今日のゲストは北園涼さん。
2014年に舞台デビューの後、主にいわゆる2.5次元系の舞台で大人気に。
あの「刀剣男士」として紅白歌合戦にも出場。
アーティストとして1st Single『Long way to Go』を2月にリリースして、さらに活躍のフィールドを広げている27歳。今日もたくさんのファンのみなさんが集まってくれました。
また、北園さんのファンのみなさんがいい人でね。ずっとニコニコして見守っていましたよ。
実は鹿児島出身の九州男児。中高生時代は野球に打ち込んでいたとか。
確かにスポーツマン感がビンビンで、バンさんも後に「あの人は素晴らしい人」と太鼓判を押すほどでした。
今まさに上り調子の北園さんですが、そんな昨今をお伺いすると「まだまだですよ」と一言。
「ありがたいと思っています。刀剣男士で紅白の舞台にも立てたり作品にも恵まれて、環境に恵まれて仕事させていただいていると思いますね」
やっぱり大人ですし、浮ついたところもなく今の自分を冷静に見て着実に将来に向かっていることを伺わせます。
今日のガチャポンの質問は「好きなポジショニング」。
「基本、隅が好きですね」
だそう。飲食店でも写真でもできるだけ隅っこの方。
「例えばでっかい貨物など運ぶエレベーターでも一番隅っこに(笑)」
随分、控えめなんですねえ。
「仕事ではもちろん前に出ていきたいんですけど、普段はですね」
と苦笑い。モテる!と思わず叫ぶちん。日陰者としてはモテる答えに敏感です。はい。
そんな北園涼さん、ついにフルアルバムが発売。
記念すべきファーストアルバムは「Ark」。10月2日の発売です。
「今回は楽曲にも自分の好みを反映することもできて、ファーストにふさわしいアルバムができたなと思います」
最初は積極的にアーティスト活動するとは考えてなかったけれど、周囲の後押しや縁で始めたことで舞台とは全く違う自己表現の楽しさややりがいに目覚めたそうです。
一方レコーディングはやはりかんたんではなかったようで「なかなか難しかったです」と笑います。
「舞台は演出や指導する人もいるんだけど、今回は自分の好きなように歌うこともできるし、そんなところが逆に難しかったですね」
なるほどなるほど。演じるのではなく自分自身で勝負することの苦労。いかにも役者さんならではの難しさでもあるんですね。
この日は、放送後キャナルシティでのイベントもあって、こちらも今回のアルバムのイベントとしてははじめて。もちろん初めのアルバム楽曲を披露。明日には地元鹿児島でのインストアイベントも控えていて、なにもかも初めてづくしの戸惑いと気合も見せてくれました。
「不思議ですね。27になってまた新しいことをやっているわけですから」
と、戸惑いつつもすごく楽しそうに話してくれました。
北園涼1stワンマンライブ
10月6日(日)
東京 一橋ホール
1stワンマンライブ前日祭
10月5日(土)
モザイクホール港北 STYLE'S STUDIO※いずれも詳しくは公式WEBでご確認を。
これからはさらに広いフィールドでの活躍が期待される北園さん。
リスナーの皆さんもこれからお目にかかる機会も間違いなく増えるはずですので、どうぞご注目くださいね。
ありがとうございました!
北園涼OFFICIAL SITE (外部リンク)
今日のメッセージテーマは「ポジション」トーク。
世の中って位置!
そう言い切りたいです。生まれてから死ぬまで人はポジションを気にして生き、位置に支配されて老いていきます。多分。
座り場所にこだわり、置き場所にこだわり、家族の中のポジションに悩まされ、会社でのポジションに気をやみます。いずれありたいポジション目指して日々精進し、研鑽していくではないですか。
そんなわけで、今日はポジションにまつわるメッセージを募集しました。
でもって、今日もたくさん。さらに中身もとっても充実していて楽しかったですねえ。
多くの人が色々あるでしょう、例えば寝る場所。
ベッドや布団の真ん中、右左。
ご飯とおかずと汁物のベストな位置。
そんな中で、やっぱり多かったのは「座り位置」でした。
基本的に「端っこ」や「真ん中以外」ってのが多かったですね。
飛行機の「窓際」「内側」議論はかなり分かれる感じ。
お一人様の外食は、やっぱり座り位置に気を使います。
そういう方はかなりの確率で「ちんさんはわかってくれると思いますが」と一言添えるのがトレンドです。どーゆーことだ。
左利きの人は意外となんでも気を使うよう。
手が当たっちゃうんですね。隣とか、右利き手動で作られた多くの施設などに。なるほどねえ。
また、物理的ではなく社会でのポジンションも多かったです。
家族の中のヒエラルキー。
彼と彼女の位置関係。
会社の中の地位。
兄弟の中の何番目。
いろいろありますね。
いつも以上に、中身の濃いメッセージが多かったのも印象深かったです。
なるほど「ポジション」ってもっと突き詰めて考えると色々面白そうだなあ。とも思いましたよ。
みなさまありがとうございました。
バンさん来週はお休みです!
