7月24日、小さなことは気にしない〜♪


今日のゲストはLAZYgunsBRISKYからLucyさん。

スタジオに入ってくるなり「う、美しい..」と思う私達。考えてみればロックバンド、LAZYgunsBRISKYのジャケットやアーティスト写真はガッチリメイクしてキレキレのイメージでしたので、ふんわり入ってきたLucyさんにいきなりヤられてしまったのでした。

「福岡はご飯が美味しい!鯛茶漬けを食べてきました」
「夏は熱いから苦手ですー。やっぱ日焼けとか...でも野外フェスは大好きですね!」
「家では犬を買い始めたのでペキニーズと遊んでいるか寝てます」

なんて、なんとなく意外な一面出まくり。てか最初からこっちのイメージが偏っているだけです。ごめんなさい。そんな僕らの態度にテレまくりで、それでも楽しそうにお話してくれる姿がすごく素敵なLucyさんなのでした。

ちなみにペキニーズはもともとは中国の宮廷で飼われていた小型の愛玩犬で「猫っぽい」なんて言われるかわいいヤツです。


ゲストの出演部分はこちらから(LINK)
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


さて、そんなLAZYgunsBRISKY。

2006年に高校の同級生で結成、2008年に最初のアルバムをPLAGUESの深沼元昭さんのプロデュースで。メジャーデビューと2枚めのミニアルバムは元BLANKEY JET CITYの浅井健一さんのプロデュースと、最初からガチのど真ん中のロックバンド。男ども蹴散らしつつ音楽によるフェミニズム運動を先導した「ライオット・ガール」のムーブメントを引き合いに出す評価も確かに多かったのですが、一方で音楽的にはもっと自由で、とりわけ一度解散して復活して以降は、日本語の比重もぐっと高まりサウンド的にももっと柔軟になっています。

そんな中での6月26日にリリースされた6曲入り最新ミニアルバム「Riot Bulb」は、さらにHip-Hopの要素やシンセも導入してアガるアルバムになっています。

「初めてシンセも入って、ラップと言うかただの早口とも言われていますが。バラードやミッド、くらーい曲もあってすごく聴きごたえのあるアルバム担ったと思います」

柔軟に変化することがとてもカッコいいと思えるんですけど、ご自身は思うがままに音楽をしているだけだと言います。

「常に今の自分達らしいものを作ってきたので、おとなになってきたってのもあるのかなーって気もしますね(笑)」

LAZYgunsBRISKY Tour 2019

8月24日(土)小倉WOW
OPEN 18:00 / START 18:30
LAZYgunsBRISKY/ミズ二ウキクサ/月追う彼方/猫jealousy/Pinpoint Motion

8月25日(日)福岡Queblick
OPEN 17:30 / START 18:00

みるきー#/HALE/Neontetra/Order Mind/Mercy Woodpecker

※ライブ前にアコースティックイベント予定(会場未定)

「自分たちがめちゃくちゃ楽しいので、シンセも入って音も厚くなるし、試行錯誤しながら。元気を与えるライブ、楽しんでもらえるライブ、カッコいいって言ってもらえるライブ。エンターテイメント性を追求しているので楽しんでもらえたらと思います」

確かにライブも楽しみ。

まだまだお話聞いていたかった今日のLucyさん。
また、スタジオに遊びに来てくださいね。

LAZYgunsBRISKY official web site (外部リンク)

今日のメッセージテーマは、「小さいことが気になる!」でした

気になるでしょ。
別に言いませんよ。ほんのちょっとしたこと。別にいいんですよ、何も支障はないですけど。いいんですけど気になる。でも、わざわざ口に出して流れに棹さすほどには言いたくはない。そーゆーやつです。

こちらの思いは伝わったようでたくさんのメッセージ頂きました。あるんですね。みなさんも。

夫婦で長年付き合っていてずっと思っていたけど言わなかった「違い」。
いつも目の前を泣きながら通っていく女の子。
体についた謎のあざ。原因不明の肌荒れ。
気になるとしょうがない上司の口癖。
歌がうまい歌手のCDを聞くとやたらと入る「息の音(ブレス」。

