今日のゲストは邦楽パワープレイ「最初はハロー」でもうおなじみの立花綾香さんです。
熊本出身のシンガーソングライターさんですが、大人かつ可愛らしい方でした。
今年のメジャーデビュー以前のインディーズ時代は、どっちかというと歌世界に合わせたように黒でシャープなイメージを勝手に持っていたんですけど、実際にお会いするとまったく違うかんじ。
「ちょっとイメチェンしまして」と笑ってらっしゃいましたけど、それってイメージだけでなく音楽の前向きな大きな変化に沿ったものでもありそうです。
ゲストの出演部分はこちらから(LINK)
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)
そう。立花さんにとって音楽はいつも自分自身と周囲に変化を与えてくれるもののよう。
例えば子供の頃からピアノを習っていて本格的に音楽活動を始めると、まったく音楽と無縁のように思っていたお父さんが実はかつてはメジャーデビューを目指していたことが判明。親子関係も随分変化して、バンド仲間のようにもなったりしたそうで、メジャーデビューも一番喜んでくれたそう。なんかドラマみたい。
ガチャポンの質問「今年の一年」に対しては「一言『脱皮』の『脱』ですね!」とキッパリ。
「今まで抜け出したくても抜け出せない殻を抜け出せたなって思って」
一人の音楽活動や他の人の提供楽曲などを歌っていて色々思うことが多かったようですが、現在のチームと出会うことで、もうひとつ先にやっと進むことができた実感があるんだそうです。結果、音楽性のみならず考え方も大きく変わって、新しい自分になることができた。メジャーデビューのとてもいい面を聴かせくれました。
そんな一枚が、11月20日リリースのメジャーデビューミニアルバム「HELLO」です。
「新しい自分だけじゃなく今までの自分も大切にしたいなと、昔の曲から今の曲まで、全体としては寄り添うようなアルバムになったらいいなと」
状況直後、6年くらい前に作った「Eyes」から、苦手だった恋愛をテーマにした(でも書いてみたらスラスラ書けたそうですよ)「パスタ」まで本当に音楽性も心情も多様な楽曲が並びました。
それは27歳の今、満を持してメジャーデビューするというタイミングも含めて多様な表現と気持ちを伝えることができたのかも知れませんね。
立花綾香「HELLO」リリースイベント2019年12月14日(土)
タワーレコード福岡パルコ店 イベントスペース
メジャーデビューミニアルバム発売記念ワンマンライブ
「HELLO in FUKUOKA」2020年1月25日(土)
福岡 ROOMS
OPEN 17:30 / START 18:00
初のワンマンライブ、これからまたいろいろな場所で活動することになりますね。
「行ったことのない場所が多すぎて、どう受け入れてくださるのかっていうワクワクが大きいですね」
なんか、こんなにまっすぐメジャーデビューがこんなにいろいろな変化と喜びを与えてくれるというお話を聞けることって、他人事ながら本当にこちらまで嬉しくなります。これからも応援したいですよね。
そしてエフエム福岡としては、毎週月曜日 21:00?21:55放送中の「Weekly Play List」では、12/2(月)からレギュラーコーナー「立花綾香の最初はハロー」(21:15頃?)がスタート!
こちらもどうぞよろしくおねがいします!
ありがとうございました!
