今日のゲストはみきなつみさん。
埼玉県出身。高校1年で楽曲を作り始め「SCHOOL OF LOCK! 未確認フェスティバル2015」でファイナリスト、イナズマロックフェス2016に出演。2018年3月には、全国流通CD『きみとわたしとメロンソーダ』をリリース。昨年、今年と『MUSIC CITY TENJIN』に出演していましたね。順当に活動の幅を広げているなつみさん。
現在21歳、高校時代を振り返って「その当時は大人だぜ!ってイキってたんですけど、今思えばやっぱりガキだったなあって」と笑顔。逆に言うとこの数年でグッと猛スピードで人として成長したってことなんですね。
若い人の1年は私達の1年ってかんじ?
ゲストの出演部分はこちらから(LINK)
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)
今日のガチャポンの質問は「好きな香り」。
「香り大事!」と少しテンション上がるなつみさんです。
男性が柑橘系の匂いがするとキュンとするんだそうです。好きな匂いは柔軟剤。
「テンションが上がる時」って質問では、大苦戦。
えーっと多分いつもテンション上がっているからかと思われます。しらんけど。
で、考えて考えて出てきた答えは「ずっと爪切りたい!と思っていて切れた時」というさすがのトリッキーなお答え。だけどすっごくわかりますそれ。
どんな質問でも楽しそうに答えてくれるなつみさんにバンちんも思わずほっこり。いい性格だなあと伺い知れますね。
そんなみきなつみさんの最新作が11月6日リリースの3rdミニアルバム「ありのままピーチ」です。
「全体的に恋愛の曲が多いんですが、ポップでみんなで盛り上がれる曲もしっとり一人で聞ける曲もあって、バラエティ豊かな一枚です」
今回はバンドサウンドからR&Bテイスト取り込んだ打ち込みのナンバーもあってサウンド的にはかなり変化。多くの人に共感される歌詞もグッと普遍的で外に向かったような、成長しているんですねーっと感じですね。
それはタイトルにも現れていて、
「今回はピンクのイメージだなと思っていて。いつも食べ物のタイトルがついているんですけど、ピンクで桃?って思ったんですね。で、桃の花言葉が『チャーミング』『天下無敵』『私はあなたの虜』で今回のミニアルバムの主人公のイメージ!と思ってつけました」
へえええええええええええ。すごく考えていました。なるほどねええと納得。
作詞の苦労なんかも話していただいて、今回成長をたしかに感じる一枚になっています。
CDリリースに先駆けて配信ではすでにスタートしていますので、みなさんぜひ。
ミニアルバム「ありのままピーチ」ミニライブ&サイン会@福岡
10月31日(木)19:00〜
タワーレコード福岡パルコ店
ずかんのじかん2019 〜WHAT IS YOUR FUKUOKA?〜
11月1日(日)開場 18:30開演 19:00
福岡Queblick
会いにいくから会いにきて! 〜初めての東名阪ツアー 2019〜
11月23日(土)名古屋 ell.SIZE
11月24日(日)心斎橋 Live House Pangea
12月06日(金)代官山UNIT
ライブやイベント目白押し。
初めての東名阪ツアーもあって意欲十分です。
「福岡でもぜひ」と語っていただけましたから、これからにも期待。
ひとつひとつの動作も受け答えも全部前向きで可愛い。
そうやって送り出される楽曲は悩みや葛藤を越えて前に進むパワーにあふれていて、これからさらに活躍を目にすることも多くなりそう。
応援しましょう。
みきなつみみきなつみ OFFICIAL WEBSITE | みきなつみ (外部リンク)
今日はちんが誕生日ってことでわざわざスタジオにお花とプレゼント持ってきてくれたり、たくさんのメッセージを頂いたり本当にありがとうございました。もうね年を重ねるのはちっとも嬉しくないですが、お祝いしているいただけるのは本当にうれしい!よかったよかった。
さて、そんな今日のメッセージテーマは「かおり」。
香り、薫り、香織、最後は人の名前ですが。
匂い、臭い、ニオイ、こちらも色々。
生活していると意外と重要なかおりやにおい。今日はそんな香りやニオイについてメッセージを頂きました。
実は今回たくさんのメッセージを頂いて、やっぱりかおりについては皆さん思い当たることいっぱいあるんだなあと思いましたね。
好きな匂い、嫌いな臭い。
匂いをかぐと思い出す過去のあれこれ。
ニオイのトラブル。
ほんとにいろいろでしたね。
思いの外洗剤や柔軟剤のかおりに賛否があったりしてちょっと意外でした。
なんか清潔でいいんじゃない?とか思いましたが、ちょっと前からは海外産の強い香りの柔軟剤がブームになって香りの強い柔軟剤、洗剤が増えたりしてそれが大好きな人も不快な人もいるんだなってことなんでしょう。
