今回のコンシェルジュは「二足のわらじ」で頑張っていらっしゃる方、
しかも、プロのウェイクボーダーと消防士さんです。
コンシェルジュはプロアスリート公務員 梅本修平さん
梅本修平さん(左)とウェイクボード
消防士でありながら、プロのアスリートとして頑張っている梅本さん。
今回は消防士の顔という事で、消防士のお仕事や、火事にならない為に
私達が気を付ける事などを伺っていきます。
梅本さんは、北九州市消防局八幡西消防署に勤務する現役の
消防士さん。
消防士のお仕事は
消火、救助、救急、防災、予防、指導の主な6本柱。
「消火」消防隊やはしご車隊
「救助」交通事故・閉じ込め・転落などの人命救助
「救急」応急処置をしながらの搬送
「防災」災害発生時の本部機能、防災計画の作成
「予防」地域市民の防災組織の育成・火災予防の普及啓発
「指導」事業所の立入検査・消防法違反時の是正指導
消防士さんの1日。(災害のない主な1日。北九州市の梅本さんが努めている管轄の場合)
9:00?9:30 交代、車両・機材点検
9:30?10:00 出動訓練・図上シミュレーション
10:00?12:00 立入検査、防火指導(デパート、飲食店、学校など)
12:00?13:00 昼食
13:00?16:00 訓練(消火・はしご・救助・救急・情報収集)
3交代制です。シュミレーションや訓練など、いつ出動命令が来てもいいように
準備をする、との事。
そして主な出火原因も伺いました。
平成29年度の北九州市の場合です
31年連続で1番多い出火原因は放火・放火疑い
続いて、タバコ・コンロ。焚火、配線器具と続きます。
放火、放火疑いが一番多いってちょっと驚きです。
4番目に多い配線器具。
配線出火等経年劣化が主ですが、コンセントプラグに埃がたまって出火する
トラッキング現象が多い。
1年に一度、テレビや冷蔵庫のコンセントの確認などで防げるのかなと思います。
こんろ火災今、IHの火災が増えているとか・・・
IHは出火しないは大きな間違いです。天ぷらや揚げ物など節約して、少量の油で揚げ物をすると
センサーが反応するより、早く発火することもあります。急激な上昇でセンサーが
追いつかないそうですよ。いくら便利になっても、火を使う時は
必ず近くで火を見る。これは鉄則です。
また最近は「IH用汚れ防止カバー」が
センサーを阻害して出火することもあるそうです。
私達が「気を付ける予防法」
〇放火・・・家の周りに燃えやすいものを置かない。置く場合は容器で目隠しを。
ごみは指定の日時に出す。倉庫・車庫には施錠する。
家の周りを明るくする。(自宅周りの暗いところにセンサーライトの設置)
ご近所で注意し合う
〇たばこ・・・寝たばこをしない。吸い殻入れにコーヒー豆や水分を含ませる
〇こんろ・・・その場を離れない。(センサーを過信しない
〇たき火・・・初期消火準備をする、強風時は中止する
〇配線類・・・1年に1回配線・プラグのチェック
その他...
春の火災予防運動(3月1日?3月7日)
冬も峠を越え、火の取扱いの緊張感が緩む時期、空気の乾燥が継続しており風の強い日が増えるため
火災の発生・拡大危険について注意が必要な時期。地域の防災訓練などありましたら積極的に参加しましょう。
(注意点)・ストーブを選択干しにしない・暖房器具の近くに
カーテン等がないか再点検・電気ストーブ付近に可燃物がないか再点検。
色々教えていただきました。是非実行して火事を起こさないようにしましょうね!
次回は、プロのウェイクボーダーとして梅本さんに登場いただいて、
ウェイクボードの魅力をお話ししていただきます。