水曜日は気分だけはパリピなんですけどね。

今日のゲストは小原孝さん。

ピアニストにして作詞、作曲、編曲家。

国立音楽大学大学院を首席で修了。クロイツァー記念賞を受賞。大学での客員教授など教鞭も取り、某N局のご自身の番組は1999年開始でパーソナリティとしても20年。御本人は柔らかなジェントルマン。

素晴らしすぎませんか。

福岡も少し縁があって屋郡新宮町の新宮北小学校の校歌を作曲されています。
そんなお話を聞きながら、一貫して柔らかな笑顔で楽しそうにお話してくれる様子に、思わずこちらも顔がほころんでしまいます。

タイムフリーで聞いていただきたいんですけど、校歌って子供が伴奏しやすいようにとか音域を気にしたり大変なんですね。

そんなお話を聞いていて思い出すのが、多彩な活動で大忙しの小原さんですけど、どの活動も根底に「子どもたちに音楽に親しむ」というテーマがあるようです。

「子供の頃教えていた子たちがプロのピアニストとしてデビューしたりしてるんですよ」

と嬉しそう。

他にも楽しいお話がいっぱいだったんですが、今回の白眉はやっぱりこれ。
今日のガチャポンの質問「あなたの至福のとき」。

すると小原さん「今日ここに来る間に至福のときがあったんです」と言うと、いそいそとスマホを取り出して猛スピードでフリックし始めました。

「コレです!」
「うわぁぁぁきれい!」

でスタジオでわーわー言っておりまして、テンション上がりすぎて一切説明いたしませんでした。

せっかくだからそのままにしておきましょうと(なんでだ)、番組で紹介しなかったんですが(なんでだ)、皆さんの想像力と小原さんのツイッターフォロワー拡大を祈願してこの話おしまい。いやもうホントすみません。

ちなみに下の写真です。

素晴らしいでしょう。
上空からの富士山。

そして右は弘前の満開の桜です。

旅先での美しい風景に出会うと思わず写真に収めるそうで、それが至福のとき。いいっすねえ。

さて、そんな小原さんの最新アルバムが今日5月22日発売の「ピアノ名曲フォーユー~あなたが大好き~」です。なんと47枚目のアルバム。

「いろんなジャンルのクラシックからレッスンの思い出の曲なども収められていて」

アルバムは2枚組でみっちり収められた大ボリュームで充実の作品です。

「実は小さい曲も入れると65くらい」

その時その時の音楽をできるだけ後に残したいという思いもあるんだとか。

昨年なくなったジャズピアニストの佐山雅弘さんの作曲、忌野清志郎さんの作詞による「Hymn For Nobody」。作詞作曲のお二人とも懇意にしていたという小原さんはここでは歌も披露。

バラエティに富んだ作品です。

コンサートも予定されていますが、ここでは福岡での予定を紹介します。

小原孝ピアノリサイタル2019 ~弾き語りフォーユー~

2019年6月28日(金) あいれふホール
開場18:30 開演19:00


「第一部はアルバムから、第二部はリクエストを受けながら番組を作るという形式を考えています」

つまり、今回の素敵なアルバムの音楽とラジオで聞くことのできる小原さんの柔らかで楽しいおしゃべりや、ピアノをたっぷり楽しめるコンサートになりそうですね。

今回最後までとっても楽しいお話を聞かせてくれた小原さん。

私たちにそっと差し入れまでしてくれて、最後の最後までパーフェクト。
こんなおとなになりたかった...

ありがとうございました!

小原孝のピアノサロン (外部リンク)

さて、今日からソワニエ+ & ザ・メシュラン プロデュース『A級グルメ大食覧会 in JR博多シティ』がJR博多駅前広場で、5月22日(水)~5月26日(日)( 11:00-22:00 ※ラストオーダー 21:30)で開催です!

福岡の名店がずらりと並んで、この日だけのスペシャルなプライスで提供。
美味しいお酒とおいしい食事で満喫できるイベントです。

でまあ、番組中からずーっと話しておりましたけど、もう今日行く!と二人で相談していたせい。

宣言通り行ってきましたよ。

おなじみA級グルメの顔、Butchさんと謎のアジア人さんの楽しいMCに、今日のゲストはバンバンバザール。ってことで黒川修さんと田代ナナさんにkaedeさんもかけつけてなんだか賑やかな初日となりました。

番組のリスナーさんもいっぱい声をかけていただいて、楽しいお話もたくさんできました。

天気もよくって最高でしたよ。
みなさんもぜひ。

番組関係者も期間中、あっちこっちで見かけるかも。どうぞ声をかけてくださいね。
これはエエです。


さて今日のメッセージテーマは「パリピな話」。

パーティーピーポー。
春夏秋冬いつでも黒目の肌で上半身裸でテキーラとかの瓶を抱えてなんか知らん暗めの画像の中で目だけ赤く光らせてイエーイって集団写真揚げてる人たち(偏見)。

