ザ・ロングセラー - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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ザ・ロングセラー

・・・と言っても「本」や「CD」のお話ではありません。
今回は文房具の世界でのロングセラー商品を、雑貨館INCUBE広報の
大谷さんに御紹介頂きました!!

まず大谷さんからご紹介いただいたロングセラー文具は・・・
ツバメノート
つばめノート_150.jpg
誰もが見て「懐かしいな」と思うノート。このノート、最初に出たのは
昭和22年(1947年)、今年で70年を迎えるノートです。
このノートの凄いところは、70年前から表紙のデザインが全く変わっていない点。
もちろん日本で作られていて、中がフールス紙を使用していて、筆記用としては
最高級の品質となっている。筆のノリがいい!そうです。
中の色も、蛍光染料を少なめにして目を疲れないようにしてあるとか、
様々な工夫がなされているのです!
黒沢明監督が愛用していたり、アニエス・ベーが本国に持ち帰った、
と言う逸話も残されています。

続いてのロングセラー、皆さんスケッチブックと言ったら
これを思い出すでしょ!!
Marumanのスケッチブックです!
丸万のスケッチ_150.jpg
いつから作られたかは定かではないのですが、量産されたのは1958年から。今年で59年目になります。
このMaruman(マルマン)と言うメーカーは、紙にすごくこだわりを持っていて、独自で開発した紙を
14種類も持っています。なので、其々の用途に合った紙を開発して作っていて、なおかつ
ノートなどを作っている工場が宮崎にあるという事で、九州として頑張って欲しい!スケッチブックです!
ハガキサイズから大きいものまで、サイズも様々です。

続いてのロングセラー、ペン類です。
サクラクレパス ボールサイン
サクラクレパス_150.jpg
ボールペンなんですが...ボールペンって中のインクが大きく分けると3種類あり、
油性、水性、ゲルインクがあるんです。で、このゲルインクボールペンって言うのが、日本が
発祥のインクです。ゲルインクボールペンの何がいいのか?ゲルインクボールペンは、
水性、油性のそれぞれの良さを持ち合わせたインクなんです。
水には流れないけど、水性のようにサラサラ書けるんです。
今のボールペンのほとんどは、このゲルインクボールペンなんですが、
サクラクレパスのボールサインは、世界で初めてゲルインクを搭載した
ボールペンなんです。1984年発売スタートで今年で33年目。

続いて・・・テレビ局、ラジオ局でよく見ます。
良く使ってます!ぺんてるのサインペンぺんてる_150.jpg
このぺんてるのサインペンは、世界で最初にサインペンの形を作り上げました。
その昔、NASAで採用されて宇宙にも行った事があるペンです。

ぺんてるの万年ケリー
万年蹴り0-_150.jpg
パッと見、キャップ式の15センチくらいの長さの小型のタイプのシャープペンなんですが・・・
キャップを外してシャープペンのお尻につけると・・・キャップなのにノックが
付いているんです。1971年から作られている名作です。
凄いです!
良いシャープペンと悪いシャープペンの見分け方がありまして・・・
芯を長めに出します。で、その芯を引っ込めて下さい。
抵抗するんだけど守られているようにスッと入っていくシャープペンは
良いシャープペン、引っかかって入っていくのが悪いシャープペンです!
テクノロジーがすべて詰まっている万年ケリーは
おススメらしいです。

ステッドラーのルモカラー
ステッドラー_150.jpg
油性サインペンです。ドイツのメーカーで、鉛筆を世界で最初に作ったと言われています。
ペン先に薄いフィルムコーティングがされていて、キャップを開けたままにしても
2日間は乾かないんです。実力のあるペンで、実際に自衛隊でも使用されているそうです。
こんな感じで、ロングセラーって結構いっぱいあって、いまでも定番で使われているもの
ばかりなんですね!そして、日本の技術の高さを証明できる商品ですね!

パーソナリティ


今村敦子

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