今日のゲストは成底ゆう子さん。
沖縄県石垣市の出身でそんな沖縄の風を感じる素晴らしいシンガー。ではありますが、かなり異色の経歴の方。
お祖父様の三線やクラシックの影響を受けながら、東京の武蔵野音楽大学で声楽家に入学、業後は歌劇団の研修生となりイタリアでの研修でオペラの道を目指すもその道を諦め、シンガーソングライターとしての活動を開始。
2004年に最初のアルバム『詩色』をリリースしますがそこからテレビ番組で、「ふるさとからの声」が取り上げられて話題を呼び2010年にメジャー・デビュー。6年後でした。
ゲストの出演部分はこちらから(LINK)
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)
あまりにも紆余曲折。そしてメジャーデビューしてからは10年間その歌声を届け続けています。
時々思うのですが、自分のいるべき場所にたどり着くまでよく折れることなく信じて頑張れるなあと、それってやっぱり何かに選ばれた人ということなのかなあ、なんて運命みたいなものさえ感じます。
「ていうか心が折れそうとかじゃなくて、心が折れたままがんばってるってかんじでして(笑)」
続けて、
「そして、一番はファンの方々です。あとはご縁だったり繋がりだったりで信じてくれたところが大きいですね」
成底さんはそんなかんじで明るくて楽しくて、私達みたいな者にも気を使わせないようにいつも愉快。
ガチャポンの「春を感じる時は?」の質問にもかぶせ気味に「花粉症です(キッパリ)」みたいな。
そして3月11日ははじめてのベストアルバム『ダイナリズム?琉球の風』が発売されました。
16曲のボリュームでデビュー曲から新曲までこの10年がギューっと詰まっています。
「デビュー直後が3.11(東日本大震災)で新人の私達はなんにも活動できなくて、だからそのころは10年後こうしてベストアルバムをだせることなんてホントに思って無かったので思いはひとしおなんですね。だから今回もリリースを3月11日に合わせたんです」
そんなアルバムの中でも甲子園で仙台育英高校はじめ各校の応援歌として一躍世間にその名を広めた「ダイナミック琉球?応援バージョン?」(今回再録音)は成底さんにとっても大きなものだったそうです。
そんなアルバムのお話や、現在の音楽性に至るまでの興味深いお話はぜひタイムフリーで聞いてくださいね。
今回、そんな成底さんの思いも深い、福岡も含む初めてのソロツアーも残念ながら中止や延期になってしまいました。
ガチャポンの質問の「あなたの望み」にも即答で「それはもう新型コロナの収束ですね!」と答えてらっしゃいました。そうですよね。本当にそう。この状況が落ち着いて福岡での成底さんのステージ見てみたいですよね。
とってもパワフルな成底さんもこのときばかりはしょんぼり。
とはいえ成底さんの楽しいお話は、スタジオを明るく包んでくれて、いろいろな経験を経て至った現在なんだと心から尊敬いたしました。
成底ゆう子オフィシャルウェブサイト -YUKO NARISOKO OFFICIAL WEB SITE- (外部リンク)
そんな今日ですがバンさんはお休み、ピンチヒッターは久しぶりに登場の愛智望美アナでした。
久しぶりだったんですが今や「Weekend more radio!! ?7サタ (ナナサタ)?」はじめあちこちで大活躍。今回はちん。助けられっぱなし。今回「も」でした、すみません。
いろいろお話ができて楽しかったですけども、一番記憶に残ったのは「スマホの待受は湘南乃風のショックアイさんに限る」ですかね。あいちんはおかげで当たったんですって!私も宝くじ買ってみます。
メッセージテーマは「あなたのノゾミ」。
今日もたくさんのメッセージありがとうございました。
やっぱコロナで日本中が大変なこの時期、「早く収束しますように!」ってメッセージをとにかくたくさんいただきました。
ほんとにそうですよね。
この前までは楽しい日々でしたのに、気がつけばこんなことになるなんて。理屈に合わない思いの方も多いでしょう。ってみんなそうですねえ。
他にもノゾミがいっぱい。
それぞれの願いはいつも以上に強く思いましたよ。
それを受ける今日の愛智望美さんも良かったですよね。なんかフレッシュ。
ひとつひとつのメッセージに真摯に反応していて、こうだよなあと改めて見が引き締まりましたよ
ほめすぎかも。
みなさんありがとうございました。
来週もお持ちしていますよ!
