今日のゲストは清木場俊介さん。
水曜ラジゴンには2014年以来。『唄い屋・BEST Vol.1』リリース直後でしたね。
5年ぶりの登場で、ぐっと印象が変わったような気が。
「来年で40になりますしね」と笑顔。おう、大人。
ゲストの出演部分はこちらから(LINK)
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)
この数年間だけでも2016年にはEXILE ATSUSHIのドームツアーに「EXILE SHUN」として10年ぶり、一夜限りの復活を果たし、昨年には自身のレーベル「UTAIYA RECORDS UNITED」を設立と話題に事欠かなかった清木場さん。40を前に思うことは?
「やり残したことはないなと」とものすごい一言。
「30代はライブとかもたくさんしたので、40代は数を絞り込んでひとつひとつ濃くしていきたいなと思いますね」
そんな大人の男として充実した仕事の傍ら、驚きの情報が。
山買ったって本当ですか?
「買いましたね(笑)キャンプがすごい好きで、だけどキャンプ場に行くとどうしても目立ってしまうので自分の山があればキャンプできるなと」
って、どんだけ豪快なんですか。
「そこは意外と安いんで。11月には梅と桜を植えて5年後くらいには、ファンと芋を掘って花見して」
ってものすごく楽しそうに語る清木場さん。まるっきり秘密基地を作った子供のようです。いいなあもう。
そんな充実しまくっている清木場俊介さんの「UTAIYA RECORDS UNITED」からの初めてのアルバムが今日、10月23日にリリース!「CHANGE」です。
「30と40の境目でもありますし、変わることを恐れずに音楽を楽しんでいきたいなという」思いを込めたタイトル「CHANGE」。
「音楽を好きだったころの楽曲にちょっと戻っているかもしれないですね。歌詞も難しいことを言わずに清木場俊介だということを言えればと」
自然体。今の自分をあるがままに感じ、歌った12曲。
美しいバラードはもちろんロック、初挑戦のレゲエチューン。「自分も含んで鼓舞する」応援する歌から死生観を強く感じさせる後半の流れまで。まさに今の清木場さんをそのまま伺い知れる一枚になりました。
この死生観についてのお話もものすごく興味深いので、気になる方はタイムフリーで。
KIYOKIBA SHUNSUKE ROCK&SOUL 2019-2020
2020年1月13日(月祝)
福岡市民会館 大ホール
open 17:00 / start 18:00
「ホールツアーは2年ぶりなんですけど、今回は座ってじっくり聴かせたいなと」
以前から自分にとってライブは一番大事と言っている清木場さん。今回はニューアルバムも含めて大人のファンもゆっくり楽しめるものになりそう。楽しみです。
朝早くから詰めかけたファンの皆さんも素敵で。こう家族感があるんですね。
清木場さんとファンの皆さんの関係性も垣間見えるようでちょっとホッコリ。みなさんもありがとうございました。
清木場さんの山が完成したらまたスタジオに遊びに来てください。と声をかけるとにっこり。いやホント大人の魅力が溢れ出ていました。
清木場組 WEB (外部リンク)
清木場俊介さんの小さいファンもやってきてくれました。かっかわいい。
今日のメッセージテーマは「イモ」でした。
どシンプル。食欲の秋ですねーってことをやりたかったんですけど、秋といえばイモですからいっそ潔くイモだけでってことで。
考えてみればなんでもかんでもイモ由来。
さつまいも、じゃがいも、里芋。
コロッケ、フライドポテト、ポテサラ、肉じゃが、焼き芋、干し芋、ニョッキ、大学芋、スイートポテト...イモ料理は数しれず。芋焼酎も忘れてはいけません。
それに今流行のタピオカだってもとを辿ればキャッサバ芋の粉、こんにゃくだってこんにゃく芋。
素晴らしいイモ。
豊かなイモ。
今日はそんなイモにまつわるメッセージをたくさんいただきました。
みんな好きですね!
