1月29日、ご趣味はなんですの?

今日のゲストは現在アメリカでジャズミュージシャンとして活躍中の大江千里さんと電話でつないでみました。
とはいえ、現在日本に帰国中。

年越しはアメリカで。そんな生活も13年目になりました。
なんだかんだですっかりアメリカの生活に馴染んだなあなんてお話から。


ゲストの出演部分はこちらから(LINK)
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


ガチャポンの質問ではまさにそんなアメリカ生活が長くなった大江さんに「日本での楽しみ」を。

「やっぱりコンビニですねえ」

と意外な一言。日本に帰るとまずコンビに行くのが楽しみ。
おにぎりが増えてたり、日本ならではかつ豊富に揃ったコンビニの素晴らしさに喜んでいるそうです。

そんな大江さんの最新作は昨年9月発売の「Hmmm」 、「フーム」と読みます。
日本のポップスのスターから、単身渡米。イチからジャズの世界に身を投じて6枚目のオリジナルアルバムです。
カッコいいジャケットアートもご自身の手になるもの。

「人生はジェットコースターみたいなものだから立ち止まって『フーム』って腕を組んで思うことも、また前に進むことが必要だし、光も影も取り込んだそんなアルバムにしたくって思いついたタイトルが『Hmmm』」

ふーむなるほどお。
アメリカに渡って、ある意味頑ななくらい過去を振り返らずジャズの世界に邁進していた大江さんですが、前作『Boys & Girls』では打って変わって日本時代のヒット曲の数々を今の大江さんのセンスで軽やかにアレンジして見せてくれました。

そんなアルバムを経過して作られた新作は、初めてピアノジャズの王道とも言えるトリオでのぞみ、なおかつ今までとはまた違う軽やかでポップなキラキラしたアルバムになりました。

そんな意見に同意しつついろいろな経験を経て「自分の一番いい部分を遺憾なく発揮して表現するってことを考えるとやっぱメロディかなって。そんな過去も今も無理なく取り組んだのがこのアルバムではありますね」

とご自身も自分の道をビシッと定めたような手応えもあったようです。

またNYのジャズシーンで大注目のドラマー、アリ・ホーニグとベーシストのマット・クロージーを迎えてのピアノ・トリオも素晴らしくて楽しいお話聞かせてくれました。すごいメンバーなんですよ。

このアルバムを聞けば、確実にライブを観たくなる。そんな一枚でもあります。

Senri Oe "Hmmm" Japan Tour 2020

2月23日(日)イムズホール 
開場 16:30/開演 17:00

「去年の1月ソロ、5月13日のブルックリンパーラーはこの3人のパフォーマンスにイケることを確信して、それからレコーディングしてまた九州に戻ってきます。成長と成果を見てほしいです」

自分のやりたい音楽を追求するためにポップスターの道を捨てて、無名のイチジャズマンとして渡米した大江さんを尊敬します。そしてその生活を楽しみ(ま、苦しみ)ながら着実に形にしていく大江さんは素晴らしいですね。

まだまだ聞きたいお話ありましたけど、この続きはいずれスタジオでお願いしましょう。

大江千里 | ソニーミュージック オフィシャルサイト (外部リンク)
大江千里|note (外部リンク)


今日は珍しいお客さんも。
突然乱入してきたのは櫛田神社の節分大祭の宣伝隊のみなさんです

わーとやってきてわーっと去っていきました(笑)。

商売繁盛や家内安全のご利益があるという、高さ約5メートルの日本一巨大な"お多福面"をくぐるおなじみの節分大祭。そのお知らせのためにやってきてくれました。

権禰宜の高山さんの見事なお話と、キュートな巫女さん。
暴れてもちゃんと大事なところはわきまえておとなしい鬼(青鬼はラジオファン)。

豆をぶっつけてやりましたよ!
楽しかったですねー。ありがとうございました。

それにしてもこのまんま外からやってきて帰りました。すげえぜ。

櫛田神社節分大祭

【前夜祭】2020年2月2日(日曜日)
●節分福迎え祭 大お多福清祓いとくぐり初め 11時?
●節分前夜祭 神楽奉納 17時/18時(2回)
【節分大祭】2020年2月3日(月曜日)
●豆まき神事 10時?16時(30分毎)
 くまモンによる豆まき 10時30分/15時30分
●厄除開運祈願祭 10時?18時
●縁起物が当たる福引き 10時?18時

行こうぜ節分大祭!

こちらもキャラでは負けていませんよ。
「ほっと一息?弁護士さんとのティータイム」

今回もおなじみ井上健二弁護士とキックの(!)太田千遥弁護士です。

今日は「逮捕」刑事事件のお話。
芸能人の事件なんかでお馴染みですけど、一歩間違えば私達だって程度の差こそあれそんなことに巻き込まれたっておかしくないですからね。

そんな時って、どういうふうになるのか。弁護士さんはそんな時どういうふうに手助けしてくれるのか実践的にレクチャー。

えーっとちんが逮捕されています。こちらもよかったらタイムフリーで。
どんなコーナーだという気もしますが間違いなく楽しく役に立ちますよ!