一方、金木犀や花のかおりのメッセージはとっても文学的。
なんですかね。香りや匂いってのは、みなさんの叙情的な部分を刺激するようです。いつもとちょっと違うトーンのメッセージがたくさんきて、新たな可能性を開いたよーな気がします。
そんなことをキーボードで叩いているとさっきからどこからかパンを焼く匂いがするんですけど、ここでそんなことやってる場所があるはずもないので気のせい。
かおりって気持ちでもあるんですねえ。
お腹すいた。
好評いただいてます「ほっと一息?弁護士さんとのティータイム」。
ハメ外しすぎとそろそろ少々心配になっては思っておりますけど、弁護士さんの素顔が伺える楽しいやりとりと、実際的で役に立つ法律の話のハイブリッド。ええ、ハイブリッド。
今回は池田弁護士が登場です。
これがまた楽しい方で、とってもツボ。
番組ではさらに愉快な素顔も垣間見えて、井川原弁護士とのコンビネーションもバッチリです。
ぜひタイムフリーでも聞いてくださいね。
みなさんもご意見や、こんなこと聞いてみたいな?ってことがあればラジゴンまでお送りください。
弁護士さんって興味深い人たちです。
今日のちんためは、「今バンちんが映画化してほしくない映画ナンバーワン!」だった「蜜蜂と遠雷」でした。
というのもこの原作、恩田陸さんの小説「蜜蜂と遠雷」は二人して大好きな作品。と同時に映画化することが無理な作品でもあるから。
国際ピアノコンクールを舞台に、コンクールに挑む4人の若きピアニストたちの葛藤や成長を描いた青春群像小説。
今現在でも70冊以上の著作を出版し熱狂的な評価を得ている小説家、恩田陸さんがが己の技術をなりふりかまわず投入して、個性の異なる音楽そのものを文章で表現するというチャレンジ。なにしろ「音楽」と「コンクール」を徹底して描くべく小説では当たり前の「悪役」さえ出てこないストイックさです。その結果写実的、文学的、印象的、擬音に観賞にしまいには描かないという技法まで投入して、実に上下巻800ページに渡る傑作。それでいてサクサク読めてガンガンあがるおもしろ作品となりました。
大変難しいであろう「音楽自身」を「文章」で描きった作品を、今度はまた映像に落とし込むなんて難しすぎるでしょう。なんといっても読者の頭の中には存在しない最高の音楽がなっているわけですから。結果、原作は大衆文学の直木賞、書店員がすすめる本屋大賞のW受賞をしました。
そんな難題に正面からチャレンジしたのは監督・脚本・編集 石川慶さん。
上下巻に渡る大作を前編後編に分けること無く、118分にコンパクトに収めるという荒業をなし得ています。
原作からは当然ながら大きく整理。
ピアノの天才たちが集う世界的スターの登竜門、芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に集まった4人の若き才能が本選の終わりまで挑むというストーリーラインはそのままに、松岡茉優演じる過去の心の傷から一旦ピアノから離れて再度挑む、栄伝亜夜を主役に添え、幼馴染でもうひとりの天才マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)、生活者の音楽を標榜し妻子をもって社会人の傍ら最後の挑戦に挑んだ高島明石(松坂桃李)、今はなき偉大な音楽家が「ギフト」としてコンテストに送り込んだ16歳の自然児風間塵(鈴鹿央士)のエピソードは大胆に省略、整理しつつ、それぞれに英伝亜夜と競い合い、ふれあい、共鳴しながらそれぞれの開放へ向かう物語としました。
さらに4人のピアニストには、現在最も才気あふれる4人の実際のピアニストを配役にあわせてピックアップして配し、ピアノのレコーディングからスタート、それに役者陣が脚本と音楽に準じて、見事に演じました。
そしてこの映画のキーとなる第二次予選課題曲、宮沢賢治をモチーフとした架空のコンクール課題曲「春と修羅」。これ現実にはないんですが、それをロンドン在住で数々の作曲賞を受賞し、数多くの作曲を委嘱されるなど、世界で最も演奏されている現代音楽科で作曲家の1人である藤倉大に書き下ろさせています。
そこに、大学では物理学を専攻しポーランドで映画を学んだ異能の才能石川慶さんが、ドキュメンタリータッチと、ぶっ飛んだイメージカットを駆使してこの難しい題材を猛スピードで駆け抜ける一遍として作り上げました。
いやそりゃもう、原作に比較すればものすごい駆け足と省略で原作のほうが好きですけど、今回の映画化は納得。
原作ありの映画化としては望むべくもない完成度ではあるなあと感心しました。
そろそろ終わる頃ですから興味ある方はぜひ急いで。
今週はここまで。
また次回です。