今週の「ほっと一息-弁護士さんとのティータイム」はついに、本コーナーの2トップ池田耕一郎・井上健二弁護士が登場です。ていうかおじさんばっかり。しかし楽しさは倍なのでありました。
今日のテーマはもうおなじみ「不安を安心に」について、改めて弁護士さんってなんなんだろうみたいなお話を。
いろいろ楽しいお話交えながら、法律というものを扱うことや安易に理解したような気になって誤ったことにならないように、弁護士さんたちが日夜奮闘していることも垣間見えました。
池田弁護士は居酒屋さんで隣の法律談義でさえ、思わず口を挟んでしまうそうで思わず笑っちゃいますが、番組でもあちこちでのぞかせていますが実は大変な熱血漢。こんな弁護士さんならなんでも相談できそうじゃないですか。
興味深いお話たくさん聞けました。
次週もどうぞお楽しみに。
福岡県弁護士会 不安を、安心に。 (外部リンク)
今日のチンタメはシリアの内戦で強く生きる女性の姿を記録したドキュメンタリー「娘は戦場で生まれた」をご紹介。
去年から戦争をテーマにした映画がまた増えてきました。
それも多様なアプローチで描かれていますね。時代の空気に敏感なのが映画。危機感があるのかもしれません。
そんな中で今日紹介した「娘は戦場で生まれた」は、学生時代からシリア内戦、その中でも最も苛烈な「アレッポの戦い」のど真ん中で学生時代から結婚、出産、そして赤ちゃんを抱えて記録し続けたのがこの映画です。
ちなみに2012年からはじまり、シリア内戦は形を変えつつも今もなお続いているのです。
最初は「アラブの春」の流れで、比較的穏健なデモをしていた学生たちが、アサド政権に拘束、拷問、そして発砲による死者が出ることで反政府運動に発展し、一部の元軍人などの参加で武装化。さらにシリアにロシア、反政府側にアメリカが付きさらにイランも加わった代理戦争の様相を帯び、そこにISやゲリラ組織もその間隙を狙って参入と泥沼の戦争状態に。
結果、権力やプライド、利権も交えた内戦の煽りを食らうのはいつも市民です。
そんな市民のひとりで、学生運動にも参加していた女性ワアド・アルカティーブ(っていうとってもきれいな女性)はビデオカメラ片手に記録し続けたのです。
画面いっぱいに映された天使のように愛らしい娘サマに優しく声をかける母ワアドから映画は始まります。
しかし、その後ろには「ガーン」「ドーン」といったまったく相応しくない爆撃音が彼方に鳴っているのです。
そこからは耳をつんざくような轟音とおびただしい犠牲者の数々、そして真逆にしか思えないあどけないサマの姿。
こんな戦禍にあってなぜ子供を。と思われる方も少なくないでしょう。
それに対して、それが故に。とワアドは自分の意志を語り、その同じ口で「母親失格」とつぶやき「ごめんね」と溢れるような愛を持って何度もサマに謝ります。それを打ち消すように激しい爆撃と瓦解する建物。
胸が張り裂けるような瞬間ばかりです。
しかしそんな中でも強く、明るく生きる市民の姿と、こういう中だからこそ輝く生命の讃歌。
女性ならではの視点で描かれるあまりにリアルで痛ましくもたくましい戦争の記録です。
私達と同じ空の下でこれらは起きている事実であり、それを知らぬことは罪ではないのか。と考えてしまいました。
機会あればぜひ御覧ください。
今週はここまで。
毎週こうやってキーボードを叩きながら時にブログだSNSだと一所懸命やるんじゃなかった。と勝手に後悔する日もありました。しかしそれもあと一回。ムシのいいもので今となっては後ろ髪惹かれる思いですね。
ではまた次週。
後ろ髪ありませんけどね。