言葉を操る「コピーライター」 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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言葉を操る「コピーライター」

前回は、消防士とプロのウェイクボーダーという2足のわらじで
頑張っている、梅本修平さんにお越しいただきましたが、
今回も2足の草鞋シリーズ!

今回は、コピーライターとアーティスト(絵を描く)言葉と絵で表現するお仕事を
している西村麻里さんをコンシェルジュにお迎えしました。

コピーライターは、ウェブやCMで、どのような言葉、世界観を作るか?
と言う事を考えたり、商品のキャッチコピーや企業のキャッチコピーを
考えたりするお仕事です。

元々デザイナーだった西村さん。しかし、昔から言葉が好きだったことや、
周りから「コピーの方に進んでみたら?」と言われたことをきっかけに、
コピーライターの学校に通って、様々な賞を受賞し、煌びやかな
デビューを飾りました。

一番最初にお金を頂いたお仕事は、熊本の酒造メーカーさんのコピー。
そのコピーは・・・
「セクシーサポート飲料」
これは女性向けの商品が出た時に考えたコピーだそうです。

このコピーを考えるのに、当時、1000個くらいの案を出したそうです。
(今では100から200くらいだそうですが、それでもすごい数のコピーですね!)
1000個出して、たった1個が残る・・・
1つの事を、掘り下げて掘り下げていく作業なんでしょうね。

また、にしまりさんの代表作は、エステのコピーで・・・
今死んだら あの太った人になってしまう。
これはニシマリさんがお葬式の受付をしている時に体験したことで、
亡くなられた方と古い付き合いの方が受付に見えて、
「この方って、あの太った人でしょ?」と聞かれたことから
思いついたコピー。
毎日の中にコピーって意外と転がっていて、常にメモをしているそうです。

にしまりさんが影響を受けたコピーライターは数多くいらっしゃいますが、
中でも手島 裕司さんに影響を受けたそうです。(部下としてコピーライターの
活動をスタートさせた、と言うところもあります。)
にしまりさん曰く、難しいことを柔らかく言う天才だそうです。

また、コピーライターになるために教えること、教わることはなくて、
自分でいろんなコピーを見て、この人はこの事をこういう風に言い換えるんだ、
と研究していくしかないそうです。

西村麻里さんの好きなキャッチコピー

国井 美果さんの資生堂のキャッチコピー
「一瞬も一生も美しく。」

岩崎 俊一さん
「やがて、いのちに変わるもの」ミツカンのキャッチ。
なんか後からじわじわっと来るキャッチコピーです。

この言葉に行く付くまで、どれくらいの言葉を出していくのでしょう?
たった何文字の中に その企業の思い、理念みたいなものが詰まっています。
まさに言葉を操る仕事ですね!!

次回は、もう一つの顔「アーティスト」としての1面をお話していただきます。

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