今日のゲストはHANDSIGNのお二人、TATSUさんとSHINGOさんです。
2005年結成。ボーカル+ダンス+手話パフォーマンスという唯一無二の表現を追求するユニットです。
とにかくこのお二人の組み合わせが絶妙で、誠実そうで少し緊張気味のTATSUさんと始終人懐っこい笑顔で笑っているSHINGOさん、異常にガチャガチャに食いついているTATSUさんに明らかに狼狽して笑っているSHINGOさん。お二人は小学校以来の幼馴染でもあるそうで、それを聞いてなーるほどと納得。コンビネーションの年季が違いますね。
ゲストの出演部分はこちらから(LINK)
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)
HANDSIGNについては聞きたいことがいっぱいあって、興味津々でした。
なんといっても、手話を取り入れようと思い立つきっかけってなんなんだろうとか。
元々パフォーマンスはやっていたそうなんですが、ある日TATSUさんがテレビドラマ「オレンジデイズ」にハマったのがきっかけ。2004年に放映された柴咲コウさんと妻夫木聡さん主演のヒットドラマで、聴覚を失って心閉ざしたバイオリニストと福祉を学ぶ普通の大学生のラブストーリーですが手話が重要なポジションで登場していました。
それに興味を持ったTASHUさんがSHINGOさんと手探りで取り組み始めたそう。
「最初は手話の本を買って、歌詞に合う手の形を切り抜いて自分たちの楽曲の楽譜に貼って...」
本当にゼロから。その後、教えてくれる人に出会ってスキルアップしたそうですが、本当に興味をもってそこからのスタートだったそう。
そして自分たちなりのパフォーマンスを作り上げた。のはわかるのですが、そこから2009年にニューヨークの世界中のエンターテイナーが集まるアポロ・シアターで開催されたイベント『アマチュアナイト』のオーディションに合格して優勝。って、一足飛びで世界に飛び出したわけは?
「出たくて行ったんですけど英語も喋れなくて苦労して、オーディションで並んで」
並んで!思ったら即って感じですか?その行動力はすごい。でも世界のアポロシアター、そのオーディションも大変なようで。
「日本人ですからオーディション開始の10分前にはきちんと向かって。だけど行ってみたらもう1000人くらい並んでいるんですよ。結局5000人くらい並んで。僕たち9時に行ったんですけど、オーディション受けたのは夜の9時で」
12時間!並んだの?
当然、1人2秒でおしまいみたいな過酷なオーディションだったそうですが、そんな中でお二人はやりきって結果優勝へと続くわけです。その後はアマチュアナイト常連で「公認パフォーマー」として活躍したそう。すごいっすねえ。
そんなお二人の最新シングルが6月26日に発売された「声手(こえて)」です。
声と手というパフォーマンススタイルをそのままタイトルにしたこの曲。「僕が君の耳になる」「この手で奏でるありがとう」に続く実話シリーズ第3弾。日々直面する様々な出来事を、人との繋がりの中で「超えて」いこうというポジティブなナンバー。
「モデルとなっているのは耳が不自由なカフェ店員さんで、いろんな苦労、葛藤があるけれど乗り越えてほしいという思いと、「声」と「手」というHANDSIGN自身をかけているんです」
「14年活動する中で聴覚障害を持つ人との交流も増えて、誰にも歌えないことを歌っていこうということで始まった」実話シリーズ。YouTubeでは振り付け動画も公開されていて「みんなで一緒にやってみてほしい」とのこと。
動画がまた毎回人気俳優さんや話題の人がMVとして、ショートドラマを演じています。今回は早見あかりさんとアキラ100%さん。ぜひ観てくださいね。
いずれ福岡でもステージをお見せしたいと言ってくれたお二人。
まだまだ聞きたいお話たくさんあったんですが、今回は時間切れ。お二人と話しているとこう、包まれるような雰囲気があって人柄と、多くの人と心から接してきたことが伺えました。
続きは次回!またぜひ遊びに来てください。
HANDSIGN OFFICIAL WEBSITE (外部リンク)
バンさんが最近、全員写真に活路を見出した説。
スタッフ全員です。
そういえば、今週は月曜日にちんはMORNING JAMのピンチヒッターでお邪魔させてもらって、バンさんは、女性限定のスペシャルトークイベント『Skoop On Somebody レディースナイト「What is love?」』でMCをやらせてもらいました。それにまつわるメッセージをたくさんいただきました。ありがとうございます!