そういう過激派のパリピもそうですが、気がつけばあちこちでパーティーが。

外ならバーベキュー族、結婚すれば披露パーティー、結婚してなければ婚活バーティー。ママになれば持ち寄り会、友人と楽しくホームパーティー。子供の頃は悲喜こもごもの誕生会。老人会の花見なんかもそうですな。

考えてみれば人は生まれてから死ぬまでパーティーばっかりして生きている。人間はパーティーする人、ホモパーティエンスなのかもしれません。知りませんけど。

そんなわけで今日はパーティーに関する話を募集しました。

あんまこないかなと思いつつ、蓋を開ければ大盛況。

いろいろ楽しかったんですが、ちんがここんとこずっと思っていた「ホントにそんなにホームパーティーってあんのかな」に関しては、ハッキリ「いっぱいある」という結論に達しました。単に僕が寂しい人生だけだったんですね。知りたくなかった。

みんなそれぞれいろいろ楽しい思い出があっていいなあとか思いました。
そして「ホームパーティーの核は手巻き寿司」という結論にも達しました。

一方で「パーティーなんか嫌い」派もそれなりにあって、正直言ってちょっとホッとしましたとさ。

みなさんありがとうございました。

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さて、今日のチンタメは世界に誇る日本のホラーアイコン貞子が帰ってくる。

映画「貞子」の紹介と合わせて、日本が世界に誇る「Jホラー」というジャンルについてお話しました。

90年台から2000年台あたりに世界中でブレイクした日本産の恐怖映画「Jホラー」。

日本にも怪談や妖怪、恐怖映画はあったんですがそれらとは一線を画した、現代的でありながら欧米のホラーと異なる心がゾワゾワするような独自の恐怖映画。

個人的には「女優霊」や『ほんとにあった怖い話』あたりの評判からはじまった、80年台のおびただしい国内外のよくわけのわかんないビデオブームに乗っかる形で登場したホラー映画の数々、それは"見た者は1週間後に呪い殺される"という「呪いのビデオ」の恐怖を描いた「リング」で結実します。

画質の荒れたビデオを夜中に見るというカルチャーがあった時代だからこそ、テレビから這い出す怨霊がリアルにこわかった。

そこから「リング」とはまた違うストレートな恐怖の「呪怨」、全く異なる「CURE」や「オーディション」といった作品が、国内外で評判を呼び一大ムーブメントとなりました。

国の内外を問わず低予算で一定の収入が見込めるホラー映画は、いつだって無名の人々の熱意を育む場所。

J-ホラーと呼ばれた一群も、当時の無名ながら実力派の人々がよってたかって、ゆるく連携しながら作り上げたものでした。

その中心人物が監督では「Jホラーの父」鶴田 法男、「女優霊」「リング」の中田秀夫監督、呪怨の清水崇、さらに黒沢清、三池崇史さらに脚本家、監督として理論的支柱となった高橋洋。全体をひとつに纏める役割となった、元々自主制作のホープと呼ばれたプロデューサー一瀬隆重今となっては、日本映画界を支えるそうそうたるメンバー。

それらはやがて粗製乱造されて質的にも、なにより飽きてきてしまって収束。

その後も盛り上がったり下火になったりしながら現在までその人気は続いています。

その象徴的な存在が「リング」の「貞子」。

その人気はすさまじく、やがてホラーアイコンの枠を超えてパロディやCM、始球式にも登場。

J-ホラーというジャンルを作り上げたのも貞子なら、陳腐化させていったのも貞子でした。

近年はキャラ化著しい貞子を改めて恐怖の象徴に据えて原点回帰を狙ったのが今回の映画「貞子」です。

監督には14年ぶりに中田秀夫監督が登板。
このシリーズ、ヒロインを演じた女優がその後ブレイクすることでも有名で、1作目の「リング」は松嶋菜々子さん、「リング0バースデイ」では仲間由紀恵さんがなんと貞子本人を演じています。「リング3D」は石原さとみ、中谷美紀(『らせん』)「貞子VS伽椰子」では山本美月や玉城ティナ。

今回のヒロインには池田エライザを起用。もう目を見開いて落ちそうです。

病院で心理カウンセラーとして働くヒロインが、火事で記憶をなくした少女と出会ったそんな少女と向き合っていくうちに、秋川茉優の身の回りでは、次第におかしなことが続いていくことに。

で、弟はYouTuberなんですね。その弟にも災難が降りかかることで、茉優は大きな恐怖の渦に巻き込まれていく。

オリジナルの『リング』『リング2』に悲惨な目にあっていた登場人物の倉橋雅美が、オリジナルの役者さん佐藤仁美のままで、再登場して往年のファンにも喜ばれそう。

ま、ちん個人の意見はやっぱり貞子って面白く見てしまって少し興がさめるとこもあったんですが、近年の中では真剣に「B級ホラー」に取り組んでいてよかったです。

往年のJ-ホラーにも思いを馳せつつ興味ある方はぜひ。

今週はここまで。
また次回です。