今年最後の水曜ラジゴン、ゲストはジャズボーカリストの山口葵さんです。
福岡を拠点に国内のみならず活躍している山口さん。
「11月、12月がやたらと忙しくてやっと一段落したところ」と笑顔。
ゲストの出演部分はこちらから(LINK)
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)
クリスマスはもちろんコンサートやイベントなどで忙しい山口さんですが、学生時代にはクリスマスイブに鍵を忘れて出ていってしまって、寒い中ひとりファストフードの店内で過ごしたりなんて思いでもあるんだそう。
プロになってからは2年前の12月に、クアラルンプールのホームコンサートに呼ばれて歌ったそうですが、その時の主賓がなんとマレーシアのマハティール首相(当時は返り咲きの選挙運動中)!
奥さんのピアノで一曲共演。リハーサルはご自宅で。
なんて、ものすっごいエピソードも披露してくれました。
そんな多忙な毎日を癒やしてくれるのは猫。という愛猫家。
そのお話のときのニコニコ具合はこれはかなりのものだな!と思わされたりして。
そんな山口さんの新譜はこの12月に発売されたばかりのミニアルバム「Recollection〜回想」です。
「以前から念願の日本語の曲のジャズアレンジの一枚で、ファンの皆さまからのお声を集めた初のリクエスト集」とのこと。
一聴してわかるのはもちろん山口葵さんの唯一無二のディープで圧倒的なボーカルですが、同様のコンセプトのジャズアルバムとは随分印象の異なるオリジナルとの距離感が素晴らしいです。
「私が聞いて育ったような楽曲ばかりですし、ちあきなおみさんなんかは私のアイドルですし」
山口さんの思い入れの深い楽曲に魂を吹き込むように歌った入魂の一枚でもあるんですね。
山口 葵 7th CD「Recollectionー回想ー」発売記念コンサート
vocal 山口 葵 / piano 石井彰 / bass 金澤英明2020年1月14日(火)
会場:中洲Gate's7
開場 18:30 / 開演 19:30
「今回のミニアルバムからはもちろん、武満徹さんのナンバーもありますし、先日なくなったペシャワール会の中村哲さん、私もペシャワール会の会員だったこともあるんですね、だから中村さんの思いも込めて、いくつかお届けしたいと思っています」
ライブももちろん楽しみですが、聞けば聞くほど聞きたいエピソードが散見される山口さん。
またスタジオに来ていただいてぜひ続きもお聞きしたいですね。
ありがとうございました。
ジャズシンガー山口葵の公式サイト (外部リンク)
「ほっと一息~弁護士さんとのティータイム」も今年最後となりました。
で、今週からは仲地彩子・南川克博弁護士をお迎えします。
毎回個性豊かな弁護士さんが来てくれるんですが、今回も最強。なんとご夫婦です。
しかもかなり空気感が抜群なご夫婦。
始終スタジオは和やか。とても素敵なお二人です。
でもって、今日のお話の中心が「離婚と子ども」だったりするもので、リアリティがとんでもなく抜群。
というか、聞きながらところどころドキドキ。
今までになくリアルで胸に迫るお話になったんじゃないかと思います。
もし今日みたいな問題に自分が直面したら、このお二人に相談したいなと思いますよねえ。
新年もこのお二人に登場願います。
どうぞお楽しみに!