イベントの模様はダイジェストにして、7/7(日)19:00?19:30に特別番組にしてオンエアするそうですよ。どうやらバンさんがセンセーショナルに活躍してスクープのお二人も魅了した...という噂。ぜひ聞いてくださいね。
さて、今日のメッセージテーマは「つゆの話」。梅雨なので...
こんなんで来るのかしらと若干不安に思っていましたが、予想を超えるメッセージいただいて感激。水曜リスナーは他の番組に出れば、総掛かりで応援メッセージくれるしイベントすれば来てくれるし、いつもありがたいです。まじで。
でまあつゆです。
今日は「おつゆ」に関する話題に絞ってお送りしました。
面白かったですよね。
私達がぜーんぜん知らないおすすめのめんつゆだったり、手作りのつゆのお話だったり、辛いもの甘い物いろんなお話がいっぱいでした。
そんな中でちょっと話題になったのが「味噌汁を『みそおつゆ』という」話。
「おつゆ」とは言いますし「みそしる」は普通に言います。でも「みそおつゆ」って初めて聞いたってお話。ところが続々いろんなメッセージが届いて、どうやら飯塚周辺と佐賀あたりの一部では「味噌おつゆ」はありのよう。
その後ちょっと調べると、ちんは「おつゆ」というと「お吸い物」のイメージですが味噌汁自体を「おつゆ」という人もいるし、このおつゆは漢字で「御汁」おつゆだけじゃなくて別の読み方は「おつけ」で味噌の意味の「御味」をつけて味噌汁を「おみおつけ」というし、丁寧に丁寧を重ねて漢字で「御御御付」と書くのも一般的にあるなんて面白い話も見つけました。深い。
まそんなわけで盛り上がりましたが、結論としては、
?めんつゆ最高
?海外では「つゆだく」は「スープ!メニー!メニー!」で通じる(台湾で)
そんなところでした。ありがとうございます。
ちょうど一年前の私達。いっちょん変わらんですが一年って早いのね。
今日のチンタメ、先週は前田敦子さんを褒めましたが今週は香取慎吾さんを褒めてみました。
裏社会や社会の底辺であえぐ人たちを描かせたら天下一品の白石和彌監督、香取慎吾主演の「凪ぎ待ち」です。
今週はですよこの舞台の「石巻」を「いしまき、いしまき」て連呼していてもちろん「いしのまき」です。なんか勘違いしてそのまんま。すんませんでした。恥ずかしい!
で、気を取り直して。
今回の見所はなんといっても香取慎吾さんが「ギャンブルに溺れて完全に身を持ち崩している最低にダメ男、郁男」を演じるってことで、これを見事に演じきりました。てかびっくりするくらい本当にダメなんです郁男は。
恋人の亜弓(西田尚美)と娘の美波(恒松祐里)に連れられて、亜弓の実家のある石巻に。実家では頑固な漁師である父の勝男(吉澤健)がひとり暮らしをしている。今度こそはやり直そうと頑張る郁男でしたが、周囲の好奇の目と小さな町の誘惑に負けてまたギャンブルに。
やがて、ある事件をきっかけに亜弓は無残な死体として発見。それをきっかけに、あれこれと郁男の面倒を見てくれる優しい男の小野寺(リリー・フランキー)の世話の甲斐も虚しく自分のせいだと攻める郁男はさらに転落し、同じく自分の責任を感じている娘美波とも深い溝が。
さて、光の見えない状況で亜弓の事件は解決するのか、そんな中で残された人たち、そして郁男に光は見えるのか。
そんなお話です。
いやあ「クズ」ではあるんですが「ワル」ではないがゆえに、いつも自責の念と後悔に常に苛まれている分裂した郁男はそれゆえに周りの人間を惹きつけます。だからこそ裏切ることの罪も深く、それが彼をさらにさらに追い詰める。
そんな行き場のない地獄めぐりのような中で「喪失と再生」をテーマにしたこの映画は微妙な結論でかすかに希望を示します。さて、タイトルのように嵐を抜けて「凪ぎ」にたどり着くことができるのか。
重く苦しくそして心に染み入る作品ですが、やっぱり香取慎吾さんが素晴らしいですね。
ゾンビのように魂が抜けたように生きる日常、突如一瞬だけ顔を見せる暴力性、クラーっとなって(そのまんまカメラが傾く)ギャンブルをするときの微かな生命力。自責の念にかられて安易に自暴自棄になるダメっぽさ。あがいてあがいてあがいてあがきまぐる姿、お見事です。
元SMAPのみなさんは役者としても活躍していますが、また一つ開眼ってな風情の作品できました。
ご興味あればぜひ。
今週はここまで!
また次回です。