今回のコンシェルジュは、御年90歳の現役弁護士さん。
しかも九州初の女性弁護士 湯川久子さんをお迎えしました!
先生のプロフィールです
1927年、熊本県生まれ。中央大学法学部卒。
1954年に司法試験合格、ほどなく結婚。
1957年"九州第1号の女性弁護士"として福岡市に開業。
2人の子を育てながら、60年を超える弁護士人生の中で、1万件以上の
離婚や相続などの人間関係の問題を扱い、女性の生き方と幸せの行く末を
見守り続けてきた。
1958年より2000年まで福岡家庭裁判所調停委員。
調停の席につく際は、あえて弁護士バッジをはずし、人生の先輩として家族問題の仲介に。
相談者の心をやさしく包み込みながらも、力強い口調で背中を押し、
もつれた人生の糸をほどいてきた。90歳の今も現役。
世代をまたいで訪ねてくる相談者も多い。
そして湯川さんの長い弁護士経験をもとに、今回本も書かれました。
人を裁かず、心をほどく。
90歳の現役弁護士が見つけた、自分らしく生き抜く知恵。
ほどよく距離を置きなさい
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3663-3
本当にお洒落で、優しい雰囲気をお持ちの湯川さん。失礼ですが・・・90歳には見えません!
弁護士を目指すきっかけは、とにかく家を出て(湯川さんは熊本出身)東京に
行きたかったから。弁護士を目指したのではなく、弁護士を目指して
勉強するならば、東京に行ってもいい」と言う父親の言葉から
だったそうです。(湯川さんのお父さんも弁護士でした。)
しかし、もともと法律に興味のなかった湯川さんは、文学を勉強し始めます。
もちろん、お父さんには内緒で・・・。
しかしながらこのままでは、という事で法律を学び、九州で最初の
女性弁護士になります。
(当時、東京大阪には女性弁護士はいらっしゃったそうですが、九州には
一人もいなかったのです。)
先生が印象に残っているお仕事は「養子縁組」のお仕事。
様々な理由で子供を育てられない親が当時は多かった、そんな中で、
そういった子供を育てたい、と言う人も多かった。
特に、外国人の夫婦(例:奥さんが日本人で旦那さんがアメリカ人)で
子どもに恵まれなかった夫婦は、恵まれなかった子どもに対する
愛情が深かったそうです。血のつながり等関係ない、と
感じた出来事だったそうです。
現在も現役で弁護士を続けていらっしゃいます。
先生の元には、人間関係で悩んでいるかたが多く相談に
訪れます。
裁判は好きじゃない、と言う湯川さんがおっしゃるには、
「だいたいは2,3時間話をして解決する事が多い」そうですよ。
そんな人間関係に悩んでいる方におススメなのが・・・
先生が書かれたこの本です!
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3663-3
湯川久子さん著「ほどよく距離を置きなさい」
次回はこの本の中から、人との距離のおきかたなどを伺っていきます。
夫婦間、仕事での人間関係どなたにもあてはまると思います。