九州は食の宝庫、なんて言われます。豊富な自然に豊富な食材・・・
その中でも今回は、チーズにスポットを当ててみようと思います。
なんとここ九州に「日本一」になったチーズがあるんです!
北海道じゃないの?と思いがちですが、九州なんです。
今回は日本一のチーズを作り出したチーズ職人,
湯布院チーズ工房浦田健治郎さんです。
通称「うらけん」さんは・・・
昭和33年、母の実家がある日田市で生まれ、5歳の時に父の実家がある由布市に引っ越す。
高校卒業後、北海道の農業専門学校へと進学、農業専門学校卒業後はアメリカへ留学(2年間)。
牧場で酪農の実習を行う。22歳、23歳で帰国し、地元の由布院で酪農の仕事をスタート。
2001年、40歳の頃、酪農業からチーズ製造業へと転職。工房を立ち上げる。
そして、2009年度の「オールジャパン・ナチュラルチーズ・コンテスト」のウォッシュタイプ部門に
出品した「マットネ・ロッソ」が、全商品の最高賞である『農林水産大臣賞』を受賞。
東京以西では初の栄誉に輝く。
と言った経歴をお持ちです。
湯布院チーズ工房https://www.yufuincheese.com/
うらけんさんは・・・
小学校の頃は勉強が嫌いだったがテストはできた。中学校の頃は野球に熱中。
高校は進学校に入学するものの、勉強するクセがついてなかった為、
北海道の農業専門学校へと進学するコトに。
農業を志したキッカケは、スポーツ少年団の交流事業の一環で
ドイツに行くコトになったとき、パスポートを取得する際、
農業関係での海外移住を募集するチラシを見て、憧れるように。
農業の中でも酪農に興味をもったキッカケは?
北海道で初めてホルスタインを見て感動。酪農の仕事が面白いと思うようになった。
ここで、初めて勉強するコトに熱中。夢があったから勉強できた。
酪農はアメリカから日本に入ってきた産業の為、
2年間北海道の農業専門学校で勉強した後、アメリカに渡り、
牧場で2年間実習の勉強をするコトに。
アメリカでは楽しむコトは後からでもできると、
観光などをまったく行わず、勉強に没頭する。
そんなアメリカから、何歳の頃に帰国したのでしょうか?
22歳、23歳の時に帰国し、実家の酒屋でアルバイトをしながら
由布院で酪農の仕事をスタート。
酪農の仕事は広い牧場の中で働くイメージだったが、
実際に始めたら酪農の仕事は違った。
具体的に、どのような部分がイメージと違ったのでしょうか?
搾った生乳はタンクに入れて持っていかれる為、つくる喜びもなく、
動物をつかった工場で働いている気分に。
そして、当時産直ブームが始まり、チーズづくりに
興味を抱くようになりました。
そして、チーズを作り始めて、8年後に日本一に!
2009年度の『オールジャパン・ナチュラルチーズ・コンテスト』の
ウォッシュタイプ部門に出品した『マットネ・ロッソ』が、
全商品の最高賞である『農林水産大臣賞』を受賞。東京以西では初の栄誉に輝きました。
「マットネ・ロッソ」とはイタリア語で「赤いレンガ」の意味。
ウォッシュされた表面がほんのりと赤味を帯びていることから名付けた。
浦田さんがウォッシュタイプの製造に
取り組み始めたのが今から2年前。
「マットネ・ロッソ」は今夏初めて製造した作品。
『マットネ・ロッソ』は、2日おきに手入れを行いながら、6週間熟成させる。
チーズを発酵させる為の酵素にこだわる。沖縄の泡盛の麹菌が原料の
デンマーク産の酵素を使用しています。
今回は日本一に輝いたチーズのお話でしたが、次回は基礎知識などもうかがいます。