7月31日、一日の計画はハクナ・マタタで心配ないさ。

今日のゲストはBiSHのアユニ・Dさんのバンドプロジェクト、PEDRO。

BiSやGANG PARADEなど毎度破天荒な活動で注目を浴びるWACK所属のBiSHは、中でも今一番の人気者のアイドルグループで曰く「楽器を持たないパンクバンド」。

そんな個性的すぎるメンバーの中で アユニ・Dさんはかなり控えめな感じですが、いち早くソロ活動を開始。自身のボーカルとベースを中心にバンド形式のソロプロジェクトとしてスタートしたのがPEDROです。


ゲストの出演部分はこちらから(LINK)
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)

結構以前から遠巻きにBiSHを観ていると、北海道出身で16年にBiSH加入、17年に突如PEDROとしての活動開始、8月28日に1stフルアルバム『THUMB SUCKER』とドンドンドンと一番変化しているような気がするのがアユニさんのような気がします。もちろん良い方向に。

スタジオにはおずおずと入ってきたアユニDさんは、あんまりこちらの顔を見ず、だけど一所懸命いろんなお話をしてくれました。

最近は随分変わったんじゃないですか?

「そりゃBiSHと違ってこうやって(プロモーションなど)一人ですから、全然違います」と苦笑い。

そんな受け答えひとつひとつが、上手じゃないけどちゃんと意思を伝えないとという気持ちが感じられて良いですね。

「お休みの日は何をしていますか?」そんなガチャポンの質問に、

「最近、よく聞かれるんですよね。でも休み自体があんまりなくって」と応えるアユニさん。BiSHにPEDROにと音楽だけではなくメディアの露出も激増している中、大変そう。

そんな中で、PEDROとしての初めてのフルアルバム『THUMB SUCKER』が8月26日に発売です。すでに一部音楽配信サイトなどでは先行発売されています。

「今PEDROのやりたいことがはちゃめちゃに詰まった、おもしろみの詰まった一枚になってます」

去年の9月に発売されたミニアルバム「zoozoosea」はお披露目の意味もありましたが、今回はそこからさらに進化してアユニ・Dの自分のバンドとしてのカラーを強く感じる一枚になりました。

「前作から聞く音楽の幅も増えたので、こういう音楽をやりたい、こういう音にしたいということも明確になってきたので今回は『作りたい』って衝動でつくりました」

そこに大きく影響を与えたのが福岡出身、NUMBER GIRLやtoddleで活躍するギタリスト田渕ひさ子さん。PEDROの初期のライブから今回のアルバムまでアユニさんの頼れるお姉さんとしてサポートしています。そういった出会いやフロントマンとして歌うことが日々アユニさんを変化させていくのかもですね。

そんなあたりは歌詞にもはっきり。BiSHでもいくつか作詞をしているのですが、PRDROでは全部アユニさんが手掛けています。こちらも表現力も詞へのアプローチも大きく進化して素晴らしいですね。

ハードでエッジの効いた楽曲も多いのですが、ちんはとても気持ちの良い一枚だと思いました。あくまでイメージなんですが、アユニさん自身含め「自分のいるべき場所を見つけた人」が放つほんとうの意味で前向きになれるそんなふうにも思いました。


「THUMB SUCKER」発売記念トーク&チェキ会
7月31日(水)/タワーレコード福岡パルコ店/18:00スタート

DOG IN CLASSROOM TOUR
2019年8月1日(木)福岡県 DRUM Be-1 SOLD OUT


初めての全国ツアー、福岡はすでにソールドアウト。

「初めてのツアーなんですけど、バンドって同じライブが絶対できないなって今回すごく思ってて」
だけど、ライブの話になるとグッと言葉に力が入って、本当に充実して楽しいんだろうなあと思います。

最後の方はニコニコ笑って自身の音楽について楽しそうに答えてくれたアユニ・Dさん。BiSH加入した頃の本当に内にこもった雰囲気の少女が、いろいろな出会いでどんどん成長している様を観ているようでグッと来ました。はい。

「でもBiSHに戻るとそれは黙ります。もとに戻ります」

それもまたいい感じ。
ありがとうございました。

PEDRO OFFICIAL SITE (外部リンク)

ラジオっぽい。

さて今週は、新世代ピアニストまらしぃの10/13 (日)アルモニーサンク 北九州ソレイユホール 大ホールで行われる「marasy collection piano live tour 2019」の先行予約を行いました。

たくさんのご予約ありがとうございました。
ピアノの音色も涼やかでした。はい。

さて今日は夏休みでもありますし「一日の計画表」がメッセージテーマ。
夏休み前になると学校で先生に「一日の計画を自分で自由に決めて表を書いて提出」みたいなことを言われたりしませんでした?私はなんだかグラフっぽく分割して書かされて提出したんですが、勝手に赤で「午前中に勉強」と乱暴に書き加えられて返されて子供ながらに、納得の行かない気持ちになった小学校4年の頃を思い出します。その頃は幼くてその気持を上手に表現できなかったんですが今だったら言えます「パワハラ」。ま、もっとも表に書き加えられるくらいスッカスカだったんでしょうけど。

そんなわけで今回はおとなも書きなさいと。ウソでもいいと。言い方が良くないですね。計画とは計画ですからそこには願望や希望も含まれているものです。結果、実行できなくてもそれはそれで反省してまた新たにスタートすれば良い。そんなかんじでどうでしょう。どうでしょうではないですけども。

ちょっとハードル高いかしら。

そんなふうに思ったんですが、これがたくさん来てとてもよかったです。
とてもまともではないトリッキーな一日や、思いもかけない爆笑の一日も楽しかったんですが、意外となにげない一日を普通に書いてくれた計画表が味わい深いんですね。

