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2012年6月

2012年6月11日 (月)

おもろい家族大賞~エベレスト編

6月1日のおもろい家族で大賞を受賞したお話。

ご本人様に写真を送っていただきました!

 

まずはその「おもろい家族」のメッセージからご紹介します。

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私の独身だったころのお話。
もう、15年ほど前になりますか。
当時、付き合っていた彼氏と、「お金を貯めて海外旅行でもしようか」と言う話になり、2人で住み込みのアルバイトをし、3ヶ月で1人50万ほど貯めました。
彼は、「ヨーロッパの山も良いよね」と言っていたので、私は早速、地球の歩き方を購入してわくわくしながら眺めていました。

ある日、「3ヶ月のオープンチケット往復分、安かったけ買ってきたよ」と彼。
「え?もう?どこに行くか決めたの?」と私。
「うん。ネパール」と彼。
「ふーん。ネパールってヨーロッパのどこ?」と私。
「インドの上」
「インド?インドってヨーロッパじゃないやん!」
「当たり前だよ」
当時の私はネパールがどこにあるのかもわかりませんでした。
なぜネパールを選んだのかと言うと、彼は子どものころからボーイスカウトに入っていて、キャンプや山登りが大好きで、植村直己に憧れていました。ヒマラヤには絶対に行ってみたかったそうです。

そして、ネパールへ。空港に着くと、目がギラギラした男の人と子どもが沢山いました。
タクシーの呼び込みと、荷物持ちの子ども達です。圧倒されました。

それから数日後、私達はヒマラヤにいました。
15キロくらいの荷物を背負って。
これから3週間も山歩き、トイレも整備されていない、お風呂はもちろん、シャワーも無しを当日知りました。道路なんてもちろん無く、人が1人通れる位の山道。ところどころに村があって、そこで宿泊、食事をいただきます。食事はほとんど、ジャガイモを茹でたものに、塩をかけていただいたり、少し大きな村でしたら、モモ(水餃子のようなもの)やダルバートカレー(豆のスープをご飯にかけたもの)をいただきました。
片道を10日間くらいかけて、目標のエベレストが真近で見れるところ(5545M)までたどり着きました。彼は興奮して、いつまでもいつまでもエベレストの写真を撮っていました。私は空気が薄いし、早く降りたかったので、写真をパパッと撮ってあげました。
下山も10日かかるわけで、時々私は不機嫌になりました。
暑くなり、途中にきれいな川があったので、彼はその水を美味しいと言って飲みました。ガイドブックには、絶対に真水は飲まないでくださいと書いていたので、私は飲もうとはしませんでした。拒否する私に彼は機嫌が悪くなり、怒り出しました。「水が無くて死にそうになってもお前は飲まんのか!」と。(むちゃくちゃなことを言いよる)と思いましたが、仕方なく飲みました。そうゆう気持ちで飲んでいるので、おいしくもなんともなかったです。

その後無事下山し、カトマンズ市内へ。
私はダルさで、顔がムスっとしていました。彼は、私の顔を見て、また怒り出しました。「せっかく来とるんやけ、そんな顔すんな!キツイなら寝とけ!」と捨て台詞を吐いて1人で観光に行ってしまいました。
でもその夜、腹痛で起きれなくなってしまいました。何度もトイレ行くようになり、血が混じってきました。パンツでも漏らしてしまい、明日は病院に行かなければと思いました。
そのパンツは洗面台に置きっぱなしにして、寝ていたら、彼がきれいに洗って、ドアノブにかけて干してくれていました。やさしいところもあるんだな、とおもいました。
次の日、病院にいくと、すぐに点滴。赤痢になっていました。
一緒にいて、パンツも洗った彼はまったくなんとも無かったです。
きっとあの川の水だよ!と攻めたててもしょうが無いし、とにかくきつかったので、ゆっくりさせてもらいました。

その間、また彼は観光へ。「すっごいおいしいとこで食べてきた」と報告を受けました。
それを聞いて、また私はムスっとしました。
点滴を受けてからは徐々に元気になり、私も観光へ。
絵葉書を買うことに。「あっ、ここ行ってきたね。エベレスト、見てきたね。」と私。
「え?こっちの山じゃないよ、この山の奥がエベレストだよ」と彼。
「えーーー!だって、こっちの方が高いやん」と私。
「下から見上げているからやろ!」
そう、私は、3週間もかけて山歩きしてきたのに、エベレストを見てこなかったんです。
エベレストの隣にある山、ヌプツェ(7800M位)をエベレストだと思っていたんです。
と言うことは、あの、5545M地点で撮った写真は?
もちろん、彼の後ろにある山が、ヌプツェです。
私の後ろにある山は、エベレストなんです。
彼にはかなり攻められましたが、川の水を飲まされたのでトントンにしてもらいました。
その彼と1年後に結婚して、3人の子ども達に恵まれました。
いまでも写真を見ると、美しい景色と思い出で、こころの財産になっています。
私の後ろには、しっかりとエベレストが写っています。

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そして・・・その写真がこちらです!

まずは送ってくださった女性の写真です。

Photo

背後にはエベレストが写っています。

 

そして・・・旦那様の写真です。

Photo_2

背後に写っているのはヌプツェ、

左端にちょこっと写った黒い岩肌がエベレストだったそうです。

 

送ってくださった、RNりんごさん、

ありがとうございました!

2012年6月 6日 (水)

見えました~~~!!!

金星の太陽面通過!!

JAMが終わってからスタッフ皆と屋上へ。

最初は「え?どれ?分からないよ~」と大騒ぎしていましたが、

太陽のちょうど、時計でいうと12時のあたりに黒い点がshinehappy02

まるで太陽のホクロみたいでしたsmile

太陽ってこんなに大きいんだな~とか、やっぱり天体ショーってロマンだな~とか

放送中に中島さんが大興奮だったのが分かるな~とか、皆で楽しみました。

写真は佐藤Dと一緒に見ているところですsun

Photo