8月21日、水曜日は少し物足りない腹八分目を目指しています。はい。

今日のガチャポンゲストは、福岡を拠点に活躍するシンガーソングライター立川翼さん

高校卒業後、自衛隊に入隊するも子供の頃から熱中していた音楽への情熱を断ち切り難く、改めて音楽への道を志し21歳から宮崎市内のライブハウスや路上ライブから福岡へ。と、以降福岡を拠点に全国へと活躍するシンガーソングライターさん。

すごく熱心なファンの皆さんも集まって、ご本人は爽やかで屈託のない笑顔が素敵な方でした。
うれしくなってバンちんで随分イジってしまいました。


ゲストの出演部分はこちらから(LINK)
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


さて、今日のガチャポンの質問は「ちょっと足りない」。

この世の中のありとあらゆるものなんでも。今、立川さんがひとつだけちょっと足りないものを足してあげるとしたら何がいい?ってな質問にしてみました。

お金かなー、余裕かなー、あるいは自分の趣味の高価なものだったりするのかなー。

「ひとつだけあるんですよ」とニコニコ「ラーメン屋さんでもうちょっとだけ背脂を足してほしいなと」。

おう、なんて素朴な願い。
立川さんの出身は宮崎。九州のラーメンは南に下るほどこってりになる説というのを、聞いたことありますがやっぱり福岡の普通のラーメンでは少々こってるが不足しているんだそうで、お店では「もうちょっとお願いしますー」と頼むと結局「すんません、コレが限界ですーって言われちゃうんです」と言われるんだそう。

「水分補給にもちょうどいいですね」
謎の名言出てました。

さて、そんな立川さんの新しいシングルが8月14日に発売された「ラムネ」。

正式なイントネーションは「ラ」が高い。と番組中に決めました。ええ。「鶴瓶(つるべ)」と同じ感じで。はい。立川さんのキャラクターと爽やかな楽曲にはこれがふさわしい。と、勝手に決めた次第です。

「他の季節の歌はあるんですけど夏の歌だけがなくてつくりました」

数多くのバラード曲で魅了してきた立川さんのアップテンポでラムネのような爽快なラブソングです。

ここでリスナーのメッセージに答える形で10代の頃の恋愛話も披露。可愛くてちょっとグッと来るお話でしたよ。
タイムフリーでぜひ聞いてください。

さらに発売中のアルバム「温故知新」に続くニューアルバムもただいま制作中。
確かな手応えを感じているようで、こちらもリリースが楽しみです。


そして立川さんは、先週もラジゴンでご紹介した13歳の中井けんとくんが主宰、こどもによるこどものための話題のイベント「こどもばんぱく」に出演です。

これもまたいろいろなご縁が重なっての出演。イベントと合わせて楽しみです。

2019 こどもばんぱく

8月22日(木) 10:00〜16:30
電気ビルみらいホール 入場無料

立川翼さんのステージは 13:15〜14:00 の予定です。

2019こどもばんぱくホームページ (外部リンク)


立川翼インストアライブ

9月7日(土) イオンモール福岡伊都
14:00から(予定)

中井さんのキャラクターに惹かれて、すっかり楽しく駄話多めだった今回のガチャポンゲスト。
「本当に楽しかった」

そう言っていただきましたけど、いえいえ、楽しかったのはこっち。
ニューアルバムができたらまた来てくださいね。お待ちしています。ありがとうございました。

立川翼 公式サイト (外部リンク)


今日のメッセージテーマは「足りない」。

番組ではちんが「足らない、足らない」といっていましたが、正しくは「足りない」。
「足らない」って方言なのかしら。と思ってちょっと調べてみると、どっちも共通語で正しいんだそう。

でも「足りない」は「足りる」の否定形で、「足らない」は「足る」の否定形と考えると、もっぱら「足りる」のほうが使われていますので、理屈から言えば「足らない」はちょっと文語調で古風な言い回しと考えられなくもないと。

ああややこしい。どっちでもいいんでしょうきっと。

とにかく今日は「足りない」ことについてメッセージをお願いしました。
ありますでしょ。ちょっとだけ足りないんだよなー。でも言うとゼイタクとか言われちゃうし...みたいな。あるいは全然足りないんだよ!みたいなこともあるでしょう。

実は今日は先週に続いてたくさんのメッセージを頂いていました。

「自動販売機でジュース買いたいけど10円足りなくて、泣く泣く水を買う」みたいな爆笑のあるあるから「息子からのメッセージが足りない」という母親の嘆き、「お小遣いが足らなさすぎる」と悲しみ「子供に合わせて作られるカレーは辛さが全然足りない」と訴えるパパ、「身長が数ミリ足りない」と願う人、歳を重ねて「パンツの生地が足りなくなりました」と悲しむ女性。

まあ色々。なんのこっちゃという気もしなくはないですが、どれもこれも共感できて笑えてしまいました。

750ミリリットルでは多すぎる、500ミリでは少なすぎ。みたいな、「え、どっちでもいいじゃん」という向きもありましょうけど、つまりは750でも500でも不満が募る。かといって残すのも不満が募るわけでして、小さなストレス。

世の中ってそんな小さなストレスでいっぱいですねえ。

帯に短し襷に長し。とはよく言ったもの。
でも、一つ思ったんですけども、「少し足りない」くらいが一番いい状態という気もしますね。

つねに「少し足りない」くらいが前向きに生きるにはベスト!なんて思ったりもしたんですけど、どうでしょう?

