今回は、明かりについて考えてみました。
コンシュルジュはランドケープコンコード代表、照明士の
高良年彦さんです。
高良さんの会社「ランドスケープコンコード」のホームページです。
https://landscape-c.com/
照明士とは・・・?
家だったり建物だったり店舗だったり施設の、
照明計画を立て、照明器具を付けていく、というお仕事を
しています。
高良さんはお仕事柄、どこか建物に入ったらまず天井を見てしまうそうです。
照明士さんのお仕事は資格などなくてもできる仕事だそうですが、資格があったほうが
幅広い仕事をすることがでるそうです。
目の仕組みから始まり、見える光、見えない光・・・と言ったことから、
国の基準についてなどの資格まで・・・。とにかく様々。
「明かり」と言っても時代によって様々です。
最初に人工的な明かりを作ったのは「エジソン」です。
学校でも習いましたよね?「白熱電球」。
ここから時代が進んで、蛍光灯、水銀灯というものが出てきました。
LEDなんですが、20年前くらいからありますが、照明として普及し始めたのは10年ぐらい前。
それでも一般的に暗い、とか光が人工的すぎる、とかいろいろありましたが、最近では
一般的な照明として、広く受け入れられています。
それぞれの特徴として・・・
白熱球
光の明るさはそこまで明るくありませんが、光がすごく暖かくて、
調光したときなんかは、蝋燭のように赤くなったり、
すごく自然光に近い光を発します。
蛍光灯
隅々まで明るい、と言うのが特徴です。
水銀灯
体育館や倉庫、道路の街路灯、トンネルの中などに使われていて
すごく少ない電力で明るくて寿命が長い!
そして寿命が長い!と言えばLED!これは画期的な長さです。
LED
最も画期的なのは「明るさ」「寿命が長くて消費電力が少ない」。
2020年には蛍光灯、水銀灯の生産が終わるそうです。
続いて演出の話。
光を明るくしている、と言う店舗は?
なんと「コンビニ」です。ほかにもスーパーやデパート。
人が集まるところは、明るいです。
また飲食店の場合。そこは夜だけでなく昼もあるのか?
客単価はどれくらいなのか?を調べたうえで明るさを決めます。
例えば、ラーメン屋さんなど「客単価が安い」ところ、回転が
早いところは明るく。だそうです。
また居酒屋さんは暗めに設定。ですが小さな光を、いろんな所にちりばめて、
賑やかな感じにする。
また、時間によっても調光する。
昼は明るめ夜は暗めに落ち着いて・・・。
バーなどは暗めに設計します。
照明って普通天井に付いています。それを高さを変えて
壁に付けたり、下から上へ照らす。こうすることによって
落ち着いた空間を演出できます。
学校は?学校はJIS基準で、最低でも光が何ルクス以上にしなさいという
決まりがあるので、どこも同じような光だと思います。
明かりってなんだか奥深いですよね?。