福岡県弁護士会 不安を、安心に。 (外部リンク)



今日のメッセージテーマは「趣味」。

この前の「お菓子」に味をしめて、気持ちいいほど定番にしてみました。
それと最近、なんか趣味っていってもほんとに多種多様で、ちんも最近新しい趣味がほしいなあと思っていましたのでみなさんに御知恵拝借って意味もね。

これがまたたっくさんのメッセージいただきましてありがとうございました。

そして、本当にいろんな趣味があるもんだなあと感心。

もちろん定番の「読書」とか「ライブ」とか「食べ歩き」とかだって、聞いてみないとわからない奥深さがあるんですよねえ。そうそう「俳句」や「川柳」なんかも今再び大人に大受け。そんな方も多かったな。

あとスポーツが趣味の人は総じてイメージが良い。
やっぱ、ひとつはスポーツ関連を趣味に持っておきたいですねえ。ジョギングはしんどいし、テニスは全然似合わないし、カバティとかモルックとか大穴みたいなやつならなんとか。

そうだ「ヨット」ってすごく良くないですか。
しかも意外とお手軽に始めることができるとか。そんな意外な情報もありがたかったですね。

変わったところではひたすら調査して統計をとったりする」趣味ってなんなんだろうな。でも友達に一人欲しいと思ったりしました。

そんなかんじで次々現れる趣味の数々、めくるめく趣味の世界にみなさんと迷い込んだ今週。

すごい楽しかったけど、どの趣味がいいのかわかんなかったです。えーっと、おしまい。
次回に続きます。きっと。

バスを待つ可愛い学生の皆さん。やたらと愛想が良くて愛せますねえ。

さて、今日のチンタメはここ最近では一番緊張しつつ気合を入れて臨みましたのよ。話題の大ヒット作品「キャッツ」です。

大ヒット作かつ問題作。

1981年にロンドンのウエストエンドの初演から、ブロードウェイで当時のロングラン記録を樹立。日本では1983年、劇団四季が大きな話題を集めブロードウェー公演の7485回を超える8600回を記録、日本国内のミュージカル上演で最多記録を更新。福岡でも1990年、シーサイド「キャッツ・シアター」で万5000人を動員してその後はキャナルの福岡シティ劇場でも万人を動員したことを覚えている方も多いハズ。私も遠い昔ももちで観ました。

まさにミュージカルの金字塔。

それを監督を「レ・ミゼラブル」のトム・フーパー。脚本は『ロケットマン』の"リー・ホール"、製作総指揮には"スティーヴン・スピルバーグ"振り付けは今アメリカで最も話題の振付家が、アンディ・ブランケンビューラー。バレエ界、音楽界、映画界のスターを贅沢につぎ込んで超超大作としてアカデミー賞万全で臨んだのがこの作品。

これが蓋を開けたら史上最高レベルの叩かれ具合で、ここ日本でも話題に。ラジー賞あたりはノミネートされそう。

さあ実際に見てみたらどうなのかっちゅう話です。

番組でも申し上げたとおり、あくまで個人的な感想ですけど「映画としてはイマイチと思った。だけど歌とダンスは最高なんですよ」これが正直な感想です。お好きな方には申し訳ないす。

ただ「キャッツ」の最大の特徴は最近のミュージカル映画としてはダントツに、歌って踊るシーンが多いんですね。体感では9割は歌って踊ってる。

「9割歌って踊って」て、「歌とダンスは最高」ならば「9割最高」じゃないですか、じゃあ最高じゃないですか。なんなん自分。

ここが今回の「キャッツ」の難しいところかなと思いました。
どこを中心に楽しむかで評価がぱきっと分かれるような気がします。

そもそもオリジナルの「キャッツ」ってそういう話(だと認識してます)。

T.S.エリオットの詩「キャッツ?ポッサムおじさんの猫とつき合う法」を基に、作曲家のアンドリュー・ロイド=ウェバーが構成し、音楽をつけて製作したミュージカルです。元々の原作というものは存在せず、詩と詩をつないで構成してあるので、いわゆる起承転結以上に個々のパフォーマンスとそれこそ「ミュージカル」としてのあり方が素晴らしかったんではと。

映画はそんな舞台に忠実に、なおかつ監督は映画的であるようにもともと主役的な存在が希薄な物語に、捨てられた美し子猫のヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)を軸に映画的な展開を加えています。

映画好きな私としてはやっぱりもっと映画的なほうが好きですし、冒頭からずっと歌と踊りで世界観を説明されあわくって戸惑っている間に、巷間言われるように人間の役者にCGを施してサイズまで動物サイズにしたビジュアルに慣れなきゃいけないのが少々しんどかったです。

でも、やっぱり歌と踊りが最高で、色んな意見はありましょうが名曲「メモリー」を歌い上げるクライマックスは問答無用の素晴らしさ。

そんな意味ではいろいろ意見はわかれましょうが、でもやっぱり観てほしい。

映画として見るか、ミュージカルとしてみるかでも分かれそうですし、それぞれのジャンルのファンとして見ても色々見方はわかれそうです。

観てあなたなりに最高か最低か、自分で判断して意見をもつのがふさわしい映画だと個人的には思っています。そういう作品こそ生涯に一本となることは多いのですから。

映画ってそんなあたりが楽しいんではないですかねえ。って思うけども。どうでしょ?

今週はここまで。
また次回です。