fmfukuoka

2009年9月アーカイブ

【その15】この頃の動き

| コメント(2)

作演出の阿久根です。

どうも。

まーただいぶ空けちゃったんで、まずは近況の報告から。

9月18日には、美術、照明、音響、衣装、群舞ダンサー手配についての会議を、プロデューサーの大塚さんを囲んで、
権藤君、岩切さん、緒方さんとでやりました。

今の時点で出せる細々とした指示を僕から出して、更に今後起こる問題を想定していろいろ話し合った結果...

結論としては

えー...――――

手間と金が掛かる

でございました。

群舞のダンサーを募集するということで、オーディションなどの日程や、舞台で使う音集め、
そして衣装の参考資料集めを、いつまでにどうするという話をしまして...

結論としては

えー...――――

......

手間と金が掛かる

でございました。

大塚プロデューサーには、局に上げる書類作成、細々とした交渉などの仕事をたくさんフッて、
この日は締めて、後はビール飲んで食って帰りました。

で、僕はラストシーンのところをイジって、もっと長いシーンに改稿。

えー...

9月24日は、林さんという役者さんに【相国】役をお願いしに行きました。

ラジオの相国は僕がやっていましたが、舞台では林さんがやります。

林さんのほうが僕なんかよりいい芝居をしてくれますので。


まー、多くの人は僕が相国やってたなんて知らないんですけどね。
番組クレジットに、何度も僕の名前が出てくると「ややこしい」という理由で、
キャストのところには僕の名前出てませんからね。

なので、多くの方から

「あれ米岡さんが出てたでしょう?」

と言われるんです。

僕の声はどうも、FM福岡でパーソナリティを務めてらっしゃる米岡さんの声に似ているらしいんですよね。

僕が演出をしていたあるステージでのリハーサル時に、仕事で遅れた米岡さんの代役で、僕がナレを入れたことあったんですけど、カゲナレだったんでそこにいる人たちは、僕の声を米岡さんと間違えてました。

似てるらしいです...

でも、米岡さんが僕のモノマネをすると3オクターブくらい高い声を出してマネしてましたけどね。

なんかですね...僕ってコーフンすると声が高くなるみたいで...
熱くなるとキーキー言ってるらしいです。

舞台の相国は、そんな僕の芝居とは違うものになりますから楽しみにしていてください。

林さんには、「相国は変態です」と、役作りに必要な情報は伝えておきました。


で...

その翌日の25日、午前中から音楽担当の岩崎さんのスタジオに行ってきました。

なかなか出来ないからシビレ切らしてー、電話してー、時間作ってもらってー、そして伺ったワケです。

せめてオープニングの一曲くらいはあげてもらおうと思いまして。

で、曲の頭から、もーいろいろ言わせていただきまして、今タタキで貰っている音楽をガラリと変えさせていただきました。

僕が細かいこといっぱいズバズバ言うもんだから、岩崎さんの顔色が...なんか...曇ったり、フリーズしたりしてましたけど、
まったくお構いナシに「こーして下さい、あーして下さい」を連発。

でも、そうやって岩崎さんが、僕のわがままを聞いてくださったお陰でスゲーいいのが出来そうです。

岩崎さんが、

「これで作業が早くなりました。もうすぐにでも出来上がるので、送りますよ」

と...

ンー...でも...

今日で9月終わりですよー!

そろそろ曲がほしいなあー岩崎さんッ!


作演出 阿久根知昭


どうも。

また間が空いてしまいました。

映画の仕事が、今月末の締め切りだったのに、急遽スポンサーが「あらすじが知りたい」なんつーことを言うたらしくて、17日の夜が締め切りに変更となり...今、急いでやってます。

というワケで、相変わらずムチャな仕事をしております、作演出の阿久根です。

てか...元々、この『月のしらべと陽のひびき』の舞台化だって、ムチャ振りから始まっておりまして。

大塚さんは、このラジオドラマを、

「舞台化したらあ」

なんてことを初めっから言ってたんですけど、僕があまり興味がなくて聞き流してたんです。

ところがですね、
えー...ラジオドラマにもキャストされています役者さんで、岩城朋子さんという方がいらっしゃいます。

29_1_~1.JPG

この方です。

女主人の声を担当されている役者さんです。

実は、この人の押しの一手で舞台化の運びとなりました。

もー、ゴリ押しでした。
(いつものことですけどね)

写真がモノクロなのは僕の手元にそれしかなかったからです。

すみません。

―――

『月と陽』がオンエアされたあとくらいから、岩城さんから

「『月と陽』舞台化しましょう」

というメールが来るようになりまして...

僕は「うーん...」と唸るだけを繰り返してたんですけど...だんだんエスカレートして、ちょっとした質問メールの文末に、

「『月と陽』の舞台化よろしくお願いします!」

自分の舞台公演の案内メールの文末にも、

「『月と陽』の舞台化はいつに?」

自分の舞台が終わった後のメールでも...

「次は『月と陽』ですね、ヨロシクお願いします」

で、いつの間にか―――

「『月と陽』の舞台化をどうするかですけど」

てな具合に、なんとなく「やる」風なカンジに変わってゆき、気が付くと、僕は、あーしろこーしろと指示を出していたのでした。

んで、小さなハコをおさえまして...

―――

この方は前にも、僕に「舞台のホンを書いて演出してください」とゴリゴリに押して成功した過去があるから、とにかく押すんですよね。

貯金を投じて僕に作演出させて、1時間45分の一人芝居やっちゃった人ですから。

2004年に公演した、僕が作演出の舞台に出演して、なんかいい感じに思ってくれたようで、僕の書いた芝居に出たい一心で、1年以上も口説いたんですから凄いです。

まあ、一人芝居の時は、僕の要求が細かいし高すぎるしで、吐いたし、倒れたし、髪の毛バッサリ抜けたしで、公演が終わった時は魂の抜け殻になってましたけどね。

僕の演出は、ド素人であろうとベテランであろうと、だいたい皆さん自覚の無いまま1度潰れるんです。

岩城さんも潰れました。
でも、それがただ潰れたワケではないと知っているからこそ、僕の現場にまた関わろうとしてくれるんでしょうけど...