なんて思っていたら意外とイモ嫌いの方もいらっしゃって、別の意味でびっくり。そうかそうか。いろいろですよね。
どれもこれも楽しかったんですが、バンさんと私の間で盛り上がっていたのは「芋けんぴ」を家で作ってますというメッセージ。
芋けんぴって自宅で作るもんなの?どうやって作るの?って感じ。
ほら、芋をそのまま上げればフライドポテト、違うフライドさつまいもなんで、やっぱ乾かすんでしょ。でも乾かすと干し芋でしょ。それを上げるとフライド干し芋になんないのかな。
そんなヨタ話をしているとリスナーが教えてくれました。
水にさらして、干して、油でゆっくりじっくり水分を飛ばすって手順のようです。なるほどね。
芋けんぴおいしいもんなあ自分で作ってみようかな。
さらに門司港の栄町銀天街にある芋専門店「芋伝説」も話題に。
若い頃は小倉で過ごしたちんもバンさんも全然知らなかったんですが、平成3年創業30年を超える名門。だそう。
数種類の芋による焼き芋に絶品のスイートポテト。
そして店主のご主人も名物。
だそうです。俄然行ってみたくなりました。
小倉にはフライドポテト専門店もあるし、芋文化では北九州進んでいます。
そんなこんなで結局まったく読みきれないメッセージを前に、ちょっと幸せな気分だったバンちんでした。
芋ってなんか幸せになる。よーな気がします。
「ほっと一息~弁護士さんとのティータイム」も4回目。
なんだか、どんどん打ち解けて愉快なトーンになってきております。
それでいて、今回もリアルな話題をホンネのお答えでとてもためになる。
手前味噌ですけど面白いコーナーだなあなんて思いながら喋っています。
今回の離婚の話なんてなかなか聞けない内容でした。
最近、グイグイ人気(周囲のおじさん調べ)の井川原弁護士もそうなんですけど、井上弁護士のなんとも言えないキャラが最近ツボにハマっています。なんかどーも軽いっすよね。ごめんなさい!軽やかで楽しい方なんです。
そんなふうに楽しくお話聞いていると、ああ、お二人はとっても優秀な弁護士さんだったとハッと気づく始末。
弁護士さんってこんなフレンドリーな方ばかりなら、なるほどもっと気軽に相談してもいいかもって、思っています。
みなさんもご意見や、こんなこと聞いてみたいな?ってことがあればラジゴンまでお送りください。
参考にさせていただきますよ。
弁護士さんって興味深い人たちです。
チンタメは世界の誇る監督、「万引き家族」でカンヌの最高賞パルムドールを受賞した是枝裕和さんの最新作、なんとフランス映画(日仏合作)で話題の「真実」をご紹介しました。
なんといっても、初めての海外での監督作は、『シェルブールの雨傘』はじめ掛け値なしのフランスのベテラントップ女優カトリーヌ・ドヌーヴと、今のフランスを代表する国際派女優ジュリエット・ビノシュの新旧スターが親子として共演。さらにビノシュの亭主役としてイーサン・ホークという豪華過ぎる布陣。
それを脚本・監督・編集を是枝裕和さんが務めるというだけで大変話題になっております。
考えてもみてほしいんですけど、初めての海外でスタッフも海外スタッフ、そこでフランス語を喋ることはもちろん何を言っているかもわからない是枝さんがどうやって監督するのか。
現場は通訳さんがいるにしても、どうやってセリフをチェックして、どうやって編集するのか。いろいろ難しそうではないですか。
ハリウッド映画で日本を舞台にして日本語で喋っていてもなーんか変だな?ってことあるじゃないですか。あんな感じにならない?
ところが出来上がった作品を観て驚いたのは、どこからどうみても「是枝裕和映画」そのものでした。もう本当に驚きました。もっとも言葉はこちらもわからないのでなんとも言えませんけどね。
お城のような邸宅に住むベテラン女優ファビエンヌ。
彼女が自伝本「真実」を出版するということで、今はアメリカに住んでいる娘リュミールがアメリカでテレビ俳優をしている旦那と、孫娘を連れてお祝いに久しぶりに戻ってくる。
事前に全く概要も知らされていないリュミールが本を読んで驚愕。そこに書かれているファビエンヌの半生は嘘ばっかり。良き母としての自分を描かれていて、母らしいことを一切されなかったと感じているリュミールは激怒。それ以上に彼女にとって最も大切な女性の名前は一言も書かれていなかった。
そこから始まる母と娘の対立と葛藤。
物語が進むに連れ、何故そんな本になったのか、リュミールはなぜアメリカで脚本家として生活しているのか、二人の葛藤のその訳は。少しづつ紐解かれていきます。
今回もテーマは「家族」。そして女優について。
とにかくこのファビエンヌ=カトリーヌ・ドヌーブが素晴らしいを越えてすごい。
全ては女優。ホンネがわからない。嘘と人の悪口は平気でいじわる。それをあえて「カトリーヌ・ドヌーブ」とファビエンヌが被るように描かれているのは是枝監督の意地悪で気の利いた作戦です。
受けるジュリエット・ビノシュは演技ももちろん実はこの映画の企画をした人でもあり、映画の隅々まで心得た演技で、女優の母に翻弄され、自身も「母」となって母親に退治する娘を見事に演じています。
さらに孫娘シャルロットは演技の経験もなかったそうですが、「子役使いの天才」是枝裕和マジックが遺憾なく発揮され、この映画が「三代の女性の物語」となる大きな役割を果たしています。なんたって可愛らしいです。
フランス語もわからず、ただ翻弄されるイーサン・ホークと米仏ダメ男グループもいかにも是枝作品らしく、それでいて実は対立する母と娘の間で重要な役どころを演じてくれます。
この映画ではもうひとつ、今ファビエンヌが撮影中の新作映画の現場も舞台となっていて、こちらではケンリュウのSF『母の記憶に』の映画化の劇中劇が挟まれます。
難病で延命するため時間の経過の遅い宇宙で過ごすことになった母。7年ごとに地球に戻るのですが、母は変わらず娘だけがどんどん年を重ねていく。という不思議な物語を老女優のファビエンヌが娘を「サラの再来」とフランスで話題の新進女優マノンを母親が演じる。
この劇中劇もまた「真実」という映画全体に大きく関わっていきます。
さて、そうやって解き明かされていく「真実」とは。
感情のジェットコースターの末に感動とさらに気持ちよく裏切られながらこの二人の行末はどうなるんでしょう。
って感じ。
『歩いても、歩いても』や『海よりもまだ深く』『万引き家族』なんかがお気に召したらこの映画もきっと楽しめると思いますよ。
才能ある人って世界のどこに行っても自分を貫けるもんなんですね。
はー。
今週はここまで。
また次回です。