気をつけていってらっしゃ?い。どこかはわかんないですけど。
今週のチンタメは、今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリーはじめ世界各地の映画賞のドキュメンタリー部門を軒並み総なめした「フリーソロ」をご紹介。
アメリカのヨセミテ国立公園のシンボル"El Capitan"という絶壁をフリーソロで人類初登りきったプロクライマー/アレックス・オノルドの物語。
「フリーソロ」とは簡単に言えば命綱もなにも付けず手ぶらで高い断崖絶壁を登るスポーツ。
次のオリンピックの正式競技になった「スポーツクライミング」ありますね。あれを自然の非常に高い絶壁で、しかも手ぶらで上がるのが「フリーソロ」。
つまり一歩間違えばおしまいです。
そんな、フリーソロで世界各地の不可能と言われた絶壁を制覇し続けたのがこの映画の主役、アレックス・オノルド。
彼が満を持して望むのが「エルキャピタン」と名付けられたグレートウォール。
その高さなんと975mで、全部ツルツルの花こう岩、しかも直角。場所によっては頭上に張り出していたりもします。
普通のロープを使ったクライミングなどでは登る人はいますが、フリーソロでは前人未到。
この映画はそんなアレックス・オノルドの2016年の春から、ついにチャレンジする2017年の春までの一部始終を密着したドキュメンタリー。
ただただ凄い!
とても風変わりでしかも哲学者のように冷静沈着なアレックスの姿を描きながら、「フリーソロ」が決して「命知らず」だけではない、気の遠くなるような準備、心折れるほどの過酷な訓練、そして常人ではない努力による集中力への鍛錬。
そして、登るときは一人ぼっち(それは登る日やタイミングさえ自分以外に教えないくらい)なれど、彼を支える多くの人たちの苦悩も描かれます。
例えば、付き合っている彼女。そして友人たち。
もう一つこの映画が興味深いのは撮影隊の姿も描かれます。
いつも思いません?
「これってすごい命がけだけど、一番凄いのはカメラマンじゃない?」とか「撮影隊が邪魔で足引っ張ってるんじゃない?」
この映画はそっち側も捉えているんです。
ナショナルジオグラフィックの山岳カメラマンでもあり、自身もクライマーである監督ジミー・チン。彼が選んだ気心の知れた同じく経験豊かな撮影クルー。
一切、アレックスの集中力のじゃまにならないように、1ミリの負担にもならないように。
最新の注意をしつつ、アレックスも「仲間たち」と紹介するクルーの心の底からの心配と苦悩。
だって一歩間違えば自分たちの不注意のせいで、自分の友人が死ぬ瞬間をカメラで捉えることになるわけですから。
そんな中、幾度もの挫折や負傷を越えてついに2017年6月3日ついに4時間に渡るたった一人の挑戦がスタートします。
ドキドキ!ハラハラ!気がつくと息をするのを忘れるほどのチャレンジ(一箇所気が抜けますけども)。
思うんですねえ。なんでこんなことしてるんだろうと。
だけど、幾度も危険を乗り越えて、練習中ちっとも成功しないポイントに果敢にチャレンジする姿を見て、巨大なエルキャピタンの壁に虫みたいにちっぽけなアレックスの姿を見ていると...
やっぱり抑えきれない感動がありますね。
人間にとっては決してかなわない偉大なる自然に、敢然と立ち向かっているアレックス・オノルド。
命をかけるに値するものを自分は、あるいはあなたは見つけているでしょうか。自分と彼とどちらが幸せで誠実と言えるでしょうか。
そんないろんなことを考える作品でした。
ヨセミテの圧倒的な自然の美しさと怖さを堪能する意味でも映画館で見るべき映画ですね。
今週はここまで。
来週はバンさんはお休み。
長渕剛スペシャルでお届けしますよ!
そして先行予約も!
お楽しみに。