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おかげさまで好評です! 「ほっと一息 弁護士さんとのティータイム」。
今週からは安井杏奈・千綿俊一郎弁護士が登場。
初対面で緊張..かと思いきや今回のお二人もとっても話しやすくて、始まる前から楽しいおしゃべりが始まったりして。今週からもまた楽しみになりましたねえ。
テーマは借金問題について。
最近よく聞く「過払金」なんて、どうもいまいちよく理解してなかったんですが、今回はよくわかりました。
借金を大幅に減額する「個人再生」なんて知ってました?僕知らない。
ほんとに悩み苦しむよりも、まずは弁護士さんに相談すれば道が拓けるかも知れない。ってマジで思いました。
いや面白い。
来週も楽しみです。
今週のテーマは「逃げる、逃げられた」。
今年一年もあっという間に逃げていっちゃう。逃げてるのかな。こっちが見送っているだけのような気もしますね。
そんなわけで今日のテーマは逃げることに絞ってみました。
色々逃げますでしょ。
自分自身やパートナーはもちろん、
友人や、
家族や。
人間だけではないですね、
恋のチャンスや、
お金や、
出世や、
夢や、
もちろん、自分自身のために逃げることだってあります。
今週もたくさんのメッセージを頂いて、しかもどれもこれも面白くて楽しい回になりました。
今年が逃げ切っちゃう前に、色んなこともちゃんとケリつけていかないとなあ。
今週のチンタメは、いま日本で一番忙しい監督白石和彌の最新作「ひとよ」でした。
劇作家・桑原裕子率いる劇団KAKUTAの代表舞台作品を映画化したものですが、なんといっても設定がものすごくて、家族、兄、弟、妹の三兄弟を守るため苛烈なDV夫を自身が運転するタクシーで轢き殺した母こはる。
子どもたちに「これからはなんにでもなれる。好きなように生きなさい」と15年後に帰ってくると言い残して出頭した母。
そして15年後きっかり、母親は帰ってくる。
タクシー会社は残り、三兄弟はそれぞれに大人に成長しているが、母親が不在の15年は彼らにとっても別の意味で厳しい試練にさらされた15年でもあった。
明らかな戸惑いと喜び、反発。それぞれの反応を見せながら家族は崩壊をしていくが果たして家族は再生するのか、それとも。
そんなお話です。
そんなそれぞれに繊細かつ大胆な演技を求められる映画を、母親に田中裕子、三兄弟に鈴木亮平、佐藤健、松岡茉優。さらにもうひとつのストーリーラインを担うタクシー運転手約に佐々木蔵之介。音尾琢真、筒井真理子、浅利陽介、韓英恵、MEGUMIといった見事な名優たちが脇を固めます。超重量級の布陣です。
切ないのは、長男は科学者、次男は作家、長女は美容師にあこがれていた3兄弟はそれぞれ小さな電器店の婿養子、やさぐれまくった三流ゴシップライター、そしてスナックなどで働くコンパニオンと明らかに夢破れていて、この15年、色々あったんだなあなんて思わせます。
そこここに、いわれなき週刊誌暴露記事、タクシー会社への猛烈で執拗な嫌がらせが挟まれ、そんな中でなんとか受け入れようとしている兄弟たちもやがてホンネを顕にしていきます。
そんな中で、母親のこはるだけは今ひとつ何を考えているのか飄々と彼らの日常生活に紛れていく。それがまたいろいろな反応を引き出していくのです。
あなたならどうします?
この映画の難しいところは父親は子供と妻に大しては加害者。だけど、被害者でもある母親は最終的に加害者として父親を殺めてしまい。と加害者も被害者も両方の両親の子どもたち。
守られもしたけれど、結果苛烈な人生を歩むことになった三兄弟はとても複雑です。
それを見事に演じる3人の演技はものすごいのですよ。
激しく兄弟喧嘩し、直後にフっと馴れ合う、しかし心の中は...と、なんとも距離感の難しい肉親の関係を見せてくれます。それは母親も同じ。田中裕子さんの少し心ここにあらずで、でも「決して自分は間違っていない」と言い切る母親を見事に演じています。
家族って難しいですね。
めんどくさいけれど、決して切れない。だけど、無くてはならないもの。
白石監督らしい、鮮烈なバイオレンスとユーモア、そしてアクションまでツッコミながら、気が重くなるようなこの設定を、ある種軽やかに描いて見せるので決して重くはありません。
そうですね、今年見た家族の映画としては是枝裕和の「真実」と並んで今年の思い出深い一本となりました。
ご興味あればぜひ。
今週はここまで。
また次回です。