などなど。どれもいいっすねえ。

そんな中でもりあがったのは「いっちょ残し」でした。

ちょっとだけ残す人。いるじゃないですか。
居酒屋でも自分のさらにちょっと残し、うどん食べても一口残し、ジュース呑んでも少し残し。

あれ、すげー気になる!って方多かったですね。
中には、お友達の家でごちそうになってきれいに平らげて喜んでいると、食べないほうが「よく食べるね」と少しいじられたりして憤慨。なんて方も。

そんな中で「『肥後のいっちょ残し』という言葉があります」というメッセージに湧くわたしたち。

いわゆる「一個のこし」とか「遠慮の固まり」と同じ意味のようですが熊本人気質として言われることも多いとか。

少し「おなかいっぱいありがとう」の意味もあるのかな。面白いですね。

別に壁にかけた鏡がずれていても、気になる言い回しがあっても生活に支障はないんだけど、そういうのってすこーーしづつストレス溜まっちゃいますからね。


明日からまた飲み込んで生きていくのでしょうか。
別に問題なさそうですけどね。

さて、今日のチンタメは話題騒然?新海誠監督のアニメ「天気の子」をご紹介しました。

前作「君の名は」が日本歴代ランキングの4位250億円超のメガヒット。アジアを中心に世界でも評判となりハリウッドではリメイク進行中。という特大のヒットの後の作品、期待が高まりますね。

雨がやまない東京に、離島から家出してきた16歳の少年、穂高と、親を失って弟と片寄せあって暮らす18歳の少女陽菜。ある不思議な体験を通して「100%の晴れ女」となった陽菜と商売をはじめて順調になるかと見えたのだが、それは大きな事件の始まりだった。

というお話。

新海誠とともにほとんどすべてのスタッフ、音楽のRADWIMPSとほぼ同じ陣容で、リアルな日常に日本の神話的要素が絡む構成も基本的に前作を踏襲しながら(どころかどうやらこの世界は『君の名は』と同じのようです)、まったく違う印象の作品になっているところが面白いです。むしろ「君の名は」を自ら否定するようなトーンも。

ずっと雨が降り止まない街、という点も終末SFのようですが、家出少年と親を失った姉弟が残酷な都会の片隅でなんとか生き抜いていく、という独特の「暗さ」は、徹底的にリアルに再構成された美しい映像とともに「少年少女VS社会」というテーマを際立たせていきます。

なんせ主人公の穂高少年の愛読書は「ライ麦畑でつかまえて」。サリンジャー的な作品とも言えそうです。

そんなわけで「僕と君が世界の中心となって世界を救う」話を好んで描いてきた新海誠としても意欲的な内容になっています。

そして現実社会が暗く重ければ重いほどリアルであればあるほど、「晴れ女」が呼び込む「光」の美しさと高揚感が、ファンタジックは「飛躍の鮮やかさ」が際立ちます。

そこにグイグイ入れ込んでいたというRADWINMPSの情緒たっぷりの音楽は(個人的にはちょい過剰かもと思いましたが)あらがえない高揚感にターボをかけるのです。

この映画「なかなか終わらないな」って正直思ったんですね。

つまらないわけではなくて、普通なら「このあたりで終わるのかな」と思うとまだ続く。さらにそのさきがあって、更にその先があって...で、「えええええ」ってラストになる。その先その先を描こうとするんですね。その先に本当の結末がある。

その向かう結論が決定的に違う。

個人的な意見では完成度なら「君の名は」のほうがずっと上。
主人公以外の描きかたは少し類型的で、お話もだいぶご都合主義的なところも。だけど、多分私はこっちのほうが好きです。

制作側も「賛否両論」って自ら言っちゃってますけど、たしかに意外なおわり方をします。どんな感想を持つのか楽しみ。

だけど、私は意外とそうでしょうね、って思いました。
だって「キミと僕」をずっと負い続けた作家さんですので。

さて、それはなにかは劇場でご確認を。

今週はここまで。
また次回です。スタッフ一同お待ちしています♪