久しぶりの、清川ニジヲさん登場でした。
・・・といっても、ご存じない方もいらっしゃるでしょうから、一応改めてご紹介を。
この番組の前身番組ともいえる、「うわさのかぎかっこ」。
水曜の深夜にお届けしていた番組なんですが、その番組で時々登場してもらっていた、「FM福岡のある街・清川の案内人」(街ブラコーナーのコメンテーター)であり、「映画や音楽にやたら詳しい謎の男」であり、そしてポッドキャストでは「同じ男子高出身者ならではのくだらなくも切ないトークの相方」である・・・
そんな方です。
ま、聴いていただければ、わかりますね。
今回は、石井岳龍監督の新作、福岡ではユナイテッドシネマキャナルシティ13で30日公開されたばかりの超弩級ROCK衝動映画、「ソレダケ」を二人で盛り上がって語りたい、ということでニジヲさんに登場して頂き、しゃべり足りない分はポッドキャストでアップしております。
そういうことなので、石井監督に敬意を表し、番組オープニングの曲も、変えてみました。
(泉谷しげるさんの、「翼なき野郎ども」。今聴いても、かっこよすぎる名曲ですわ。)
石井岳龍監督、と聞いてピンとこない方もいらっしゃるかな・・・
石井聰互監督ですよ。元の。数年前に改名されております。
「高校大パニック」「狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市 バースト・シティ」「逆噴射家族」で地元福岡出身のロッカーたちと共闘しつつ80年代前半をブッ飛ばし、その後も独特の手法・感性で他にはない映画を作り続ける、
その、石井監督です。
石井監督が、ここ数年追いかけていたバンド、ブラッドサースティーブッチャーズの超弩級の音に共振・共鳴した結果の、久しぶりにパンクでアナーキーな核の部分を思いっきり出した・・・
そんな、メガトンバズーカダイナマイト爆裂映画、「ソレダケ」!!!
染谷将太さん、綾野剛さん、村上淳さんといった、人気の俳優さんたちが、全員、これまでで一番危なくて、やばくて、ギラギラして、濃い役を演じている・・・
いや、演じているというより、自分の中に本来あったものを呼び覚まされている、と言った方がいいかも・・・
そんな映画です。
詳しくはオンエアで語りましたが。さらにポッドキャストでも語っておりますので、そちらも是非。
全編に、ブッチャーズの音楽、ブッチャーズの音の断片が流れ、映画にさらにエネルギーと凄味を加えていますので、ブッチャーズや日本のパンク、ロックが好きな方にも観てもらいたい!
そして、オンエアではニジヲさんにもう一本紹介してもらいました。
石井監督と同世代、こちらは大分出身、山本政志監督の「闇のカーニバル」。
石井さんがロッカーズやルースターズと共闘したのに対し、山本監督はじゃがたらやオートモッドなど東京のアンダーグラウンドシーンと共闘、でも出演者や手法は違えど、あの80年代初頭の独特の空気、カオスな世界観、何も持たない若い奴らの闇雲に爆発するエネルギー(つまり、パンクやアフターパンクそのもの)をフィルムに閉じ込めようとした。しかもつまらない大人の理屈は無視して、インディペンデントなやりかたで。
そして、そこにはアンダーグラウンドでパンクな音が必須。
そういうことなのかなと思います。
その辺の話も、ポッドキャストでもやってますんで、聴いてみてください!
あ、ちなみに、ポッドキャストで石井監督の映画のキャッチコピーの話になってますが、二人して「これは革命の映画ではない。映画の革命である」というキャッチがどうのこうの、と大盛り上がりしておりますが、これ、後で気がつきましたが、正解は、「これは暴動の映画ではない。映画の暴動である」でした。
お詫びして訂正します!
30年たってもロック衝動の純度を保っている石井監督に比べて・・・
記憶の純度(?)が全く保たれていない、我々二人・・・
だめだこりゃ(これも80's・・・)!
次回は、通常バージョンに戻ってゲストをお招きします。
今話題の、シティポップの新星、佐賀出身のNakakohさんです。お楽しみに!