福岡県弁護士会 不安を、安心に。 (外部リンク)
そんなわけで、水曜日のラジゴンは今週が年内最後。
今年も一年このコンビでやりきることができました。みなさんありがとうございました。
ちなみに写真はバンさん撮影の集合写真。
今年もこのメンバーでお送りしました。
そして今日は毎年恒例、裏の紅白歌合戦。
紅白歌合戦に出場しないアーティストの曲だけでお届けしているんですが、今年はさらに一度も出場してないアーティストをディレクターが厳選してくれました。余計な労力、最高の努力というわけでございます。手前味噌ながら最高でしたね。
皆さんから頂いたたくさんのメッセージを紹介しながら、こうやっていつものように水曜ラジゴンのいち年は終わっていくのでした。
とりわけ今回は、みなさんから私達へのメッセージが多くて、なるほどバンちんの水曜日も何年も続いているんだなあ。マイクの向こうとこちらがわの信頼関係(と不審もあるけども)って深まっているんだなあと実感しました。
そしてチンタメは今年一年を振り返ってみました。
今年もたくさんの映画とエンタメをご紹介してきました。
そんな中で今年を象徴する1本としてはとりあえずは「ジョーカー」だと思いましたね。
ここまで大ヒットするとは誰も思わなかったこの作品。
バットマンの悪役だし(人気悪役ですけど)アメコミ映画としては低予算。なんといっても主人公のジョーカーはある意味狂った極悪非道の怪人になるまでを描いた作品。
ヒットの仕方が昨年の「ボヘミアン・ラプソディ」のようでしたし、今、この時代に観るのが多分一番面白いと思われる世界の空気とバッチリあっている。そういう意味でもいろいろ考えさせられる作品でした。
今年は「カメ止め」で変化した状況に乗るように超低予算作品、超マイナー作品にも素晴らしい作品が多かった一年。
そんな作品としては、なんなら今年一番でも良い「メランコリック」「岬の兄弟」が好きでした。
大人の人は興味もなさそうな、毎年すごい数量産されているティーンズ向け青春映画。
この数年明らかに傾向が変わってきて、見逃せない作品がぐっと増えたのも今年。
以前「溺れたナイフ」で紹介した監督山戸結希のまるで前衛劇団の舞台みたいにぶっ飛んだ「ホットギミック ガールミーツボーイ」、びっくりするくらい面白かった「殺さない彼と死なない彼女」あたりは機会があればぜひ。
大好きなホラーではアーティスティック過ぎてわけわかんないことになった「サスペリア」、絶好調ジョーダン・ピールの心の底からヤな気分になる「US」はじめ豊作。
アメコミ関係ではやっぱり「アベンジャーズ:エンドゲーム」の見事な締めっぷりと、うじゃうじゃいるスーパーヒーローをテキパキと整理する交通整理力に涙せざるを得ませんでした。
アニメは「天気の子」はじめ今年も話題作たっぷりでしたが、そんな中でやっぱり一番はこれからのアニメ表現に確実に影響を与えるソニー・ピクチャーズの「スパイダーマン スパイダーバース」。国産なら「海獣の子供」「きみと、波にのれたら」意外な伏兵「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」と充実。もちろん「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は別格です。
そんな事言いながら、今年は実は「ネットムービー」や「ネットドラマ」がついに、映画を圧倒し始めた一年と言えるかも知れません。
国内なら日常会話でもふつーに出てくるレベルで話題になった「全裸監督(ネットフリックス)」、スーパーヒーローがもしクズだったら?という大人の思考実験が最高なシリーズ「THE BOYS(Amazon Prime Video)」
今話題の、劇場でもかかったマーティン・スコセッシの「アイリッシュマン(ネットフリックス)」やアカデミー賞にも引っかかった「ROMA(ネットフリックス)」。
そんな一年。素晴らしい作品にありがとう。
ちなみに今日現在、映画館で観た映画155本の中から、今思い出して気になった作品を羅列しておきます。来年もいい作品をたくさん見れますように。
クリード 炎の宿敵/グリーンブック/天才作家の妻 40年目の真実/女王陛下のお気に入り/ローマ/ワンス・アポン・ア・タイム・イン ・ハリウッド/ホテル・ムンバイ/ガリーボーイ/THE GUILTY/ギルティ/ハウス・ジャック・ビルト/マーウェン/アメリカン・アニマルズ/町田くんの世界/長いお別れ/旅の終わり、世界の始まり/凪ぎ待ち/よこがお/新聞記者/アルキメデスの大戦/宮本から君へ/惡の華/岬の兄弟/愛ってなんだ/フリーソロ/カーマインストリートギター/サスペリア/US/ハロウィン/岬の兄弟/アクアマン/スパイダーバース/キャプテンマーベル/スパイダーマン ファー・フロム・ホーム/シャザム!/ジョーカー/海獣の子供/プロメア/きみと、波にのれたら/トイ・ストーリー4/天気の子/すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ/この世界の(さらにいくつもの)片隅に/空の青さを知る人よ/町田くんの世界/ホットギミック ガールミーツボーイ/殺さない彼と死なない彼女/マーマレードボーイ/隠れビッチやってました/麻雀放浪記2020/大脱出2/急検証!THE MOVIE ネッシーvsノストラダムスvsユリ・ゲラー/ファーストマン/アベンジャーズ エンドゲーム/ジョーカー
今年はここまで。
ラジゴンは31日まで放送していますが、水曜日は次回は1/8です。
みなさん良いお年を!