コンシェルジュ デザイン書道家 太田さやかさん
https://www.sumiwaza.com/
(太田さんの作品がご覧になれるホームページです)
今回のコンシェルジュは「デザイン書道家」と言うお仕事の方。
太田さやかさんのお仕事は、パッケージデザイナーだった経験を活かして 現在は
デザイン書道家として、店舗ロゴ、webロゴ、映像などの広告媒体全般に使われる商用の
筆文字を書くお仕事をされています。
まず太田さんに「書道家」と「デザイン書道家」の違いについて伺いました。
(太田さんの見解です。)
書道家は、書に於いて高度な知識や技術を持っている「書」の専門家です。
なので書家の方たちは、主に作品制作を生活の中心にすえて、自己の芸術性を高めていく、
それを追求していくことを生涯に渡ってされている方、と言うのが「書道家」。
デザイン書道家は、依頼を受けて書くので、ある意味「自分を抑えて書く」と言う部分も
あると思います。もちろん書いた人の個性や特徴は、出ていなきゃいけない。
でも、独りよがりにならないようにする。またどんな依頼にも答えられるように
色んな書体を書けないといけません。
太田さんの最初のお仕事とは。
熊本の会社「マルキン食品」の元気納豆のパッケージデザイン。
このパッケージの「山葵」を太田さんが手がけました。山葵のつんとした辛味を
筆の先を尖らせて出したりして頑張ったそうです。何十枚と書いた中の1枚です。
デザイン書道の魅力
基本的に制約がない。
書き順を守るとか、二度書きがダメとか、なくて自由に書けます。
イメージに合わせた 多種多様な表現ができる。
筆、紙によっていろいろ変わります。
書き手のオリジナリティーが出る
筆文字で書かれたロゴの飲食店は「繁盛する」と言うジンクスまであるそうです。