簡単、手軽に薬膳を - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
fmfukuoka

簡単、手軽に薬膳を

コンシェルジュは薬膳料理家、国際中医師forrest代表の
しらがきひろこさんです。

今回も薬膳についてのお話しを伺っています。
食事で体を整える。
一つ一つ、ス―パーなどで買う食材にも薬膳的な考え方の
効能があるので、そこを組み合わせてその人に合わせたお食事をする、
というのが薬膳の考え方でしたね。

今回はいろんな悩みに答えていただきました。
例えば「冷え性」
体が冷えると良くない、と言う話は聞きますよね?
冷えは万病のもと、と言われているので解消してほしいと思います。

しらがきさんがオススメなのは「薬酒(やくしゅ)」。
お酒は百薬の長と言われますが、お酒って適量であれば
体にいいモノ、とされています。
飲み方、量にはとにかく気を付けてください。
(体が温まる程度に飲んで下さい)
それと、夏は使いません。寒い時期に飲むのがいいと
されています。

続いて「ダイエット」
何事もバランスが大事です。
食べるのも、運動もバランスが大事になってきます。
ただ、体を沢山動かして、過度に汗を出す、というのも薬膳では良い事では
ないので、本当は気功、ヨガ、太極拳などゆっくりと氏した動きが
良いとされてるんですが、食べ物も、甘いものを食べすぎると
体の中に脂質が溜まると言われて、下半が太っていらっしゃる方は
甘いモノ好きな人が多い!また年配の方は
「膝に水が溜まる」と聞きますが、じゃあ水抜けばいいじゃない?と
思う方もいるかもですが、根本治療ではないのでまた溜まります。
当分、油モノ、甘いモノ、冷たいモノを取りすぎないように
した方がいいかと思います。

常に常に体が「疲れている」とき
こういう時は「気」が足りないと言われます。
気って目に見えないですよね?
気ってすごく大切で、これが体を温めてくれたりとか
何かを押し出す力、これも気のエネルギーの力なんです。
「気」がないってのが怖いんですけど、
「気」は発起薬と言って、気を養うものなので、「ナツメ」を
食べたりとかって言うのが一番おすすめです。
ただ、ナツメってなかなか手に入りません。そこで
一番のオススメは「お米」です。
気って、昔の漢字で書くと「氣」・・・ほら
米が入っているでしょ?

ただ、米も食べ過ぎると糖が・・・ってなりますが、
砂糖甘いものと、気を養う甘さでやはり違います。
砂糖は脂質が溜まりますが、米は健脾(けんぴ)と言って
胃を整えてくれるんです。
特に朝お米を食べるってとても大事で、脳のエネルギーは
糖質でしかないという風に言われています。

あとは気を養うもので言えば、パンとかもそうですが、小麦は
身体を冷やすので摂りすぎると体の冷えとかに繋がりますので、
しらがきさんはあまりお勧めしていません。
かわりに「おいも類」そして「黄色い食べ物」(とうもろこしとか
カボチャとか)そういったモノも気を養ってくれます。
あとはキノコ、特にどんこ(しいたけ)も良いそうです。

ほかにも・・・
通念を通して胃腸を守る事が大事で、胃腸を冷やさないのが
とっても大切になってきます。そこで冷たい飲み物は飲まないなどが
大事です。
お茶を飲むのが薬膳的にも良いと言われていますが、お茶にキンカンを入れるのも
良いと思います。
香りが気を巡らせてくれるそうです。
また、緑茶は体を冷やす(いくら暖かくても)そうで、紅茶や
プーアル茶がいいそうです。

身体を冷やさない、胃腸を冷やさない・・・とにかく冷やさないことが
大事みたいです。あと 気 ですね!!


パーソナリティ


今村敦子

月別アーカイブ