今日もありがとうございました。

今日は少し舞台を変えて今大変な話題になっているネット配信ドラマの名作を洋邦2作を紹介。

素晴らしいエンターテインメントを紹介するこのコーナーですから、今一番面白い映像コンテンツとしてはネット配信サービスのオリジナルドラマを紹介しないわけにはいきません。

最近はテレビを買うとリモコンにもボタンが付いていたりしますが、有名所では「アマゾンプライム」「Netflix」「hulu」あたりがトップでさらにおびただしい数のサービス事業者がありますね。定額で映画やドラマが見放題のネット経由のテレビサービス。

古今東西の名作映画はもちろん、競争激化で各配信サービスが潤沢な予算と豪華なスタッフを起用したオリジナルのドラマが国内外で人気です。

そんな中から超話題の作品を2つ紹介しました。

1つめはアマゾンプライムビデオが制作した、大人のためのブラックなスーパーヒーローがテーマのドラマ「ザ・ボーイズ」。

スーパーマン(みたいなヒーロー)やワンダーウーマン(みたいなヒーロー)やアクアマンやフラッシュ(みたいなヒーロー)が存在している世界。彼らはヴォート社に所属することで効率よく管理され、人々の尊敬と治安を約束されています。

そんな世界で普通に電気屋さんで地味に生活しているヒューイくんは、路上でキスしようとした瞬間に超高速移動するヒーローAトレインに轢かれて巻き込まれ事故で失ってしまいます。

速攻飛んできて謝罪と示談交渉にやってくる弁護士とヴォート社職員。
一方で当のAトレインはテレビのインタビューで事実と異なることを平気で喋っていてヒューイくんは不信をつのらせます。

そこにビリーブッチャーと名乗る男が現れて「復讐をしよう」と誘います。

そこで知るのはヒーローたちの裏の顔。保身に走り、強欲で、セクハラ・パワハラ三昧で...つまり私と変わらぬ、もうちょっと悪い姿。

このドラマの悪役はつまりヒーロー側。それらに普通の非力な人々が立ち向かうというドラマです。

絶対的な力を持つものがいる世界がリアルなら実際はこうじゃないか。という世界観と、なにより充分満足な世界なら変化を望まず見たくない真実から目を背ける人々という設定がリアル。てか今。

それでいて、逆説的に「ヒーロー」とはなんなのか?について問いかける大人味のドラマです。

公開して2週間でアマゾンプライムビデオで最も再生されたドラマになった大ヒット作。
ヒーロー物だらけの昨今だからこそ黒く笑える爽快感と、最新鋭のSFXで表現されるグロいシーンやドシモネタなど地上波に飽き足らないあなたにおすすめ。

そういう意味ではこちらも負けていないネットフリックス制作の「全裸監督」。

昭和の末期に登場した「アダルトビデオ」で、狭い世界を飛び出して社会現象になったAV監督村西とおるの半生を描いた作品。

総監督は最近は「百円の恋」などの武 正晴。主演は山田孝之。新人の森田 望智、玉山鉄二や満島真之介、小雪に石橋凌、リリー・フランキー、國村隼、ピエール瀧(!)錚々たる俳優が揃って、1本数億円と言われる制作費を注ぎ込んで作り上げています。

浮かれていて怪しく裏も表も曖昧だった80年代を、その中でも最も境界線中の境界線「エロ」の世界で、パワフルに切り開いていく胡散臭さ満点の村西とおる。一方で禁欲的で抑圧的なお嬢様のような生活を強いられて、抑えきれない欲望と折り合いがつかない女性、佐原恵美のちにこちらもある時代のアイコンとなった黒木香。二人が出会い大きな渦に巻き込まれていく様も素晴らしい。

もちろんエロティックなシーンもバイオレンスも裏社会もたくさん出てきます。
だから、そこはご了承。

とはいいますけども、こちら全世界190カ国に配信され、評判も上々です。

とにかく全編画面の隅々まで贅沢な予算を注ぎ込まれて再現された80年代の日本。とりわけ歌舞伎町などのいかがわしい世界。そして、そんな中で悪戦苦闘する青春ドラマでもあり、アクションドラマであり平成のはじまりとともに終わるこのドラマは、ある種の日本がまだ青年期だった昭和史の総括でもあるかも。

何よりも山田孝之はじめ全員が体当たりの大熱演でこれも見どころです。

惜しむらくは全8話で5話目で出会う村西とおると黒木香がドラマとしてピークで以降は少々しぼみ気味ですがそれでも十分。

各界の大絶賛を受けて配信直後からさっそくシーズン2が決定しました。

地上波のテレビに満足できない。なんて人は、今こそネット配信サービスのドラマを見る旬だと思います。

今週はここまで。
また次回です。