいから準備を始め、22時くらいに撤収。
さすがに大変ですね。
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弾着を使用したり、ラフタークレーンとワイヤーを使用したりとアクションシーンの撮影などが
行われたそうです。(上記写真の場所は 金城武さんの逃走シーンに出てきます)
もちろん 撮影用に装飾した場所は、4月初めくらいまでかけて復帰作業が行われました。
撮影後の大切なお仕事ですね。
寒い時期での撮影だったので、あたたかい食事を求めて学食も利用されたそうです。(写真は中央食堂)
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金城さんや松さんも 九大名物メニュー「ジロー風スパゲティー」を食べたのかしら・・・という
妄想にかられてしましました。
伊都キャンパスができ、学生さんの多くがすでに移転している九州大学箱崎キャンパス。
しかし、その校舎には、静けさとともに、どっしりとした存在感がありました。
長い歴史を歩んできた古い校舎たちが スクリーンの中で「第2の人生」を生きているんですね。
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公開時 九州大学で行われた試写会では、エンドロールに九州大学のマークが出たとき
思わず歓声があがったそうです。
まさに映画によって、自分の学校や街への愛着が生まれたんだなと思いました。
映画「K-20 怪人二十面相・伝」には 九州大学のほかにも、
北九州の街や雰囲気のある建物もたくさん使われています。
あらためてDVDで あなたの知っている風景を探してみてください。
金城武さんも とってもカッコよいですよ(笑)
映画「K-20 怪人二十面相・伝」公式サイト http://www.k-20.jp/
九州大学 箱崎キャンパスMAP http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hakozaki/hakozaki.html
福岡フィルムコミッション http://www.fukuoka-film.com/
北九州フィルムコミッション http://www.kitakyu-fc.com/