そーゆー風に僕のイメージをよく知ってる人だから、ラジオドラマの収録時の僕の演出には物足りなさを感じたみたいですね。

今度の舞台で、僕が一番言葉を贈らなきゃいけないのは、恐らくブッチさんになるから、岩城さんが倒れることはないです。

で、次は仕込む期間が長いからたくさん言えますし、ラジオよりもっともっと良いものが観せられると思いますよ。

あ、

でー、岩城さんが言いだしっぺなんですけど、岩城さんの構想は、元々芝居が主体で、それにちょっと箏の演奏が付いているというものだったので、それじゃ、どう考えても、僕はラジオドラマに勝てる気がしなかったんですよね。

というより、ラジオドラマが舞台上に上がっただけのような...

ま、岩城さんはラジオドラマに勝とうというよりも、ラジオの少し甘めの芝居ではなく、しっかりとした生の芝居を、僕の演出を知る人間としてちゃんと観せようと思ってくれてたのが主だったと思うんですけど、
でも、僕からすると、それくらいでは客から金を取るだけのサービスには足りてないと思ったんです。

だから、ラジオでは表現として見せることの出来なかったダンスにこだわり、演奏自体も、もっとダイナミックにしたかったんですよね。

そうするともっと大きなハコがいい、となりまして、ももちパレスで公演する運びとなったワケです。
仕掛けが大きい分、そこはFMフクオカさんの全面的なバックアップをしてもらって、もっと多くの人にこのステージがご覧いただけるようになりました。

めでたしめでたし。

で、

「俺も手伝うから」

とか言ってた大塚さんに

「はい、じゃ、プロデューサーね」

って(笑)

今、面倒くさいことは大塚プロデューサーにふってます。

大塚プロデューサーは、遊びの合間合間に仕事をしてくれているようです。

先日はスイスに遊びに行く前に「音楽は?」メール貰ったし...(笑)

作演出 阿久根知昭

【その13】音楽まだ制作中です

すみません、長々と休んでました作演出の阿久根です。

大塚さんに任せっきりでごめんなさい。

てか、大塚さんがこの前に書いていた下の記事、大塚さんどこかの植え込みに隠れて喋ってるみたいで面白いです。

なーんつーことを言いつつ、久し振りの更新です。
―――

僕は8月何してたかというと、バングラデシュを舞台とした映画プロットを書いてまして...
(バングラデシュなんて詳しくないのに...)

んで、そこへ来て、漫画原作の映画プロットを、アフリカ舞台で書かねばならなくなり...
(アフリカなんて詳しくないのに...)

その時点で、キツイなあーと思っていたのに、エロい話を集めたオムニバス映画の一話の脚本を書いて欲しいと頼まれて...
(エロは...まあそこそこ分かる...)

その3つの仕事の締め切りが31日だったので、もう地獄だったのでした。

最後のエロなヤツはちょい過ぎて9月3日渡しになりましたが...映画プロデューサー君が、
「明日、Fテレビに行くことになってますけど、どうなってますか?」
「知らんがなそんなもん」とは思いましたけど、とりあえず無理やり仕上げて送っておきました。

で、クソ忙しい8月24日頃に、大塚さんからは「音楽は?」みたいなことメールで突かれましたけど、そっちは只今制作中。

まだ出来上がってないようです。

でも、もうすぐ出来上がります。

音楽を、今、懸命に作っていただいているのは岩崎さんという方です。
ということで岩崎さんのプロフィールを紹介。

マルチピアニスト/作編曲家 
岩 崎 大 輔
 
1974年15歳でピアニストとしてデビュー、
ヤマハエルモーショングランプリベストキーボード賞を2度受賞。
1981年ボストン・バークリー音楽院へ留学しピアノ、作曲、編曲、和声学等を学ぶ。 
帰国後、東京を拠点にジャズを中心とした内外のトップミュージシャンとのライブ活動から、
テレビドラマの音楽を担当するなど多方面に活躍。
プレイステーションのゲームソフトの音楽を担当。
オーケストラとの共演や、邦楽・ジャズ・クラシックの融合したコンサート、CD製作のプロデュース、
国内各地、ドイツ、韓国、中国などの海外でも演奏。
『福岡市文化賞』受賞。
平成20年度福岡市文化賞を音楽(洋楽)部門で受賞。

―――...というような方でしてね、今、凄くいいのを作っていただいてるんですよ。

ンー...岩崎さん、ここ見てるかなー...

もう一度言っとこう。

もーねえ、もーもースッゴクいいのをね、作ってもらってるんですよ!

で、只今制作中。

大塚さんから「音楽は?」と訊かれたときは、僕自身が仕事に追われていたために、岩崎さんに「出来ましたー?」みたいな窺いの連絡を、僕がまったくやれてませんでした。

「まだですかー?」とかね。
なんとなく、その数日後には僕が言われそうな状態だったので...

えー、今は言えますよ(笑)。

で、新しい音楽なんですけど...

ラジオドラマと舞台では、ここも大きく違うところですよね。
舞台では、お客さんにもっと楽しんでいただくよう構成を組み直していて、劇中の音楽もまた新たに作ったりしているワケです。

えー...

ンー...

岩崎さん頑張ってください。


作演出 阿久根知昭


Podcast

アーカイブ

最近のコメント