何気ない日々が集まってくるとなんか顔が緩んできます。

寝て起きて朝ごはん食べて仕事したりあれしたりコレしたりして昼食べて、夜ご飯食べてほっと一息。そしてまた寝て起きて。

ものすごい数の人達がそうやって毎日を過ごしていることをしみじみ感じます。

そんな中で、ちょっと驚いたのは「早起きが多い」。

それも6時とか5時とか、私達にしてみれば驚くほど早起き。
みんな大変ですねー。

日本は私達が思うよりずっと早くから活動を始めていました。

実は今回はまだまだ面白いメッセージも会ったんですが、残念ながら時間切れ。
これからお盆休みもありますし、計画を立てて効率よく過ごしてみてはいかがでしょう。

午前中の涼しいうちに勉強して...
今日も30度楽勝で越えていましたけど。


そして今日のチンタメは夏休み特別企画8月9日公開の「ライオンキング」をご紹介。

今回はちんが『ライオンキング応援隊長』に任命いただきまして。
なにかいいことあるのかしら?と聞いたら、リスナープレゼントくれるっていうじゃないですか!一も二もなく飛びつきまして、今週と来週の2回ご紹介して毎回ペア5組の方にムビチケプレゼント!という豪華な内容になりました。

もともと「ライオンキングが面白そう」というあたりから始まったのですが、今回の「超実写版」ライオンキングの映像はすごいのです。

皆さんおなじみ1994年に公開されて世界中で大ヒットしたアニメ作品「ライオンキング」のリメイクということになります。当時ぶっちぎりの世界動員数No1で現在も、全世界の興行収入では『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』に次いで、史上3番目。その後ブロードウェイミュージカルとなり日本では劇団四季の定番演目としてヒットし、いずれも様々な受賞歴を誇ります。

今回はそれをマーヴェルでアイアンマンの1,2を監督、出演し、ディズニーでは「ジャングルブック」の実写版をこなしたジョン・ファブローが監督。

すごく引っかかる「超実写版」ですけども、大風呂敷のようでいて実はそーではない。
圧巻のビジュアル表現と、今までにない撮影手法すべてをひっくるめて実写を越えた実写というのもあながち間違いではありません。

プライドランドを治める百獣の王のムファサその子供、かわいい小ライオン、将来の王シンバ。両親の愛とメスの小ライオンナラとの幸せな日々と未来の王としての道を定められながらやんちゃに毎日をすごしていたシンバだが。ムファサの弟・策略家のライオン、スカーの策略により、ある残酷な仕打ちにより王国を追放されてしまう。

絶望のはてにシンバは、イボイノシシのプンバァやミーアキャットのティモンたちと出会い、成長していくシンバ。やがて自分の使命に目覚め、スカーとの対決を迎える......。

新世代ディズニー映画としては異色なほど、シェークスピア的なクラシカルな威風堂々とした物語を雄大なアフリカの自然と、「サークルオブライフ」生命はつながっている、すべての生命には勝ちがある。という深遠なメッセージを伝えた感動作。

アニメもミュージカルも基本全く同じストーリーで、逆に言えば普遍的で完成された物語なのですが。

私試写会で拝見して何が驚いたって、登場する動物たちが完全に本物にしか見えない完成度で、風に揺れる毛並み、表情、汚れまで完全に構築。オープニングからタイトルまではあえてオリジナルとほぼ同じように雄大なアフリカと大量の動物たちを生き生きと描きます。

デジタルの動物と雄大な実写のアフリカの風景がまったく違和感なく、わからないなあー。

と、思ったら風景も全部デジタル!
画面の中に実写は一つもなかったという。これは驚きました。

その後監督自身のインスタで、実は1カットだけ実写を紛れ込ませたことが知らされたのですが、ぜんっぜんわからない。わかってみればなるほど、ここは実写なのかと感心したわけです。

つまり、自然の表現から動物まですべてがデジタル。

ただし、今回その撮影は実際にデジタルのためのスタジオを作ってスタッフはデッドマウントディスプレイをかぶると、周囲全てにアフリカの風景と動物たちが闊歩するVR空間を用意。それを見ながら実際のカメラ、上下に移動するクレーンやレールの上を移動するドリーなど、実写で使う機材を持ち込んでVR空間を実際にカメラで「撮影する」(ただこれらも動きをデジタルでスキャンされて使うのですが)という、あえて実際の撮影方法「不自由」を導入。

だから撮影監督はアカデミー賞のノミネート常連のベテランキャレブ・デシャネルが起用されています。

実際に声優たちが声を当てる際も、アニメではあまりない全員一同に介して、それぞれVRディスプレイをかぶってみたりと最新鋭と王道の超贅沢な環境で録音されたそうです。

ちなみに声の出演としてドナルド・グローヴァー。役者としても大活躍ですがこの人、現代アメリカを代表すラッパーチャイルディッシュ・ガンビーノですね。そして、ヒロインのラナをビヨンセはじめ超一流のスタッフ。

まさに「超実写」はダテじゃないなあと思うわけです。

そうやって、完成した映像はすごすぎてむしろ普通に動物たちの生態を普通に眺めているようなレベルに。

今週はそんな劇場で見る価値のある圧巻の映像についてご紹介しました。

さて、実際のドラマはどうか?感動の大作をバンちんはどのように見たのか?

次週は、二人で「ライオンキング」についてさらにお話していきたいと思っています。
来週もプレゼントありですよ!

ライオン・キング|実写映画|ディズニー公式 (外部リンク)

今週はここまで。
また次回です。