番組がスタートした当初、約二年前に「水曜日のカンパネラがキャンペーンで来るよ」と聞いて、「マジですか!!!絶対インタビューさせて!」って食いついて、
予想通り(予想以上)にコムアイさんは面白い方で、(面白いっていってもしゃべりがお笑い的に面白い、とかじゃなくて、根本的な考え方、興味の方向、世界の捉え方、そんなところがとっても面白くて。)
この方は稀代のパフォーマー、時代のトリックスターかもしれん、ただ音楽の範囲に留まる人じゃないな、と言う事も感じました。
その後の、音楽グループとしての水カンの快進撃はご存知の通り。
コムアイさんの出演CMは「あの子誰?」みたいになり、アルバムは各音楽誌や音楽サイトでベストアルバムに選ばれ、ライブの動員はガンガン増え、しまいには武道館やアメリカのサウスバイサウスウェストでパフォーマンスし・・・
さあ、そんな充実の音楽活動を経て、コムアイさんはどう変化してるのか、もしくはしてないのか・・・
とか言ってますが、まだ大学を出たばっかですからね。
変化して当然でしょうが。
まあ結論から言うと、音楽活動が忙しくなったからといって、その色んなフィールドへの興味関心好奇心、その多種多様な情報や知識源から面白いと感じるものを選び取るセンスは、
全く変わってませんでした。というかますます鋭くなってるのかな。
とはいえ、武道館でライブが出来るような、音楽を中心としたグループとしてここまで活動が大きくなって、歌う事や音楽でパフォーマンスすることに関して欲が出てきてるというか、当事者感が増してるところも感じました。
対談の最初、その辺の変化をどう引き出してやろうかと手ぐすね引いてる感を出した私に「あれ?椎葉さん緊張してます?なんかたどたどしくなってません?」ってすぐ指摘するコムアイさん。
ほんと感覚的には獣のように鋭いですよ、相変わらず。
緊張じゃないよ、探ってたんだよ・・・
とにかく、今回も一応音楽インタビューではありますが、途中からは「コムアイさんの頭の中身を探検する」みたいな感じに。
TVに出まくってTVを遊んだときのこと、いつかは畑をやる生活に戻りたい、武道館の競技場として造られた時のこと、フェスに出ることでの変化、最近知ったカエターノ・ヴェローゾのよさ、歌舞伎や相撲の話、宗教とイベント事の歴史的関係、盆栽の面白さ、・・・・・
まあ音楽インタビューにあるまじきいろんな話に広がりすぎまして。
はい。例によってPodcastでぜひ完全版をお聴きください。
彼女の傑物具合、カルチャーお化け?具合がより伝わると思います。
卒論で調べたという能の装束の話とか、番組じゃなかったらもっとたくさん聞きたかったなあ・・・
このゴーストバスターズのパッチ具合もいいよなあ。ファッションアイコン、みたいな見方をしている人も多いでしょう。
そういう、つかみどころがない、の逆、つかみどころだらけなコムアイさんですが、いまの所はもう少し歌って頂けるようです。
もう、アルバム{SUPERMAN」でやった歌い方に若干不満があるようですし。
ただ、
「まだまだ、いろんなことを遊び尽くして、もっともっと面白い中身を持った人間になって、10年後くらいにもっと奥の深い芸を見せます」
「暇つぶしをもっともっとしないと」
ともおっしゃっていたので、10年後には同じような形じゃないでしょうが。
とにかく、その辺を感じていただくためにもぜひほぼ完全版をPodcastでお聴きください!
#やりたい放題、でもない #バラエティは枠にはまるのが面白い #そうなったらそうなったで面白くない #どんくらい売れてるんすか #私も畑やってるんで #こんな感じだっけ椎葉さん? #今年は音楽はいいか #小娘なんだけど人を見なくちゃならない #前はやる気なかった #もっと歌っていきたい #清志郎さんみたいに #不自然な場で自然でいられる #鼻歌みたいな気持ち #年とりたいなー #半分は神事 #興行のルーツ #日々そんな事ばっかり考えてる
コムアイ2.mp3
7.11のドラムロゴス、なにをやってくれるのか、どこへ連れて行ってくれるのか。楽しみです。
次回はこちらも前回大好評だった、SPECIAL OTHERS!!